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休日のひと時 少女たちの日常
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八神 修
は模擬試験の帰り道の途中、その足をある通りに向けた。
そこはキッチンカーが並ぶ屋台通りともいえる場所で小腹を満たすには十分といった場所だ。
「おや、あれは……」
ふと彼はケバブ屋の前でメニューとにらめっこしているツクヨを発見する。彼女は何を選ぶべきか思案しているようだった。
ツクヨはちーあの仲間であり、寝子島の人ではない。異世界人からしたら、この島の食べ物は全て珍しく映るのだろう。
現代風の服装に身を包んだツクヨは周りから見れば綺麗な金髪の外国人女性。際どい衣装を着ているわけではないが、やはり擦れ違う人の目は集まっている。当の本人はまったく気にしていないが。
「ここで会うとは奇遇だね。何をそんなに悩んでいるんだ?」
「あら、ヤガミですかぁ。実はこのケバブという物を食べに来たんですがねぇ、種類が多くて……どれがどう違うかもわからないので悩んでいたのですよぉ」
彼女からしてみれば見知らぬメニューの数々。悩むのも無理はない。
八神はそういうことならとツクヨから味の好みを聞き、ビーフケバブをオススメした。そして自分も同じものを頼む。
注文を受けた店主はあいよっと小気味よく返答し、ケバブ屋特有の吊り下げ肉を削って手際よく注文の品を仕上げていく。
「ビーフケバブ二つお待ちっ! 熱いから気をつけてくれよっ」
「これはこれは……中々いい匂いですねぇ、ふふ、食欲をそそられる香りって奴ですよぉ」
「気に入ったようで良かったよ。あそこにベンチがあるんだけど、良ければ一緒にどうかな?」
八神の提案を快く受けると、ツクヨはベンチに座る。八神も隣に腰かけ、二人はケバブを楽しむ。ジューシーな肉の旨味とソースの味が口いっぱいに広がった。
「ヤガミは、こういった食べ歩きは良くするんですかぁ?」
「恥ずかしながら……食べ歩きっていうのはこの島に来て初めて知ったんだ。それまではそういうのとは無縁だったものでね。いや、初めて支払う時、カードが使えなくて驚いたのはいい思い出だよ」
二人はケバブを楽しみながら会話に花を咲かせた後、ツクヨにオススメの店はないかと聞かれ八神は中華料理店へと彼女を連れて行った。
そこでの食べっぷりは店主も驚くほどであり、ツクヨは平気な顔をして到底一般人では食べきれない量の料理をぺろりと平らげる。
支払いは“ダストの店でバイトしてるから平気”とのことで割り勘となった。結構食べたのは自分だからと少々ツクヨの方が多めに払ったようだ。
キッチンカーの元に戻り、食後のスイーツとしてマリトッツォを楽しんでいると見覚えのある姿の者が数名。それはちーあ、イザナと常闇、真白、想花だった。
「ああ、八神さん。お二人は食べ歩きの最中だったんですか。こちらは今しがた二人の服を選び終わったところなんですよ」
見れば、ちーあの服はいつもと違い、随分と可愛らしい感じとなっている。
半袖の薄青のブラウスにコルセット風の飾りベルト。膝まで丈で薄い布とレースの二重のスカートがさらに可愛らしさを演出する。くるぶしまでの猫柄ソックスとパンプスが足元を彩っていた。
対するイザナはスポーティーな印象で、パーカーに薄手のシャツ、短いホットパンツで美脚を披露し、スニーカーと合わせられたガーター付きのソックスがセクシーさを醸し出す。
「ふふんっ可愛いのを選んでもらったのですよっ! どうですか、ヤガミ、ちーあは可愛いでしょう!」
「ああ、すっごく似合っているよ。常闇、良い感じに選んだんだな。流石だよ」
八神に褒められ、少々気恥ずかしそうに常闇は笑った。
そんな時、ちーあが返答に困る中々のミサイルを撃ち込んだ。それは永遠の命題とも言える男性諸君が答える際、非常に困るものだ。
「ヤガミ! ヤガミは、この中でだったら誰のおっぱいサイズが好みなのです? 男性の素直な意見っていうものが聞きたいのですよっ!」
八神は苦笑しつつ慎重に考える。言葉の選び方によっては誰かを傷つけてしまう恐れもある問い掛けだからだ。そうなるのは本意ではない。
ちーあは壁と言っていいほどに小さく、イザナはふくらみがなくはないがあるとは言えない。小柄な常闇は服からでは予想は難しい。真白やツクヨに至ってはまさに質量の暴力とでもいえばいいだろうか。
じっくり考えた八神はちーあの頭を撫でながら答える。
「いいかい、好きになった人の胸が理想になるものだよ。いつかきっと、ちーあにもそれがわかる時が来るさ」
「ふむぅ……そういうものなのですか」
少々不服そうなちーあだったがお腹がすいたので何か食べたいという話になり、彼女の意識は食事に向いた。不服そうな顔はどこへやら。今はご飯への期待で目をキラキラとさせている。
思案していた八神はケバブ屋が目に留まり、焼肉を提案。それだ、と喜んだちーあの意見もあって焼肉を食べに向かうことになった。
八神の誘いで同行していた真白、想花も一緒に行くことになり、一同は焼き肉店へと向かった。
席に着き、大皿に乗った肉が運ばれてくるとちーあの目は一層きらきらと輝く。どうやらこういった店は初めてだったようだ。
「お肉がっお肉がいっぱいなのですよっ! ふぬぬ、どれから食べるか悩んでしまうのですっ」
「焦らなくても大丈夫ですよ。順番に焼いていきますから。ちーあさんはどれが最初に食べたいですか?」
常闇の問いかけにちーあはびしっと牛タンを指さした。
「これなのです、なんだか牛タンというのは美味しいとネットで見たのですよ! じゅるり、気になって仕方がないのです……!」
「わかりました。それではそちらから焼いていきましょうか。八神さん、そちらの方はお任せしますね」
「ああ、任せてくれ。それじゃこっちも焼いていこうか」
八神と常闇は大皿や小皿で運ばれてきた肉を的確に焼いていく。
ツクヨの食べっぷりはいつものことだが、ちーあもイザナも美味しそうに焼肉を楽しんでいるようだ。
「ちーあちゃん、これも美味しいよ、食べてみてっ」
真白から渡された鶏肉をはむっとちーあは頬張る。タレの甘辛な味と鶏肉の旨味が合わさりちーあは思わず笑顔となった。
「ふむぅううっ、めちゃくちゃ美味しいのですよぉっ!」
「このホルモンって奴も結構イケるわね。食感とか割と好みかも」
「楽しんでくれて何よりだ。支払いは俺が誘ったんだから俺に任せてくれ。みんなは食べたい物を好きに食べてくれて構わない」
塩をかけ、肉を口に運んだツクヨが八神の方を見て問いかける。かなり彼女は食べている方であり、まだその箸は止まる様子はない。自分の食べる量を知っているからこそ、気になったのだろう。
「ヤガミ、好きに食べて構わないっていってますけどぉ、平気なんですかぁ?」
「問題ないよ、蓄えはかなりある方だからね。気にせずに好きに食べてくれ。ツクヨくらい思いっきり食べてくれると、奢った方としても気持ちがいいものだよ」
では遠慮なく、とツクヨは追加の注文をしていくのであった。
寝子島に平和な時間が流れる。
例え普段は戦っていようとも、ちーあやイザナ、ツクヨも一度戦いから離れれば普通の女の子だ。
彼女たちも次第に寝子島に馴染み、以前よりも島のことを好きになったことだろう。
日常があるからこそ、その日常を守ろうと剣を取れるもの。
決して日常を忘れてはいけないのだ。
剣を振るう理由が戦いや愉しみの為になってしまったら、それは敵対する者たちと同じになってしまうのだから。
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あとがき
担当マスター:
ウケッキ
ファンレターはマスターページから!
皆様、ご参加ありがとうござました。
これでちーあとイザナにも寝子島用の私服が送られ、彼女たちもとてもその服を気に入ったようです。
皆様のおかげで休日を楽しく過ごすことができたようなので、またこういう機会がありましたらよろしくお願い致します。
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担当ゲームマスター
ウケッキ
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
お色気
定員
20人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年10月29日
参加申し込みの期限
2021年11月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年11月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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