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春模様の参道商店街
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●眼鏡が繋ぐ縁
愛猫 萌々子
は旧市街にやってきた。
去年は星ヶ丘に住んでいたので、ここに来たのは数回程度。
参道商店街は今回が初めて。春物の洋服や着物のセール、新作の桜スイーツなどが目白押しだ。
彼女は賑わう道を眺めながら、ふと一軒の店の前で立ち止まった。
(これは、眼鏡屋さん……?)
ドアの横にはごく簡素な看板と、呼び鈴が置かれている。
その看板には『浅葱眼鏡店』と書かれていた。
木造の2階建てで、旧市街に馴染んでいるように感じた。
(おしゃれ用として新しいものを探すのにいい機会かもしれません。中学生の時からずっと1つしかないメガネですし)
そう思って、呼び鈴を鳴らして入店した。
「……いらっしゃいませ」
浅葱 あやめ
はカウンターから顔をあげて、萌々子に向けて小さく頭を下げる。
「こんにちは、ちょっとメガネを見たいのですが……」
「どうぞ……」
あやめはそっと呟くように萌々子に伝えるとカウンターでの作業を継続する。
いそいそと萌々子は店内を歩き始める。
(レトロなお店だからご年配の店主さんかと思ってたら、意外と若い方でしたね。私の兄と同じぐらいでしょうか……?)
これな少々予想外だった。
しかし眼鏡の種類は豊富できちんと並べられており、眼鏡選びは問題なさそうだ。
一方、あやめはカウンターで作業をしながら萌々子の様子を見守っていた。
(お客様は、高校生、だろうか。となると、勉強用や部活用、あるいはお洒落用……)
あやめは様々な可能性を考慮しながら、萌々子の眼鏡選びを見ている。
彼女はとりあえず気になるものをいくつか選んで、試しにかけては鏡で確かめてみる。
縁の有無や色合い、自分の顔とのバランスなど、様々な観点から納得いくものを探す。
なかには『これは誰が掛けるのだろう?』と疑問に思うようなデザインもあった。
(観賞用?)
メガネをインテリアのように飾ることがあるのか、萌々子には分からなかった。
それからしばらく店内をまわり、選んだのは見た目は今までと変わらない縁なしのメガネだった。
でもテンプルの部分に、ツタのような模様が入っている。これが選ぶ決め手となった。
選んだ眼鏡をあやめのところへ持っていき、萌々子に合わせるための視力検査などをお願いした。
あやめは渡された眼鏡を確認しながら、萌々子に話しかける。
「もしお時間があれば……」
あやめは通常の視力検査に加えて、左右の目の見え方の検査も提案した。
萌々子がそれを了承すると、検査用のスペースへ移動する。
検査の結果、萌々子の目には斜位も癖もなかった。
どうやら調整力が落ちて若干遠くが見えづらくなっているだけのようだ。
萌々子も以前の検査から大きくは変わっていないことを確認して、どこか安心した様子だ。
(これなら在庫のレンズですぐにお仕立てできる)
あやめは1時間ほど掛かることを伝えるとともに、現在かけている眼鏡のメンテナンスを申し出る。
「……こちらの、古い眼鏡ですが……普段、本を読まれるときなどに、不便に思われることはありますか?」
この度数なら、手元を見るのには丁度いい。
そこであやめは今回買った眼鏡と古い眼鏡を、遠距離と近距離で使い分けることを提案する。
萌々子がその提案を受け入れると、あやめは作業に取り掛かった。
1時間後。
あやめは新しい眼鏡を萌々子に確認してもらい、顔にフィットするように丁寧に調整した。
そして古いほうの眼鏡もメンテナンスを終え、こちらも掛け具合を見る。
今までずっと使っていて違和感は無かったが、あやめの調整で掛け心地が良くなった気がした。
「ありがとうございました」
「またのお越しをお待ちしております」
萌々子は新しい眼鏡を掛けて店を出る、入り口のほうを振り返る。
(浅葱さんはあまり喋らない方ですが、私にとっていいメガネが見つかるようにと、全力を尽くしていただけたように思います。熱意が伝わってきたと言うか、これが仕事人と言うものなんですね。きっとまた次も、このお店に行きます)
そう思いながら店から遠ざかっていった。
店内は再び作業に戻ったあやめだけとなった。
(ご満足、いただけただろうか。綺麗に、世界を視るための、お力添えができたならいいな。……この春、彼女の見るものが、希望に満ち溢れていますように)
その願いはきっと届くだろう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年02月03日
参加申し込みの期限
2021年02月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年02月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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