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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
バズりたい！ 猫の宮！
◆第三章「仙藤姉妹のバズ動画！」
昼下がり。仙藤 紫と仙藤 蒼の２人は買い物帰りにシーサイドタウンを軽く歩いていると、喫茶店『猫の宮』を見つける。
和風テイストで落ち着いた雰囲気のお店。こういう店はお姉ちゃん大好きだよね、と蒼が紫に声をかける。
入ってみようかと紫が扉を開けてみると……美人な女性が来たことで、瑞毅のテンションが上がった。
「丁度いい美人姉妹来たァ！！！」
そのドスの利いた声にはさすがの紫も蒼も驚く。なんなら、このままドア閉めてやろうかとまで考えるほどに。
しかし蒼はその男――瑞毅に見覚えがあった。今現在、高校に来ている教育実習生の鷺来瑞毅であるということを思い出し、姉の紫にも説明した。
「ああ、なるほど。妹がお世話になっております」
「あ、えーと……まあ、顔合わせるぐらいはやってる、か？」
「というか、先生の教科ってなんでしたっけ」
「そこからかい」
ビシッと裏手でツッコミを入れた瑞毅。そもそも彼、毎日のように猫の宮入り浸りなので蒼がなかなか顔を合わせないのはこれも原因なのかもしれない。
なにか頼むと良いよと瑞毅が促すと、２人はテーブル席に案内される。
日差しの心地よい窓際へと移動すると、とてとてと三毛猫のナナがついてきた。
ナナは紫も蒼も初めてのお客さんだからと気づいたのか、精一杯もてなしているようだ。
「わ、猫」
「あらまあ、三毛猫さん？ えぇと、お名前は……」
「ナナっていうんですよ。僕のパートナーです」
お冷を持ってきたヤマトが、自分の自己紹介とナナの紹介を始めた。
彼は毎回、初めて来るお客様に対してはナナの紹介をしているようで、ナナと遊ぶのは自由ですよと付け加えてくれた。
ナナはどちらにもなついた様子で、にゃぁんと一声。もっと遊んでとせがむような様子には、思わず撫でてしまった。
ナナを撫でながらも、ふと紫は先程の瑞毅の発言を思い出す。
何かを悩んでいたからこそ瑞毅が紫を見てあんな事を言ったのだろうと。
「そういえば、先程の発言は……？」
「ん、ああ、えーと……」
瑞毅はこの店の動画を撮りたいことに加え、動画の内容が思い浮かばないんだと付け加えて説明。どうしたものかとヤマトも困った様子を見せていた。
それならばと、蒼が姉妹で入店するところからはどうだろうかと提案。早速入るところから撮ってほしいと瑞毅にお願いした。
動画撮影は仙藤姉妹が入店するところから始まった。
彼女達は自然と、撮影など行われてない装いで店に入り……先程と同じテーブル席へと座り、メニューを見る。
紫と蒼のそれぞれメニューの中から気になったものに視線を巡らせつつ、蒼は持ち前のトークスキルを活用して、動画の視聴者に向けてこんなメニューがあるんだねと解説を加えた。
「猫生菓子がこのお店のオススメみたい。蒼はどうする？」
「んん～……お姉ちゃんが猫生菓子を頼むなら、私はあんもちを頼んでみようかな？」
「じゃあ、決まりね。すみませーん」
ヤマトに声をかけて注文を伝える。
この時、ヤマトが猫生菓子は写真さえあればその子を作ることが出来ると説明したので、紫はスマホに入れておいた猫の画像の中から、気に入っている猫の写真を見せた。
「この画像、僕のスマホに入れても？」
「ええ、構いません。どのようにして送れば……？」
「メニューに書かれているメールアドレスに添付で大丈夫ですよ」
「なるほど……」
ぽちぽちと画像を送信し、あとは出来上がりを待つのみ。
なお猫生菓子の制作がどんな様子なのかというのは別の動画が上がるらしいので、そちらを参照する感じでトークを繋いでくれと瑞毅からカンペが入った。
しばらく動画用にトークをしていると、猫生菓子の完成。写真の猫そっくりの顔で出来ており、これは凄いと蒼が声を上げた。
一緒に出てきたあんもちにも、小さく猫の絵が刻まれている。それほどまでに店主・ヤマトは猫が好きなのだろう、そういう部分もしっかりとアピールしておいた。
少し名残惜しそうに猫生菓子を口にする紫。餡だけで作られたお菓子だが、甘さはそこまでくどくはない。むしろ、口の中に残らない甘さでお茶との相性も抜群だ。
「このあんもち、甘さ控えめだしお餅はよく伸びるしで凄いわね！ お姉ちゃんの猫生菓子はどう？」
「こっちも甘さ控えめ。お茶との相性も抜群だし、ちょっとした休憩がてらに食べるのは良さそうね」
「ほほう。しかもこのお店、お持ち帰りも出来るんだって！ 学校帰り、仕事帰りに食べてみるのもいいかも！」
蒼の締めの一言が添えられて、動画撮影はそこで終了する。
……が、他のお菓子も食べてみたいということで、姉妹はまだまだ食べ続けるのであった。
昼下がり。仙藤 紫と仙藤 蒼の２人は買い物帰りにシーサイドタウンを軽く歩いていると、喫茶店『猫の宮』を見つける。
和風テイストで落ち着いた雰囲気のお店。こういう店はお姉ちゃん大好きだよね、と蒼が紫に声をかける。
入ってみようかと紫が扉を開けてみると……美人な女性が来たことで、瑞毅のテンションが上がった。
「丁度いい美人姉妹来たァ！！！」
そのドスの利いた声にはさすがの紫も蒼も驚く。なんなら、このままドア閉めてやろうかとまで考えるほどに。
しかし蒼はその男――瑞毅に見覚えがあった。今現在、高校に来ている教育実習生の鷺来瑞毅であるということを思い出し、姉の紫にも説明した。
「ああ、なるほど。妹がお世話になっております」
「あ、えーと……まあ、顔合わせるぐらいはやってる、か？」
「というか、先生の教科ってなんでしたっけ」
「そこからかい」
ビシッと裏手でツッコミを入れた瑞毅。そもそも彼、毎日のように猫の宮入り浸りなので蒼がなかなか顔を合わせないのはこれも原因なのかもしれない。
なにか頼むと良いよと瑞毅が促すと、２人はテーブル席に案内される。
日差しの心地よい窓際へと移動すると、とてとてと三毛猫のナナがついてきた。
ナナは紫も蒼も初めてのお客さんだからと気づいたのか、精一杯もてなしているようだ。
「わ、猫」
「あらまあ、三毛猫さん？ えぇと、お名前は……」
「ナナっていうんですよ。僕のパートナーです」
お冷を持ってきたヤマトが、自分の自己紹介とナナの紹介を始めた。
彼は毎回、初めて来るお客様に対してはナナの紹介をしているようで、ナナと遊ぶのは自由ですよと付け加えてくれた。
ナナはどちらにもなついた様子で、にゃぁんと一声。もっと遊んでとせがむような様子には、思わず撫でてしまった。
ナナを撫でながらも、ふと紫は先程の瑞毅の発言を思い出す。
何かを悩んでいたからこそ瑞毅が紫を見てあんな事を言ったのだろうと。
「そういえば、先程の発言は……？」
「ん、ああ、えーと……」
瑞毅はこの店の動画を撮りたいことに加え、動画の内容が思い浮かばないんだと付け加えて説明。どうしたものかとヤマトも困った様子を見せていた。
それならばと、蒼が姉妹で入店するところからはどうだろうかと提案。早速入るところから撮ってほしいと瑞毅にお願いした。
動画撮影は仙藤姉妹が入店するところから始まった。
彼女達は自然と、撮影など行われてない装いで店に入り……先程と同じテーブル席へと座り、メニューを見る。
紫と蒼のそれぞれメニューの中から気になったものに視線を巡らせつつ、蒼は持ち前のトークスキルを活用して、動画の視聴者に向けてこんなメニューがあるんだねと解説を加えた。
「猫生菓子がこのお店のオススメみたい。蒼はどうする？」
「んん～……お姉ちゃんが猫生菓子を頼むなら、私はあんもちを頼んでみようかな？」
「じゃあ、決まりね。すみませーん」
ヤマトに声をかけて注文を伝える。
この時、ヤマトが猫生菓子は写真さえあればその子を作ることが出来ると説明したので、紫はスマホに入れておいた猫の画像の中から、気に入っている猫の写真を見せた。
「この画像、僕のスマホに入れても？」
「ええ、構いません。どのようにして送れば……？」
「メニューに書かれているメールアドレスに添付で大丈夫ですよ」
「なるほど……」
ぽちぽちと画像を送信し、あとは出来上がりを待つのみ。
なお猫生菓子の制作がどんな様子なのかというのは別の動画が上がるらしいので、そちらを参照する感じでトークを繋いでくれと瑞毅からカンペが入った。
しばらく動画用にトークをしていると、猫生菓子の完成。写真の猫そっくりの顔で出来ており、これは凄いと蒼が声を上げた。
一緒に出てきたあんもちにも、小さく猫の絵が刻まれている。それほどまでに店主・ヤマトは猫が好きなのだろう、そういう部分もしっかりとアピールしておいた。
少し名残惜しそうに猫生菓子を口にする紫。餡だけで作られたお菓子だが、甘さはそこまでくどくはない。むしろ、口の中に残らない甘さでお茶との相性も抜群だ。
「このあんもち、甘さ控えめだしお餅はよく伸びるしで凄いわね！ お姉ちゃんの猫生菓子はどう？」
「こっちも甘さ控えめ。お茶との相性も抜群だし、ちょっとした休憩がてらに食べるのは良さそうね」
「ほほう。しかもこのお店、お持ち帰りも出来るんだって！ 学校帰り、仕事帰りに食べてみるのもいいかも！」
蒼の締めの一言が添えられて、動画撮影はそこで終了する。
……が、他のお菓子も食べてみたいということで、姉妹はまだまだ食べ続けるのであった。
シナリオ
シナリオデータ
- 担当ゲームマスター
- 前回シナリオ
- シナリオタイプ（らっポ）
-
- イエローシナリオ（50）
- グループ参加
-
- 3人まで
- シナリオジャンル
-
- 日常
- コメディ
- ＮＰＣ交流
- 定員
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- 10人
- 参加キャラクター数
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2021年07月10日
- 参加申し込みの期限
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- 2021年07月17日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2021年07月17日 11時00分
