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夏蜜柑と冬の精霊
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修はあおいと一緒に、大量の蜜柑を運んでいた。袋に入れてもらったそれを小さなリアカーで運んでいる。
「これだけあればリスさん喜びそうね」
あおいが嬉しそうに言う。
「ああ、あの里も元通りになるな」
そのためには、これを無事に届けなくては行けないが。
「……このまま順調に行けば良いが」
何もなさすぎて少し怖いくらいだ。
「ん」
修は目を細めた。肌に触れる空気が少しだけ冷たくなった気がした。
はっとする。通りかかった路地の奥から冷気が流れてきているような気がする。
その瞬間に路地から飛び出してきたのは生き物のような動きをする白い靄だった。
「危ないっ」
修は路地入り口の近くにいたあおいの肩と背中に手を回して、くるりと回転。庇うようにあおいと自分の位置を入れ替える。
「っ!」
修の頭、すれすれを飛んで行き、髪の毛のほんの少し先が凍りつくのが分かった。
「修君っ」
「大丈夫だ」
「あの、お、修君」
修はいつの間にか抱きしめていたあおいと目が合った。ほんの少し顔が赤い。
「あ、いや」
かばっただけのつもりが、予想以上のピンチに強く抱きしめていたらしい。
「ごめん」
修は困ったように笑い、彼女から手を離した。
「修君」
じっと見つめられ、少し戸惑う。顔が近い。
「どうした?」
「ちょっと屈んで?」
言われたようにすると、あおいは凍ってしまった髪の一部に触れてきた。
「大丈夫、かな? あ、ちゃんと溶ける。よかった。ありがとね」
「あぁ」
「えいっ」
あおいが突然、修の両頬に手のひらを当てた。
「大丈夫だって、修君が守ってくれたから」
どうやら、あおいを一瞬でも危険な目に合わせてしまったという負い目に、表情が暗かったらしい。
「ああ、よかったよ」
守れて良かった。あおいが嫌な思いをしたわけではなさそうでほっとする。
「ところで、今のってもしかして冬の精霊?」
「この冷気、そうかも知れないな」
と、路地から誰かが飛び出してきた。
「うあっ」
前のめりになって転びそうになりながら出てきたのはまゆらだった。
「はあはあはあ。あなた達、早く逃げて! 話すと長くなるけど、冬の精霊……あ」
まゆらは夏蜜柑を見て悟った様だ。
「もしかして、君もか?」
修が問うと、まゆらは頷いて、
「冬の精霊が来てるから」
まゆらは辺りを見回して、向かいの細い路地へと走り出す。
「さっき見たが、もしかして、一匹じゃないのか」
「ええ、2匹以上いるわ」
まゆらはそう言って、路地へと消えていく。それと同時に冷気が向かってくる気配。まゆらを追ってきた冬の精霊が路地から出てくるのだろう。
「とりあえず、離れよう」
「う、うん」
あおいと一緒にリアカーを押して、その場を離れる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年12月24日
参加申し込みの期限
2021年12月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年12月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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