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開くは異世界の扉、逃げるは正体不明の少女
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マルムは異世界アルカニアに去り、彼女が残したゲートはついに機能を停止し閉じてしまったが回復したちーあによれば、一度ラインを繋げたことにより、ちーあならばアルカニアへの扉を開けるという。
一同はちーあの住んでいるアパートの一室に来ていた。
ちーあはお見舞いのお菓子を頬張りながら、元気よくアップルジュースを飲んでいる。体調不良の類はなさそうだ。
「それにしてもヤバイ奴だったな、あれだけの攻撃を受けてもまなでぃ、えと、なんだっけ?」
「ししょー、マナディルです。アルカニアの大気中に存在する、えっと、魔法の元みたいなものですよ。それを使って魔法が発動できるんです」
そう言ってお茶を淹れたナディスは轟へ手渡す。
轟は熱いお茶をすすりながら、ふうと一息ついた。
「なるほどな、そのマナディルがある限りあいつは不死身ってことか……」
それを聞いた八神は考えながらお菓子を摘まむ。
「だが生物である以上、不死身とは考えづらい。何かからくりがある気がするんだ」
悩む八神の隣で疲れて眠っているチビナミを膝枕し、その頭を撫でながら常闇は答える。
「そうですね。そのからくりが何なのか、それを判別するまでは直接マルムに仕掛けられないかもしれません」
「いずれ、雌雄を決する時が来る。それまでには何か手を考えないと」
「だったら、アルカニアの方で情報を探すのはどうだい? 向こうにはまだ見ぬおたか……いや情報があるかも知れないしさ」
そういうのは冷蔵庫を開け、缶ビールを取り出したティオレである。プルタブを開け、ぐいっと喉へビールを流し込む。冷えたビールが喉に心地いい。
ティオレの言葉に反応したのは御剣だった。彼は立ち上がる。
「それがいいだろうな。もしもアルカニアにいく時は声を掛けてくれ、俺で力になれることがあるなら協力する」
「それはいいけどよ、どこ行くんだ? まだ解散って時間でもないだろ」
のんびりとくつろいでいた轟は時計を見てそう言った。時計は昼頃を指しており、確かに解散するにはまだ時間が早い。
御剣は頭を掻きながら、笑いながら答える。
「いや、ツクヨと約束があるんだ。ちょっと食事に行こうってな」
「食事です!? それならちー――むがっむぐぐぅうう!」
しゅばっと手を上げて参戦しようとしたちーあの口を常闇が塞ぎ、八神がその身体を抑え込んだ。
「そうか、行ってくるといい。女性を待たせてはいけないからな」
「ああ、それじゃみんなまた今度な」
御剣が部屋を出たのを確認してから常闇と八神はちーあを解放する。勿論、ちーあはぷんぷんと可愛い怒りを露わにした。
「何をするんですかぁ! ご飯にありつくタイミングを逃したのですよ!」
「いいですか、ちーあちゃん。ああいう時は二人にしてあげるのが大人のマナーですよ」
「ふむむ、マナーなのです? 大人の?」
悩んだ顔をするちーあの頭を撫でながらティオレが笑う。
「はっはっは、いずれちーあにもわかる時が来るってことだよ。ま、今のおこちゃまなあんたじゃ、無理かもだけどねぇ?」
なにおうっとむくれるちーあを見て一同は笑うのだった。
みんなと別れた御剣はツクヨと共に近場のファミレスにて食事を取っていた。
メニューの端から端までというべきだろうか、ツクヨの食べっぷりはいつも以上に凄まじい。
なお、彼女は寝子島で浮かないように露出の低い現代風の服装で来ているがそれでも豊満な体は隠せず、逆に男の目を集める結果になっている。
ナイフで切った鶏もも肉へかじり付くツクヨへ御剣は問いかける。
「なあ、ファミレスでよかったのか? ツクヨが行きたいならもっと値が張る所でも……」
「いいんですよぉ、ツクヨはぁカタナと食事ができればどこでも最高なんですからねぇ。もぐむぐ、ほらほらぁカタナも一緒に食べましょお?」
ツクヨから差し出された肉をあーんされ、ちょっと恥ずかしそうにしながらも御剣は食べる。普通で、それでいて確かな、幸せな時間が流れていった。
異世界アルカニア。そのどこか。
暗い洞窟でマルムは一人の女性の首を絞めている。
「がぐっ、ふうっがあっ、はっ、うう……」
「我はここに、帰ってきた……だがどうだ、我の事を覚えている人間が全くいない。これは由々しき事態だ。誰かもわからん奴が暴れても、意味はない」
女性を投げ飛ばし、壁に叩きつけるとマルムは高らかに笑う。女性は叩きつけられた衝撃で死んでしまったようだ。
「はっはっはっは、だからこそ、策を弄さねばなるまい。これから忙しくなりそうだ。まずはこの死体どもを使ってできることを考えねばな。いない間に異世界アルカニア人はどう進化したのか、どう変わったのか。知るべきことは山ほどある」
そう言ったマルムは足元に転がる男女様々な死体を蹴り転がし、それらを解剖し始める。
解剖を始め、しばらくしてからマルムは落胆の表情を浮かばせた。
「はぁ……まさかここまでとはな。我がいた時代の者どもよりも、圧倒的に弱体化している。ははは、強大な敵の喪失は、衰退を促したのか」
空間に半透明のモニターを浮かび上がらせるとカタカタとマルムは何かを打ち込み始める。モニターにはアルカニアの大陸図が浮かび上がっているようだ。
「とはいえ、魔科学の存在もある……弱い存在を潰すのは面白くはない。ここは、育ててから殺し合わせるなどいいかもしれない。自ら作り上げた技術で滅ぶ、それはそれでいい見世物だろうな、くっくっく。そうなれば……」
一人の死体に触れ、マルムが目を閉じて念じるとマルムの姿はその女性と同じ姿になった。見た目でマルムと分からない程に。
「ふむ、成功だ。身体を模倣するのは簡単か。後は……我が技術を売りに行くとしようか。全ては奴らの歓迎の為に、な。はーっはっはっは!」
暗い洞窟にマルムの高らかな笑い声が木霊するのであった。
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あとがき
担当マスター:
ウケッキ
ファンレターはマスターページから!
お初の人もそうでない人もこんにちわ、ウケッキです。
遅れまして大変申しわけございませんでした。
ついに現れたマルム。ですが、皆様の活躍のおかげでちーあがさらわれることは阻止出来ました!
異世界アルカニアで暗躍の兆しを見せるマルムは一体何をしようとしているのでしょうか。
次回をこうご期待くださいませ!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ウケッキ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年12月26日
参加申し込みの期限
2022年01月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年01月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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