this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
飛ばされるは絶海の孤島、異世界サバイバル
1
2
3
つぎへ >>
絶海の孤島。
それがどこにあるのかはわからない。
ただ、わかっているのは寝子島のある世界とは別のどこかだということだ。
なぜなら島の中には見たこともないような植物が生えており、異形の存在も確認できる。そんなもの、寝子島のある世界にはいない。
そんな島の中で北西の方角に森に囲まれた魔物の村があった。
槍と盾で武装した部族のような魔物が村の中を闊歩している。奇妙な仮面を被っており、聞いたこともない言語で話す様は実に異様だ。
そんな村を見下ろせる位置から顔を覗かせているのは
姫神 絵梨菜
だ。彼女は眼下を注意深く観察し、村を歩く魔物の配置を観察しているようだった。
「ふーん、魔物でもちゃんと警備とかしてるみたいだね。そうなると……しっかり作戦立てて挑んだ方がいいかな」
「作戦ですかぁ、ツクヨは楽しいのがいいですねぇ」
絵梨菜と一緒になって村を観察しに来たのは、ちーあの仲間であり村の攻略に同行している【ツクヨ】だった。
豊満な乳房を持つ二人が並んで前屈みになり、尻を突き出した態勢になっている。下を覗き込むのだから当たり前だが、かたやグラビアアイドル、かたや異世界のわがままバディ娘、その光景は眼福と言えるものだろう。
「なあ、良い光景だよねぇ……この場にいる唯一の男子、刀ぁ?」
二人の尻を眺めながらにやにやした笑いを浮かべると
ティオレ・ユリウェイス
は
御剣 刀
と肩を組む。むにゅりと胸が当たり、心地よい感触が御剣へと伝わるがティオレ当人は気にしていないようだ。
御剣は平静を保ちつつ、ツクヨの方へ視線をいかせつつやんわりとティオレから離れる。ツクヨに見られ斬りかかられたらたまったものではないからだ。もてる男は辛い。
「い、いい光景なのは認めるが、今は族長の槍を奪取するのが先決だ。俺は空から部族長の首を取りに行く。その後は派手に暴れて脱出までの時間を稼ごう。槍の運搬は任せたい」
「ははっ、真面目だねぇ? だが空から狙うのは無理そうだよ、見てきた感じだとここから見えない位置に弓を持った奴らが隠れてるんだ。奴さんも奇襲の可能性は想定済みってことさ」
からかいがいがないといった表情を浮かべたティオレは小さな紙片を御剣に差し出した。そこには村の地図が描かれており、警備の薄い場所や伏兵となっている弓持ちの魔物の場所がメモされている。先行し偵察していた彼女によるお手製だ。
「そうか、そうなると空からよりも警備の薄い所を一気に襲撃、族長まで駆け抜けるって方がいいか。みんなはどう思う?」
御剣の問いかけに水筒の水を飲んでいた
アシュリー・アンダーソン
が手の甲で口を拭ってから答える。
「……アタシは賛成だ。敵だって無敵じゃない、弱い所からこの人数が攻めてくるんだ。有効な手だと思う。アタシはそれに乗るよ」
「うんうん、いい案だと思う。私は奇襲の方に行こうかな。あ、でも奇襲するんだったら陽動もあった方がいいんじゃない?」
絵梨菜が頷きながら提案する。奇襲作戦というのはそれだけでも効果的だが、敵の目を惹きつける陽動があれば敵の注意が奇襲に向かわない分、奇襲の成功率は格段に上昇する。
「そうだねぇ、派手に暴れてくれりゃ奇襲はやりやすくなる。アシュリーと絵梨菜が奇襲するならあたしは隠れてる弓持ち共をなんとかしようかね。遠くからちまちま撃たれたら面倒だし」
手近な木に背を預けながらティオレは手元でくるくるとナイフを回しながらそう答えた。
すると楽しそうな表情を浮かべながらツクヨが手を上げる。その表情はとても嬉々としたものだ。
「だったらツクヨが陽動の方を受け持ちますよぉ。敵さんがわんさかいるでしょうしねぇー、ふふ、あぁ今から楽しみですよぉ」
「それなら俺も陽動の方に回ろうか。奇襲の方には十分な人数がいるみたいだからな」
「よーし、それじゃみんなで作戦を成功させよう! 無事にみんなでちーあちゃんの所へ槍を持ち帰るよー!」
えいえいおーの感覚で掛け声を上げた絵梨菜にその場の全員が呼応する。
こうして魔物の村襲撃作戦が決行されることとなった。
◆
村の正門。
木で作られた大きな門が轟音と共に弾け飛ぶ。巻き上がる土煙の中から現れたのは御剣とツクヨの二名。
二人は慌てふためいている魔物【スピアラ】が武器を構えるよりも先にその間をすり抜け、彼らを斬り捨てた。スピアラたちはそのまま地面へと倒れ込む。
聞いたこともないような言語で叫びながら、スピアラたちが正門へと殺到する。それぞれが槍を持ち、御剣とツクヨ目掛けて突進してきていた。
「あひゃはっ、大人気ですねぇ! あっちも敵、こっちも敵……ふふふ、よりどりみどりですよぉ」
「楽しそうで何よりだ。よし、お前らっもっと来いっ! 敵は、ここにいるぞッ!」
赤い鎖を展開し、薙ぎ払うように振るったツクヨの攻撃に合わせ、御剣は高く跳び上がると空気を足場に空中へと駆けあがる。撃鉄が落ちるようなイメージをすると彼の周りの世界が遅くなった――いや、彼が加速したのだ。
ゆっくりと飛んでくる槍をかわし御剣は空中から急降下するようにスピアラの群れの中へと着地する。
着地と同時にライジングブレードを煌めかせ、数体のスピアラを斬り捨てると御剣はそのまま前にダッシュした。
目前には周辺の雑魚を纏めているのだろう、少し大きな仮面を付けた大柄なスピアラがいる。
大柄なスピアラは槍を放ち、御剣を貫こうと狙ってきたが今この時だけは世界の誰よりも早く動いている彼にそれが当たるはずもない。ひらりとそれを避けると突き出した槍を潜るようにして御剣は大柄なスピアラの懐へと飛び込んだ。
魔物が驚愕の表情を浮かべるよりも早く、御剣はサイドステップで魔物の背後に回り込むとライジングブレードの柄にあるハンドルを握る。
その瞬間、ライジングブレードの刃が展開し、激しい電流が放たれた。電流を纏った刃が振るわれた直後、スピアラの首が落ちる。
世界の速度が戻り、周りの速度が御剣へと追いついた。
スピアラたちは大柄なスピアラが倒されたことで動揺しているのか、槍を構えて後ずさりしながら何かを叫んでいる。
「さあ、次はどいつがこうなりたい? 誰からでもいいぜ」
そう言って御剣は剣の切っ先をスピアラへと向けるのだった。
正門付近が騒がしくなった頃、村の中の物陰にティオレは身を隠していた。
壺や樽の影から頭を僅かに覗かせ、辺りを窺う。辺りには敵はおらず、槍を持ったスピアラはほぼ正門付近へと殺到しているらしい。
「人型の魔物って言っても、所詮は魔物かねぇ。全部行っちまうなんて寂しいじゃないか」
物陰から姿を現したティオレは音を立てないようにゆっくりと歩く。気づかれずに歩くのは彼女にとってはお手の物。流石は本業が冒険家業といった所か。
誰かの気配を感じ取ったティオレは壁に身をぴったりとつけ、様子を窺う。
すると、壁の向こうに見える床にスピアラの影が映る。ゆらゆらと動く影から相手の動きを読んだティオレはスピアラが背を向けた瞬間に飛び出すとライジングブレードでその背中をバッサリと斬った。声を上げる間もなくスピアラは崩れ落ち、その場に倒れる。
「まずは一体。さーて、後は……確かこの上に」
スピアラの死体を踏みつけ、ティオレは二階への階段を登っていく。木で作られた簡素な階段を上がっていくとその上には部屋が広がっている。小さな小屋のような部屋の窓辺には弓を装備したスピアラが二体外の様子を窺っているようだ。
二体のスピアラは何かを相談しているようで、内容はさっぱりわからないが弓を持つ手を制止しているあたり、正門での戦いに援護をするかしないかの言い合いでもしているのだろう。
チャンスと見たティオレは身を翻して階段から二階へと躍り出る。低い姿勢で走ったティオレはライジングブレードでまず、右側のスピアラの手を斬り飛ばした。弓を持っていた両手が手首の先から落ちる。
手を失ったスピアラを蹴り飛ばし、驚いたまま身動きが取れないもう一体のスピアラの胸部をティオレの刃が真っ直ぐに貫いた。引き抜くと同時にスピアラが倒れる。
刃に着いた血を振るって飛ばしながら、ティオレはゆっくりと床を転がってもがいているスピアラへと近づいた。スピアラは手首を失い、何もできずにもがくだけだ。
ティオレはスピアラの顎先を蹴り飛ばしそのまま上から踏みつける。
「アンタで最後だ。悪いけど、慈悲はないよ。ここで終わる運命を呪うんだね」
言葉を言い切ると同時にティオレは刃を振り下ろす。斬られたスピアラは倒れるとそのまま動かなくなった。
窓の外を見ると敵の群れの中でツクヨと御剣が奮戦している。それを見てにやりとティオレは笑う。あんな楽しそうなこと、彼女が参戦したくないわけがない。
「随分とあちらさんは楽しそうじゃないかい。こっちも片付いたし、どれ、参戦してやるとするか」
窓から飛び降りるとティオレは御剣とツクヨたちへ援軍として参戦するのであった。
陽動部隊のおかげか、村の裏手にある崖付近。そこにある村の木壁は一部が綻んでおり、簡単に外れるようになっていた。
奇襲部隊として潜入することになったアシュリーと絵梨菜は慎重に木壁の一部を外すと村の中へと入っていく。
村の中は静まり返っており、どうやら二人の周囲にスピアラの気配はないようだ。
「陽動が成功したみたいだね。これなら族長まで一直線かな」
「ああ、思った以上に早く決着をつけられそうだ」
念の為、身を屈めながら村の中でもひと際大きい建物へとアシュリーたちは近づいていく。
それは木造の高床式の住居であり、三部屋程の部屋がある家だった。窓の類はなく、壁に穴もない。
「窓がない家とはずいぶんと変わっているな?」
「そうだね……通気性とか大丈夫なのかな」
会話しながら急ぎ足で扉の前まで行ったアシュリーと絵梨菜が同時に扉を蹴破った。木製の扉は粉砕されバラバラに砕け散る。
中へと入ると部屋の中は薄暗かった。その薄暗い空間の奥に赤い槍を持った二メートルはあるだろうか、とても筋骨隆々としたスピアラが鎮座している。
大きな仮面から覗かせる赤い瞳をぎろりと二人に向けると族長は立ち上がり、槍の後端を床に叩きつける。さあ、行くぞとでもいうかのように。
「お待ちかねってわけか、いいね。そういうの、嫌いじゃないよ。まずはこっちから仕掛ける!」
アシュリーはライジングブレードを構えると族長へ向かって走った。振り上げたライジングブレードが振り下ろされ、その刃が族長を叩き斬らんと迫る。
族長は力任せに槍を振るうとアシュリーをライジングブレードごと弾き飛ばし、吹っ飛ぶアシュリーへ追いすがる様に突進する。
槍の切っ先が空中で翻り、アシュリーの眼前へと迫った。
(まずいっ、かわせないっ!? くそっ……!)
だが、槍の先端がアシュリーに到達する前に族長は横からの衝撃を受けて大きく吹っ飛んだ。壁に激突し族長はよろよろと立ち上がる。
族長の視線の先に立っていたのは、にっこりとした笑顔で佇む絵梨菜だった。丈の短いスカートを翻し、彼女が放った超高速の蹴りが族長を蹴り飛ばしたのである。
「アシュリーちゃんはやらせないっ! さあ、いくよっ!」
咆哮を上げた族長は槍を頭上で振り回すと大振りな動作から絵梨菜目掛けて槍を振り下ろす。
絵梨菜はそれをぎりぎりまで惹きつけてからステップで避けると、炎のカードを取り出しそれを投げた。カードが燃え尽き、サッカーボールほどの火球が放たれる。
火球は族長に命中し、族長は炎に包まれた。身体から黒い煙を出しながら族長はその場に膝をつく。
その隙を逃さず、走った絵梨菜目掛けて族長は槍を振るって衝撃波を放ったがその衝撃波は絵梨菜が風のカードで作り出した風の魔弾で相殺される。
族長の前でジャンプした絵梨菜は水と雷のカードを同時に投げつける。カードが消滅すると同時に紫色の魔弾と水色の魔弾が現れ、それらは絡み合うように螺旋を描いて族長へと飛来した。
避けることもできない族長は水と雷の直撃を受け、体を硬直させた。
「せいやぁぁああーーーーッ!」
身体を回転させながら高く跳び上がった絵梨菜が上空から硬直する族長へ急降下キックを放つ。
蹴りが命中する瞬間、族長は槍で防御して直撃を避け彼女の蹴りに耐えると反撃とばかりに槍を突き出した。
バク転しながらそれを避けると絵梨菜は距離を取って呼吸を整える。
「今ので倒れないとか、どんな体力してるの? だったらこれはどうっ!?」
霞む視界を擦りながらアシュリーが立ち上がる。
視線の先では絵梨菜と族長が激戦を繰り広げているようだ。一進一退と言えばいいだろうか、どちらが優勢とも言えない状況だ。
「やられっぱなしは性に合わないんだ、こっちも切り札切らせてもらう!」
ライジングブレードを構え、その刃を握った拳で強く叩きつけた。するとろっこん能力【激情の力】によって彼女の全身の筋力が強化される。熱い力が身体に流れるのをアシュリーは感じた。
地面を蹴ってまるで弾丸のように飛び出したアシュリーはライジングブレードの柄にあるハンドルを握り込む。刃の内部機構が展開し、ライジングブレードが雷を帯びる。刃の先端ががりがりと床を削って火花を散らす。
「この一撃で決めるッ! 援護は任せたッッ!」
自身の横を走り抜けるアシュリーの意図を理解した絵梨菜は残った最期の一枚、土のカードを取り出すとそれを放つ。
土の魔弾が真っ直ぐに飛び、空中で炸裂するとその場に大きな壁を作り出した。壁に隠されたアシュリーの姿を族長は一瞬、見失う。
「アタシはここだぁぁーーッ!」
族長が視線を向けた先、天井近くの直上……そこからアシュリーが雷を纏った刃を振るう。雷鳴の如く放たれたその一撃は族長を真っ二つに裂くとその身体を塵のように霧散させた。赤い槍が、がらんっと床に落ちる。
肩で息をするアシュリーへ絵梨菜が駆け寄ってきて笑顔を見せた。
「やった! やったよ! これで族長の槍、ゲットだね!」
「ああ、後はこの村から脱出するだけだ。陽動組に合図をして脱出するとしようか」
背中合わせで御剣、ツクヨ、ティオレの三人はスピアラの群れに囲まれていた。周囲には数えるのが面倒なぐらいのスピアラの死体が転がっている。
じりじりと間を詰めるスピアラたちだったが彼らの間に突如、動揺が走る。
それは周囲から突然、火の手が上がったからだ。激しい炎が村を包み込み、家や倉庫など村の住居が燃え盛っている。
スピアラたちは何があったのかわかっていないのか、慌てふためいているようにも見えた。いきなり村が燃えたのだ、慌てるのも無理はない。
「おや、合図だ。お二人さん、宴はここまでのようだねぇ」
「あひゃはっ! まだまだこれからだって所なのに、残念ですねぇー、ツクヨはまだ物足りないですよぉ」
「脱出が遅れて火に包まれるのも不味いからな、程々で撤退するとしよう」
迫ってくるスピアラを両断し、御剣は囲みの薄い部分へ突進する。数体のスピアラを蹴飛ばすと、薙ぎ払うようにライジングブレードを御剣は振るった。纏めてスピアラたちが吹き飛んでいく。
「こっちだ! 二人共、脱出するぞっ!」
1
2
3
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
飛ばされるは絶海の孤島、異世界サバイバル
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
ウケッキ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年01月25日
参加申し込みの期限
2022年02月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年02月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!