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反転、膨張。変わって染まって?
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その正体は髪を綺麗に纏め、白いタキシードに身を包んだ亜美佳である。彼女は面食らう一同をそのままに、優雅に美和へと歩を進める。
「え? あれ? どういう……」
狼狽えている美和だったが、いつの間にか亜美佳が歩み寄っている。メロメロ軍団が取り囲もうとしたが、彼女は目を見開き、
「美和さんを幸せに出来るのは私よ! そこの取り囲んでるアナタ達、退きなさい!」
とよく通る声で叫べば、取り囲もうとした軍団が思わずのけぞる。彼女のろっこん『旋動のバレンティア』が発動した所為でバージンロードに飾られた花びらとリボンが舞ったのだ。
「きゃっ?! な、何? 何が起こってるの?!」
「大丈夫だ、美和さん。僕がついている」
突然の事に困惑する美和を俊介が庇う。だが、覇気を纏ったような印象を受ける亜美佳に怖気づきそうになってしまう。
(凄くかっこいいな……。確か寝子小の先生、だよね?)
千恵は見覚えのある先生のかっこいい一面を見、ちょっとドキドキ。これで生まれた隙を狙ったのだろう、小枝は美和へジャンプを敢行するがひょい、と亜美佳に捕まってしまった。
(ごめんね、子猫ちゃん)
(ど、どうしよう、美和先生が近いのに~)
亜美佳は子猫を美和に渡し、優しく微笑んだ。
「今まで恋愛でうまく行かなかったって言うけれど、その男たちも見る目が無いわ。貴女の魅力に気づけないなんてねえ? そこの彼はそうでもないみたいだけど」
と俊介に悪戯っぽく笑うと、彼女は美和へと手を伸ばす。
「私、こう見えても力はあるからお姫様抱っこも朝飯前よ。こういうシチュエーションも悪くはないんじゃない?」
「まぁ!」
まさか結婚式に「ちょっとまった!」されるなんて予想もしなかっただろう。乙女心最高潮とでもいえるような紅潮っぷりである。
「僕も、お姫様抱っこはできるよ?」
なんと! ここで俊介がにっこり微笑んで引き留める。僅かに亜美佳と俊介の間で火花が散ったように見えたのは気のせいか。気のせいですよね?
(どうしよう! これって、奪い合いなのかしら? 私の為に争わないで! というものなのかしら~)
思わぬ展開に顔から湯気が出そうになっている美和の裾を引っ張る者が一人。綾花である。
「美和ちゃん先生! お色直ししましょう!」
その後ろには夏朝や綾花にドレスの手配を頼まれた者達がずらり。どれも素敵な物ばかりである。
「こ、こんな時にお色直しだなんて……! でも目移りしちゃうっ!」
美和はふらふらとドレスの方へと流れてしまう。彼女は色とりどりのドレスに見入り、どれにしようか考え始めた。
(今かな?)
そこで英二は「カウントダウン開始」と口遊む。彼の印象は薄れ、ろっこん『薄い存在感』が発動。100秒の間、周囲は英二の存在を「赤の他人」と認識する。
亜美佳と俊介が何か言いあっているように聞こえる中、美和はドレスを見比べ、どこからともなく運ばれた姿見を見ながら合わせている。綾花は褒めながらも美和の胸についた吸魂ミルちゃんを潰す機会を狙う。英二はその後押しをすることにした。
「あーん♪ どれもかわいい!」
美和がドレスを鏡の前で合わせながら困ったように笑う。綾花は後ろから別の色のドレスを持ってきて
「美和ちゃん先生にはこっちも似合いそうですね」
と鏡の前で合わせようとして胸についたミルちゃんを目視。
「先生、ちょっとまってくださいね」
綾花はそつなくごみを取るような流れで手を伸ばそうとした。が、運悪く美和を褒める外野の声。美和が上半身ごと振り返り、手が伸ばせない。
(それならば)
英二は今、『佐藤英二』としてではなく、別の何者かという認識になっている。彼はそれとなく綾花の方を向かせるべく「まだ合わせているところでしょ?」と苦笑を浮かべたように向き直らせる。
背後では亜美佳と俊介が、美和を巡りなにか話しているように聞こえギャラリーも興味を持っているようだ。
(美和ちゃん!)
小枝は子猫姿で美和のもとに駆け出す。そしてテーブルを足場に美和へジャンプ! それを追いかけた千恵は猫を受け止めた美和へと声をかける。
「先生、ちょっとじっとして!」
「え? ええ?!」
美和が困惑しているところへ、別の何者かが声をかけようとしてくる。これでは埒があかない、と動いたのは夏朝。
(本当は、美和ちゃん先生を驚かしてその隙に潰すつもりだったんだけど……)
彼女は小麦粉の袋を思いっきり割り、周囲を白に染める。
(今だよ!)
夏朝の声に、綾花が手を伸ばし……胸についたミルちゃんをぷにゅ、と潰してしまった。
吸魂ミルちゃんが潰され、効果が無くなると……我に帰った人々は皆どこかへと返ってしまう。そこに残ったのは、沢山のケーキ、ケーキ、ケーキ。
「お兄ちゃんに持って帰りたいけど、大丈夫かな……」
「ここにケーキを入れる箱があるし、お持ち帰り自由かもしれない」
ケーキに目を輝かせる千恵に、夏夜は箱を見せて予想を語る。一方、ろっこんが解除された英二はののこに「まだケーキ食べる?」と聞いてちゃっかり彼女の横をキープ。共におやつを楽しんでいた。
「アレは夢だったのかしら……」
「先生……」
美和ががっかりとした様子で呟き、綾花が何かフォローしようとした。が、すかさずハンカチを差し出す者がいた。俊介である。
「まぁ、あれは夢だったのでしょう。先生、元気を出してください」
「……黒崎先生、ありがとうございます」
美和は礼を言うと、そっと涙を拭う。その様子を少し離れた所で見ていた深夜子は
「……結婚は夢だったのかもしれないけど、なんか羨ましく見えるわね」
と、ケーキを食べながら呟くのだった。
因みに彼女が胃もたれに苦しみ、尚且つ体重がぐっ、と増えて「だ、ダイエットしなくちゃ……」と頭を抱えることになるのはこの数時間後の事である。
「ふぅ、出る幕なかったかしら? でも……」
タキシード姿のままの亜美佳はさり気無く美和を気遣う俊介を見、なかなかお似合いの2人かもしれない、と思いくすり、と笑った。
美和ちゃん先生についた吸魂ミルちゃん、除去完了!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
53人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年03月06日
参加申し込みの期限
2022年03月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年03月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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