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見えない観測者
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青い空に孤高の太陽が燦然と輝く。
「……四月の温度じゃないよね」
メゾネットタイプのアパートから出てきた
初瀬川 理緒
は呆れたような顔を空に向けた。ドアの施錠を済ませると軽やかに歩き出す。
「風がいいね」
着ていたチュニックが波の模様を作る。
シーサイドタウンの街並みを抜けると青い海が見えてきた。理緒は艶やかな黒い瞳を頻りに動かす。路肩に停まっていたバス車両に目を留めると、あれね、と笑みを見せた。
――四月の季節に寝子ヶ浜海岸のグラビア撮影は心配だったんだけど、大手の『ヤングミャガジン』だから断れなかったんだよね。
でも、この暑さなら問題ないわ。移動時間も取られないし、大学に入ったばかりで忙しいから助かったかも。
長いポニーテールを弾ませてバスの横手に回る。待機していた女性スタッフが笑顔で迎えてくれた。
「おはようございます。今日はよろしくお願いします」
「おはようございます。良い写真が撮れるようにがんばります」
にこやかに返すと理緒はバスに軽快に乗り込む。指定された水着を手にすると両手で広げた。
――ピンクの三角ビキニだね。着てみないとわからないけど、これって寒くないかな。
考える間のあと、時間を取り戻すように水着を装着した。
「サイズはぴったり」
自身の姿を満足気に見ると溌溂とした様子でバスを降りた。
狙っていたかのように海から強い風が吹き付ける。
一瞬、全身が震えた。口が半開きになる。手で押さえる前にクシャミが出た。
「え、なにこれ?」
理緒が真下に見える。
「なんで、あたしがもう一人いるのよ」
戸惑いながらも自身の身体に目を向ける。
――水着の形は同じだけど、妙に白くて透けているんだけど……。
その時、身体が引っ張られた。
「急に、なんで!?」
女性スタッフの案内で理緒が砂浜に向かう。よく見ると頭部から白い線が伸びていた。
「もしかして」
頭頂を手で探ると細長い物に触れた。
「繋がっているみたいね」
流されるままに付いていく。
砂浜の一角ではカメラマンが待機していた。レフ板を持った男性もいた。そこに理緒が加わると早速、女性が撮影用のメイクを施す。
「それでは撮影を始めます」
その一声で全員が持ち場についた。
「さすがに海には入らないよね」
腕組みをした状態で下の様子を眺める。
理緒はカメラマンに指示された通り、砂浜に座るとカメラ目線でポーズを決める。複数の笑顔を使い分ける。
「自分がやってることなんだけど、もう少し自然な笑顔が欲しいよね。モデルとしてのプライドは抑えて、あ、その笑みは悪くないわ」
現場の総監督となって撮影に立ち会う。
理緒は横座りの姿勢となった。軽く背を反らして微笑みを浮かべる。
「もっと思い切って弓なりにならないと綺麗な胸のラインが出ないわ」
カメラマンの要望で理緒は砂浜に仰向けとなる。胸の下で腕を組み、ねだるような目をカメラに向けた。
「流し目を意識して。それだと子供っぽいよ。そう、その表情で胸の強調も忘れないでね」
カメラマンは夢中になってシャッターボタンを押した。理緒が自由に動くと連続撮影に切り替えた。
一通り撮り終わると水着を変えた。別のスタッフが飲み物を持ってきた。
「これだと夕方まで掛かりそうね」
宙に浮いたまま、寝転がった姿で眺めていた。その予感は的中した。
空と海が鮮やかなオレンジ色に変わる。最後の一枚をカメラに収めると関係者から拍手が起こった。
今日の撮影の終わりを告げた。
「まあ、反省点はいっぱいあるけど、そのがんばりは認めるわ」
苦笑に近い顔で白い掌を打ち合わせた。
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あとがき
担当マスター:
黒羽カラス
ファンレターはマスターページから!
プレゼントシナリオは無事に完結しました。
自身の姿を眺めるという、フツウではない状況を楽しめたでしょうか。
三者三様の行動で、とても充実した一日になったと思います。
讃辞のマシンガントークは凄いの一言でした。
自己愛に溢れた行動や厳しい目がプロフェッショナルを思わせます。
現場の総監督となって終始、厳しい指摘を自身に浴びせました。
PCさんの特徴を活かしたリアクションになりました。
心の籠ったアクションをありがとうございました。
私も魂を燃やして執筆に当たりました。感無量です。
ご参加、本当にありがとうございました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年02月27日
参加申し込みの期限
2021年03月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年03月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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