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とまどいエチュード
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◇第二幕:令嬢たち、立ち上がる
そんな街の中心部から離れた、埠頭の倉庫。
その一つに、令嬢たちはとらわれていた。
薄暗い倉庫の中で、彼女たちは不安と絶望にさいなまれていた。
いったい、これからどのような事が起こるのか。
キングスと言えば、冷酷非道で知られるマフィアのボス。
普段は闇の世界の王として君臨していたのだが、王族の無法な圧力、民衆の生活を顧みない放恣な行動、さらには愚策としか思えない王子の婚約破棄に及んで、ついに蜂起した。
そういうシナリオらしい。
キングスは、王子達上流階級に怒りを抱いていると聞く。
ならば、自分たちもキングスの敵である。
無事に済まされるはずはない。
――外国に売り飛ばされてしまうのではないか。
――このまま、みんな殺されてしまうのではないか。
そんな不安や恐怖が渦巻いていた。
そういう、シナリオ上の恐怖はさておき、令嬢を演じる役者達も、それぞれに後悔し、不安を抱いていた。
(……)
鳴海 透璃
は、先ほどの舞台での自分を回想する。
自分らしくない。
周りを見て、それに合わせていくつもりだったが、合わせすぎて、自分が発揮できなかった。
彼女の天性の役者センスが、かえって自分を目立たせないように振る舞うよう仕向けた。
他にやりようがなかった。
悪目立ちをして、調和を崩してしまうのは、一番やってはいけないことだ。
とはいえ、もっと舞台でできることがあるはずだ。
(……)
あの、王子役の人。
相当舞台になれている様子だった。
悪役も堂に入ったものだったし、スタッフの代わりも務めていた。
あんな風に、自分の居場所を見つけられたら……。
「難しいな……」
アシュリーは独りごちる。
「令嬢をうまく演じてやろうと思うんだけど、どうにも地がでてしまうな……」
実のところアシュリーの持って生まれた気品や、英国仕込みの巧みな振る舞いのおかげで、令嬢としての品格ある振る舞いは、違和感のないものだったのだが、それでも彼女には
(もっとうまく出来たのではないか……)
という思いがある。
「難しいですね……」
令嬢役の
七夜 あおい
が呟く。
「――緊張するな、って励ましてもらったのに、緊張しちゃった……」
「難しいわね」
演技を生業とし、演技で名をたてようとしている
落合 まゆら
も、思っても射なかった状況に悩んでいるようだ。
「――悩まなくても、いいのかも」
ぽつりと、透璃が呟いた。
「普通にいい人に見せかけて、裏でこそこそ悪い事やってたり、もう根っからの悪人だったり……。
それか最近流行の悪役令嬢のようで微妙にちがうような……そんな悪役令嬢だっているはず」
まるで舞台劇のような流麗な節回しで、台詞を呟く透璃。
思わず周りの人々が耳をそばだてる。
「いろんな人がいるみたいだし、それに合わせた令嬢なんていうのも面白いかも知れない」
「――」
透璃の言葉に、一同が頷く。
「――私の、とっても大切なある人も、とってもいろんなことができてすごく優しいんだけど、いつも『素直になれない』って悩んでた……自分のままでいるって、難しいですよね」
七夜 あおい
が言う。
「……いや、そんなに気負わなくてもいいか。即興劇だから、都合の良い解釈をしても許されるだろう」
例えば『世の中になじもうとしている令嬢』なんてどうだ?
アシュリーは呟く。
「そぉうですよぅ! 何があっても、勢いで押し通すんですぅ!」
あいおが皆を鼓舞する。
こんなところでしくじっていたら『あの人』に合わせる顔がない。
「自分らしく、やってみよう!」
透璃のカリスマを感じさせるその声で、
――頑張ろう!
――頑張ろう!
落ち込んで、絶望の淵に沈んでいた令嬢達に活気が戻る。
舞台に生気が溢れ、力がこみ上げてくる。
「うるさいぞ! 何があったんだ!」
様子を見に来たマフィア(
鴻上 彰尋
)に、
「ごめんあそばせ!」
狙い澄ましたアシュリーの膝蹴りが飛ぶ。
蹴りがみぞおちにまともに入る。
たまらずうずくまるマフィア。
――さあ、脱出よ!
歓声と共に、令嬢たちは倉庫から脱出。
目指すは街の中心部。自分たちの人生は、自分たちで切り開かなくてはならない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ぱーすぺ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年07月04日
参加申し込みの期限
2021年07月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年07月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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