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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
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【遠足】みんなでGO！ 東京
☆アイドル活動研究部、遠足編！
遠足の行き先を知った翌日、喜矢武 あいおは部長をしているアイドル活動研究部の部室へ向かった。
先に来ていた部員の花咲 夢乃が、テンション高く話しかけてきた。
「遠足、東京ですのね！ ミュージカル鑑賞なんかもいいですけど、やはりアイドルを満喫したいです。あいおちゃん、よかったらご一緒にアイドルのステージを見に行きませんか？」
あいおも負けずにノリノリで答える。
「はい、喜んで！」
「アイドルのステージと言ったら秋葉原ですわね。食事を楽しみながら見られるところもあるらしいですが、ステージライブ重視のところとどちらがいいでしょう？」
調べてきたらしい夢乃の言葉にあいおは頷き、答える。
「それはやっぱりライブメインですよねぇ」
「そうですね、私もライブ重視がいいと思いますわ。それじゃチケットを……」
スマホを取り出そうとする夢乃だが、あいおがニコニコしながら意味ありげにスマホを取り出し、操作しているのに気づいた。
「夢乃ならそういってくれると思って……ライブチケット取っておいたのですぅ！」
「ええっ？ 取っておいてくださったんですの？ さすがあいおちゃんですわ」
見せられた予約画面に、夢乃はさらに目を見開く。
「こんないい席を！？」
「抽選の時間に必死でスマホに張り付いてたかいあって、前列席を2枚ご準備出来ました」
「嬉しいです！」
いよいよ遠足当日。
「いざ、秋葉原のアイドル劇場へ！」
万全の準備をしたあいおと夢乃は、迷わず劇場にたどり着いた。
「大きなステージでアイドルを生で見るのは初めてです。わくわくしますね♪」
東京出身の夢乃だが、お嬢さん育ちで生アイドルを見る機会はなかったようだ。
「あいおも動画では見てますけど、予想以上にドキドキしてます」
あいおはというと、ほしびとから分離した存在で、親戚の家を転々とした経歴なのでこれまた生ステージを見る機会はなかった。
席についた二人はペンライトやアイドルの名前が書かれたうちわを取り出し、ステージに備える。
やがて客席の照明が落とされた。
「始まりますわ！」
音楽と共にステージに七色の照明が当たり、スモークの中幕が開く。
そこに広がっていたのは、夢の世界だった。
妖精のようなアイドルたちが目の前に飛び出してくる。
（本当に目の前にいて、歌ってる）
（距離が……近いですわ。オーラを感じます）
見とれて放心しそうになりながら、隣の客がペンライトとうちわを振っているのに気づいて、慌ててうちわを振る。
（こっちを見てくれた？ あっ？！）
視線が、笑顔がこちらに向けられたかと思うと、ウィンクが飛んできた。
（うそっ、私に？）
心臓が跳ね上がるような気がした。
（これは画面越しでは絶対味わえませんね）
伸びやかなソロが、続くハーモニーが、耳を幸せにし心に飛び込んで、自然と身体を弾ませる。
一瞬たりとも見逃したくなくて、二人は食い入るようにステージを見つめ続けた。
アイドルの眩しさにすっかり魅入られながら、客席中がそうなのだと、割れんばかりの歓声と拍手を耳にしながら気づく。
二人は夢中でペンライトを、うちわを掲げた。
（ぴったり合ったダンスは指先の動きまで完璧……これがプロ……あいおの目指す姿……）
動画で見ていたのとは全然違う、とあいおは思った。
「よっしゃ！いくぞー！」
客席からファンの声が上がった。
曲の間奏やサビなどの間に行われるアイドルコールだ。
「タイガー！ ファイヤー！ サイバー！ ファイバー！ ダイバー！ バイバー！ ジャージャー！」
意味不明なのだが、客席が一体化した感じがして盛り上がる。
（噂に聞くＭＩＸというのはこういう感じなんですね）
魅了されながらも、夢乃は照明や音楽などもしっかりチェックしている。
（裏方として参考になりそうな点は、今後に生かしたいです）
「あっと言う間でしたわ……」
幕が閉じた後も、二人はすぐに席を立とうとはしなかった。
ずっと余韻に浸っていたいけれど、いつまでもこうしているわけにもいかない。
「これだけたくさんの人たちを魅了する、アイドルって本当にすごいですわね。そして一人でなくあいおちゃんと一緒に来れたことがとても嬉しいです」
夢乃の言葉に、あいおは立ち上がって頷く。
「私も夢乃と来られて良かったです。ところで、ライブで盛り上がってたらお腹すいてきましたねぇ」
その言葉に、夢から覚めたように夢乃は笑みを浮かべた。
「いいですわね、私もお腹がすいてきました♪ どこがいいですか？」
「この辺りだと肉料理のお店とか、カレーのお店で有名店があるみたいですよ」
あいおがスマホにデータを呼び出し。
二人は興奮冷めやらぬまま劇場を後にするのだった。
遠足の行き先を知った翌日、喜矢武 あいおは部長をしているアイドル活動研究部の部室へ向かった。
先に来ていた部員の花咲 夢乃が、テンション高く話しかけてきた。
「遠足、東京ですのね！ ミュージカル鑑賞なんかもいいですけど、やはりアイドルを満喫したいです。あいおちゃん、よかったらご一緒にアイドルのステージを見に行きませんか？」
あいおも負けずにノリノリで答える。
「はい、喜んで！」
「アイドルのステージと言ったら秋葉原ですわね。食事を楽しみながら見られるところもあるらしいですが、ステージライブ重視のところとどちらがいいでしょう？」
調べてきたらしい夢乃の言葉にあいおは頷き、答える。
「それはやっぱりライブメインですよねぇ」
「そうですね、私もライブ重視がいいと思いますわ。それじゃチケットを……」
スマホを取り出そうとする夢乃だが、あいおがニコニコしながら意味ありげにスマホを取り出し、操作しているのに気づいた。
「夢乃ならそういってくれると思って……ライブチケット取っておいたのですぅ！」
「ええっ？ 取っておいてくださったんですの？ さすがあいおちゃんですわ」
見せられた予約画面に、夢乃はさらに目を見開く。
「こんないい席を！？」
「抽選の時間に必死でスマホに張り付いてたかいあって、前列席を2枚ご準備出来ました」
「嬉しいです！」
いよいよ遠足当日。
「いざ、秋葉原のアイドル劇場へ！」
万全の準備をしたあいおと夢乃は、迷わず劇場にたどり着いた。
「大きなステージでアイドルを生で見るのは初めてです。わくわくしますね♪」
東京出身の夢乃だが、お嬢さん育ちで生アイドルを見る機会はなかったようだ。
「あいおも動画では見てますけど、予想以上にドキドキしてます」
あいおはというと、ほしびとから分離した存在で、親戚の家を転々とした経歴なのでこれまた生ステージを見る機会はなかった。
席についた二人はペンライトやアイドルの名前が書かれたうちわを取り出し、ステージに備える。
やがて客席の照明が落とされた。
「始まりますわ！」
音楽と共にステージに七色の照明が当たり、スモークの中幕が開く。
そこに広がっていたのは、夢の世界だった。
妖精のようなアイドルたちが目の前に飛び出してくる。
（本当に目の前にいて、歌ってる）
（距離が……近いですわ。オーラを感じます）
見とれて放心しそうになりながら、隣の客がペンライトとうちわを振っているのに気づいて、慌ててうちわを振る。
（こっちを見てくれた？ あっ？！）
視線が、笑顔がこちらに向けられたかと思うと、ウィンクが飛んできた。
（うそっ、私に？）
心臓が跳ね上がるような気がした。
（これは画面越しでは絶対味わえませんね）
伸びやかなソロが、続くハーモニーが、耳を幸せにし心に飛び込んで、自然と身体を弾ませる。
一瞬たりとも見逃したくなくて、二人は食い入るようにステージを見つめ続けた。
アイドルの眩しさにすっかり魅入られながら、客席中がそうなのだと、割れんばかりの歓声と拍手を耳にしながら気づく。
二人は夢中でペンライトを、うちわを掲げた。
（ぴったり合ったダンスは指先の動きまで完璧……これがプロ……あいおの目指す姿……）
動画で見ていたのとは全然違う、とあいおは思った。
「よっしゃ！いくぞー！」
客席からファンの声が上がった。
曲の間奏やサビなどの間に行われるアイドルコールだ。
「タイガー！ ファイヤー！ サイバー！ ファイバー！ ダイバー！ バイバー！ ジャージャー！」
意味不明なのだが、客席が一体化した感じがして盛り上がる。
（噂に聞くＭＩＸというのはこういう感じなんですね）
魅了されながらも、夢乃は照明や音楽などもしっかりチェックしている。
（裏方として参考になりそうな点は、今後に生かしたいです）
「あっと言う間でしたわ……」
幕が閉じた後も、二人はすぐに席を立とうとはしなかった。
ずっと余韻に浸っていたいけれど、いつまでもこうしているわけにもいかない。
「これだけたくさんの人たちを魅了する、アイドルって本当にすごいですわね。そして一人でなくあいおちゃんと一緒に来れたことがとても嬉しいです」
夢乃の言葉に、あいおは立ち上がって頷く。
「私も夢乃と来られて良かったです。ところで、ライブで盛り上がってたらお腹すいてきましたねぇ」
その言葉に、夢から覚めたように夢乃は笑みを浮かべた。
「いいですわね、私もお腹がすいてきました♪ どこがいいですか？」
「この辺りだと肉料理のお店とか、カレーのお店で有名店があるみたいですよ」
あいおがスマホにデータを呼び出し。
二人は興奮冷めやらぬまま劇場を後にするのだった。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2021年05月26日
- 参加申し込みの期限
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- 2021年06月02日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2021年06月02日 11時00分
