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ウル寅な年明け! 新春☆初夢フェア2022! ~茄子編~
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●Battle or Treat?
私、
白 真白
。カードゲーム好きな普通の女子高生!
ハロウィンの夜に、ジャック・オー・ランタンに召喚バトルを挑まれて、もう大変☆
一体、どうなっちゃうの―――?!?
という訳で、私真白は突然絶賛戦闘開始です。
提灯ジャックが言う事には、ここは地獄と天国の狭間で、ハロウィンの夜だけ外界と繋がるんだって。で、退屈しのぎに私を呼び込んだ、と。うーん、迷惑だけど、ちょっと面白そう……かな?
って、いやいやちょっと待て。
「召喚バトルって何?!?」
「君の手に、札があるだろ。呪符を使って絵札のモンスターを召喚するんだ。君の世界のカードゲームが、リアルにできると思ってくれればいいよ」
え、と手元を見ると、本当に私はカードを握りしめていた。確かに、絵札と、文字だけのカードがある。―――いつの間に?!
「強いモンスターほど呪符を消費するし、時間と精神力も使う。それに、術士自体が攻撃されれば、君は普通にダメージを負う」
「ちょっと待って。このカード、あなたが揃えたの? そしたらずるくない?」
食いつく私に、提灯ジャックはくり抜かれた目で笑った。
「君の持ち札には僕は全く干渉していない。僕も初めは知らない内にカードを握らされていたんだ。ここは何もない所だから、神も悪魔も退屈してるんだろう」
ただね、とジャックは私に自分のカードを見せた。
「今あるカードは、僕がここで狩ったカード。勝負に勝ったら相手をカードに出来るんだ」
「え?!?」
「人なんてカードにしても弱いだろうけど、君可愛いからコレクションにしてあげる。さあ、始めよう!」
ちょっと待ってなんていう私の声なんてお構いなしに、ジャックは高らかに言った。
「Battle or Treat?」
*
召喚に先攻も後攻もない。
ジャックはさっと2枚の札を投げる。それは、呪符と、小さな炎が描かれた絵札。
「鬼火を召喚」
ジャックの冷徹な声。その瞬間札は消え、ぽうっと鬼火が浮かび上がる。それも、何個も。
「えっ! ワンターンでいきなり複数出せるの? ずるい!」
慌てふためきながら手札を探す真白に、ジャックは笑いながら言う。
「鬼火は僕の隷属だからね。特別だよ。焼き尽くされる前に何か出さないと、死んじゃうよ?」
優しく警告すると同時に、ジャックはその手を一振り。鬼火が一斉に真白に襲い掛かる。
「ひゃっ! あ、あった! 私は……ケットシーを召喚!」
真白はばっと3枚の札を投げる。呪符が2枚と2本足で立つ猫の絵札。しかし、ジャックのようにすぐには札は溶けない。空中で絵札を囲むように、呪符はくるくる回りながらゆっくりと溶けていく。その間にも真白は鬼火の攻撃を受け続ける。痛みに目がかすみ始めた時、ようやくケットシーが召喚された。
「ケットシー! 鬼火を追い払って!」
「ふうん。じゃあ今度は僕はこれを出すよ」
ジャックは不敵に笑って4枚の札を投げる。その間にもケットシーと鬼火の追いかけっこは続いている。
「吸血鬼を召喚」
3枚の呪符が溶けた時、すうっと鬼火は消え、青白い肌を持つ吸血鬼が現れた。吸血鬼はマントを一振り。バッと無数の蝙蝠が飛び立ち、ケットシーに襲い掛かる。
(ケットシーの血が吸われちゃう!)
真白はまた手札を確認する。そして青くなった。
(よく見たらこの手札、ほとんど呪符じゃない。なんで?!)
絵札は残り2枚。後は全部呪符というバランスの悪さ。そんな中でもケットシーは少しずつ消耗していく。
「どうする、降参する? そうしたら痛くないようにカードにしてあげるけど?」
ジャックが楽し気に言う。しかしその声は真白には届いていなかった。
(そうか、この手札……)
真白はゆっくりと目を閉じ、深呼吸。次に開いたその瞳には、迷いはなかった。
(私も信用されたもんだね!)
この手札を采配したのは、神か悪魔か。まあ何にしても勝負師として見込まれたという事だろう。
真白は2枚の札を空中に投げる。そして叫んだ。
「ドッペンゲルガー、召喚!」
すぐにケットシーが消え、真白にそっくりな人型が姿を現す。すかさず真白は全ての手札を空中に投げた。
(ターンを待たなくていいのが助かる! けれど……)
真白は気付いていた。ドッペンゲルガーが低コストなのは、反撃しないから。それも。
(ダメージが一定量溜まったら、消える)
そして、蓄積されたダメージは術者に全て跳ね返るのだ。
(そうしたら、勝負は決まってしまう)
真白は祈るような気持ちで最後の絵札を回る、たくさんの呪符が溶けていくのを見つめる。間に合って欲しい。
しかし、ジャックは容赦しなかった。
「凄い呪符の数だね。これは早く片をつけた方がいいかな」
ジャックがパチンと指を弾くと、蝙蝠が消え去る。そしてまた1人になった吸血鬼が、ゆっくりとドッペンゲルガー……真白の傀儡に近づいてきた。吸血鬼は傀儡を抱き寄せ、その陶器のような喉元にブスリと牙を突き立てた。一筋の赤い血が垂れ、傀儡の瞳から、徐々に光が失われていく。
「ケットシーの血でお腹はいっぱいだろうけど、君みたいな可愛い子の血なら、まだ飲めるはずだからね」
ジャックの声を、真白は霞がかかる頭で聞いていた。思わず自分の体を抱きしめる。傀儡を通して物凄い快感が全身を貫いていた。
「くっ……いや……っ……は……っ」
「羨ましいね。絶頂で死ねるとは」
嘲笑うようなジャックの声。吸血鬼に抱かれたまま、ビクンビクンと傀儡の体が跳ね上がる。真白の瞳が恍惚のまま光を失うかに見えた。閉じられる真白の瞳。が、次の瞬間、カッと真白は目を見開いた。
「―――エスス、召喚!」
「え?」
美少女の淫靡なショーを見入っていたジャックは、完全に虚を突かれた。真白は諦めてはいなかったのだ!
たくさんの呪符に囲まれていた絵札がその姿を世界に現す。それは、贄に人の血を求める残忍な戦闘の神。―――ケルトの古代神エススだった。
「そ……んな……、こんな召喚、精神力持たないだろう……」
「カードゲームなら、私は絶対に引かないわよ。さあ、木に吊るされて生贄にされたくなければ、降参して」
真白の目の前で、提灯ジャックはガクンと膝から崩れ落ちた。
*
え? それからどうなったかって?
勿論ジャックをカードに―――しなかったよ。代わりに大きなチョコケーキを貰ったの。だって、ハロウィンだもんね!
私、白 真白。普通の女子高生。
天国と地獄の狭間で、あなたの挑戦を待ってるよ☆
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年01月03日
参加申し込みの期限
2022年01月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年01月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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