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寝子島高校
扉を開ければボスバトル!
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吉住 志桜里
と
吉住 獅百合
は、気づけば妙な扉の前に立っていた。
周りを見回せば
詠 寛美
と雨梨栖 芹香もそばにいる。
この謎の狭い空間に四人、お互いの顔を見ると、事情を知っている者はいないようだ。
「この扉を開けるしかなさそうだけど」
獅百合が言って、
「扉から殺気を感じるな。さっさと開けようぜ。ここにいても仕方ないし」
寛美が言う。
「ふーん? Tレックスはどう思うんだい?」
「ちょっと、それだとただの恐竜だし、止めてって言ってるでしょ」
志桜里が嫌そうな顔をする。
「じゃあパンT?」
「それも禁止。もうしおパンが一番ましなのよ」
そんなやり取りをしつつ、四人は扉を開いた。
そこは、野外だった。古代の闘技場、いわゆるコロッセウム。扉の向こう、コロッセウムの中心に立っていたのは虎爪を持つ少女闘奴である。
「つまりぶっ倒せってことだね?」
「分かりやすくていいわ」
芹香と獅百合がすでに臨戦態勢だ。
「とりあえず、相手の出方を」
寛美が言うやいなや、二人が駆け出した。
「先制攻撃だよ!」
「援護するわ」
「あっ、ちょっと、早いわよっ」
志桜里の制止も止まらない。
「吉住、仕方ないからフォロー行こう」
「そうですね」
志桜里は寛美と頷きあって、走り出した。
一体どんな攻撃が繰り出されるのか。
初手は獅百合だった。地面を蹴っての、回し蹴り。
「はあっ」
腕で受け止められたものの、着地してから芹香と頷き合う。
「食らいなっ」
少女の鋭い声。
二人は揃って彼女の攻撃を受け止めた。すかさず、追撃。ダブルで鋭い突きを繰り出したのだ。
すると、虎爪少女は流れるように二人の拳を横に流すと、大きく後ろへ飛んだ。
芹香が舌打ちをする。
「素早いね。こうなったら二人づつ、二方向から攻める、なんてどうだい?」
「その場合、どこへ避けるのかわからないけど、対応出来そうね。そういうわけだから、クロ、寛美さん」
獅百合が後ろにいる二人に声をかける。
「わかったわ」
「じゃあ、このペアで良いよな?」
獅百合と芹香、志桜里と寛美それぞれ、右と左から攻めることにした。
「さっそく行くよっ!」
「いいわよ」
二人は右から虎爪少女へ向かって走り出す。
「次は時間差で別の攻撃をしようか?」
芹香の提案、断る理由はない。
「じゃあ、私が先に」
獅百合が前に出た。しかし、いくら近づいても虎爪少女は動かない。
「棒立ちなんて、余裕ねっ」
構える虎爪少女の右爪を狙う。
「はああっ」
拳を鋭く繰り出すが、腕でガード。しかし、後ろからきた芹香が体勢を低くして、
「とりゃっ」
少女を足払い。
「あ」
さすがの彼女も声を漏らし、バランスを崩す。
と、左から飛び出してきた志桜里が前のめりになる虎爪少女の胸ぐらを掴んだ。
「吉住、頼んだ」
そう叫んだ寛美は彼女の体を強引に引き寄せ、
「でやぁっ」
柔道のような動きで力任せに宙へ放った。
すかさず、志桜里が地面を蹴って、体を捻る。
「やーっ!」
腹部に重い一撃。虎爪少女は後方の壁に背中から激突して、倒れこんだ。
「やった?」
志桜里が身構えたまま、眉を寄せる。
「いや、まだみたいね」
獅百合が呟く。
虎爪少女がゆっくりと立ち上がったのだ。
「え?」
志桜里が眉を寄せる。
立ち上がった虎爪少女が見上げるほどの巨人になっていたのだ。
「何だい? これ」
そしていつの間にか、少女の姿が見慣れたものへと変わっていた。
「襤褸布に裸足ですが、容姿は私そのもの。おまけに超巨大…これ私のろっこんね?!」
獅百合が言う。少女は完全に獅百合をコピーしたらしい。
見ると、志桜里や寛美まで縮んでしまっていた。
芹香も同じ状態に。
「普段駆除してる虫螻の気分ね。クロ、どうする?気付かれちゃったけど。このまま砂塗れの足の下で奴の言葉通り纏めてぺちゃんこかしら」
「いや、シロの手口なら手酷く甚振られるわよ。2人は迂闊、私は未熟。されど詰みに非ず……これですぐ潰されはしないわ」
志桜里はろっこんを使って全員を強化することにした。拳で三秒。そこまで時間はかからないが、巨大少女がゆっくりと近づいてくる。
下手に動くのは危険だ。狙いを定めて下ろされる足を確実に避けるのが一番良い。
「おい、来るぞっ」
寛美の声を聞いて、それぞれ横へ跳躍。回避。
しかし、
「うわっ、マジ!?」
芹香が回避失敗してしまったらしい。容赦なく踏み潰されるも、ろっこんが有効になっているようだ。
「クロ、今しかないわよ」
獅百合の声に志桜里も頷いて、同時に駆け出す。芹香を踏み潰している足に拳を触れさせる。
すると、みるみる少女が縮んで行く。同じ身長になれば、後は戦闘するだけだ。こちらは四人である。
獅百合は志桜里に頼んで自分の足にろっこんを使用してもらった。身体強化だ。
「よしっ、こうなればこっちのもんだよ!」
潰されていた芹香が虎爪少女の足元から素早く立ち上って距離を取る。
「三人共、頼むよ!」
芹香が再び囮だ。一人で向かっていく。
「シロ、止めをよろしく」
「分かってるわ」
「吉住、ギリギリまで姿が見えないようにして行こうぜ! 俺が盾になってやるよ」
フォーメーションは志桜里と寛美、そしてその後ろから獅百合だ。
三人は芹香の後を追う。芹香はすでに戦闘状態だ。拳を打ち打たれ、互角のように見える。
「ちっ、手強そうだな」
と、その時。芹香が投げ飛ばされてしまったらしく、こちらへ飛んできたのだ。
「!」
寛美にクリティカルヒット。
「うあっ」
二人揃って後方へと倒れてしまう。
「俺らのことは気にするな」
「さっさとやっちゃっていいよ!」
志桜里は獅百合の姿を隠しながら、虎爪少女へと突っ込んでく。今度は手刀を叩き込もうとして、やはり止められた。ろっこんを使われ、さらに縮められてしまう。
しかし、後ろから走ってきた獅百合が高く跳躍した。
「覚悟っ」
獅百合は右足を高く上げ、体重をかかとへと集中させる。
「でやあっ」
虎爪少女の頭にクリティカルヒット。白目を向いた彼女は倒れた後、そのままうごかなくなってしまった。
「……はぁ~」
どうやら勝利したらしい。ろっこんを解除し、元の大きさに戻ると、そこはなんの変哲もない寝子島の風景が広がっていた。
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あとがき
担当マスター:
高城ヒト
ファンレターはマスターページから!
高城ヒトです。
今回はいきなりボス出現でそのままの勢いで戦闘に入るという、不思議なシュチュエーションでしたが、
皆立ち回りが上手くてびっくりしました。
楽しんで頂ければ幸いです。
ご参加ありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年02月15日
参加申し込みの期限
2021年02月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年02月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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