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〇恋人たちの丘と二人の秘密
「わあ、すごく綺麗」
「あおいと来れて嬉しいよ」
寝子高3年の
八神 修
は、傍らの
七夜 あおい
に微笑みかける。
日曜日。恋人たちの丘には爽やかな風が吹いて、咲き誇る花々をそよがせていた。
「花を植えられるそうだが、どうする?」
「植えてみたいな」
「なら、一緒に植えよう」
「何にしようかな」
二人は花の苗を選ぶ。
「修君は好きな花とかある?」
「好きな花か……」
どんな花よりも、花のような君が好きだ、とはさすがに言葉にできなかった。
「派手なものより、可愛らしい花が好きだな」
「いいね。私も」
苗も決まり、修はさっそくシャベルを土に差し入れたが。
「……!」
にょろにょろと出てきたモノに思わず息を飲んだ。
「あ、ミミズ? 大丈夫?」
あおいはけろりとしている。
「……ああ、土がいいんだな」
ミミズは土に栄養を与えてくれると頭では理解している、のだが。
しかし、あおいが一緒ならミミズが嫌だなどと言ってはいられない。
(別に触るわけじゃない、問題ない)
ミミズのことは頭から追い出し、修はあおいを眺めることにした。
「……あおい、顔に土が」
「えっ? どこ?」
「こすると余計広がってしまう、俺が取る」
「ありがとう」
修はハンカチを取り出し、汚れを広げないよう慎重に、あおいの頬についた小さな土の汚れを取る。
近づく顔に、心臓の音が聞こえそうになった。
(目をつぶってくれれば……いや、それはそれで冷静でいられない気もする)
「……取れたよ」
修は、精一杯冷静さを装って言うのだった。
無事花を植え、どこにも汚れがないことを確認してから修は言った。
「猫恋の鐘を鳴らさないか?」
一緒に鳴らし綺麗な音を奏でれば、2人に永遠の祝福がもたらされるという猫恋の鐘。
「平和の鐘みたいなもの?」
あおいは猫恋の鐘のことを知らないらしい。
「それとは違うけど……幸せを祈るには違いないかな」
以前は体力がなくここを登るのも大変だったが、今はずっと楽になった。
あおいと共にロープを手にした修は、祈りを込めて鐘を鳴らす。
「綺麗な音だね」
「あおいに祝福をって祈ったよ。きっと届く」
夜、修とあおいは花の観覧車の中にいた。
乗る前にイベント協賛店で、花の名前でドリンク無料のサービスを受けている。
あおいはそのままでドリンクが貰えるが、修もあおいに花の名前をつけてもらうことにした。
「えー、花の名前?」
「あおいからなら俺も有難く命名されるよ」
うんうん悩んだ後、あおいは言った。
「それじゃあ……レモン。レモンの花」
「檸檬か、悪くない」
目の前にあったメニュー表から選んだのかもしれないが。
「乾杯」
「乾杯!」
無料ドリンクを手に観覧車に乗り、美しい夜景を観ながら乾杯した。
「あおいは良い名前だね。花でもあり色でもあり優しい響きだ。由来が聞けるかな?」
修の問いに、あおいは笑顔になる。
「あおいは太陽に向かって咲く植物なんだって。だから、明るく上を向いて、とかそんな感じみたい」
「あおいにふさわしいな」
「修くんの名前の由来は?」
「俺は……」
何気ないその質問に、修が心を決めるまで少しの沈黙があった。
「いつかは言おうと思ってた」
「えっ?」
「俺はあおいに隠し事がある」
あおいは驚いた顔になった。
(けど、大好きな人とは、ありのまま向き合いたい。あおいは俺に絶対の信頼を持ってくれてる。俺も信頼しよう)
「俺の本来の名前は、修(オサム)じゃない。母がつけた名前は、秀(シュウ)なんだ」
修は、いや秀は
かつてあった出来事
を打ち明けた。
黙って聞いていたあおいが、口を開く。
「つらかったね……シュウ君」
「今の自分も受け入れてるから大丈夫。この話、秘密にしてくれるか?」
「うん」
あおいは立てた小指を差し出してきた。
二人は秘密の共有の指きりをする。
「聞いてくれて有難う。受け入れてくれて有難う」
「私こそ、話してくれてありがとう」
観覧車はもうすぐ地上に下りる。
瞳を潤ませるあおいを見ながら、涙を見せてはならない、と修はこらえた。
(俺は君に何度でも恋をする。大好きだよ、あおい)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
36人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年06月09日
参加申し込みの期限
2021年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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