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三月イチゴのお茶会
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☆流と千恵
ねこったーで知人にイチゴ食べ放題の連絡をした
水守 流
はスマホをしまい、改めて考えた。
「イチゴ食べ放題も魅力だが、このなみなみと溢れるチョコの泉をみたからにゃあチョコフォンデュコースでいくしかねぇよな!」
そう決めた流は、ふと近くにいた女の子に気が付いた。
家族連れも何組かいるが、小学生ぐらいその子はどう見ても一人だったのだ。
小学4年生の
光村 千恵
は、家族に内緒で1人でイチゴ狩りに参加した。
(大丈夫、大丈夫、ビニールハウスの狭い中だし、「友達と遊びに行ってきます」メールもしたし、万が一に備えて周辺の地図もプリントしたし、迷子の心配は無用だね)
ちゃんと迷わず会場にたどり着けたので、自信がついた千恵のテンションは上がっていた。
別に家族と仲が悪いわけではない。
むしろ高校生の兄に対してはブラコンである。
けれど、子供扱いされるのは嫌だ。
(私だっていつまでも子供じゃないんだから!)
両親はたまたま忙しかったし、大好きなイチゴを諦めたくなくて、これは千恵にとっての小さな冒険だった。
「わあ! こうやって実っているんだ。イチゴつやっつや! キレイ!」
初めて見るイチゴ畑に、千恵は歓声を上げた。
「初めてだけどうまく摘めるかな……んっと、こう……? できた!」
チョコファウンテンコースは、決められた量以内のイチゴを自分で摘んでくることができる。
なので流も千恵も、まずビニールハウス内で苺を摘んでいた。
たまたま二人は美味しそうな苺を探して隣に並んだ。
「ふふ、美味しそうな子ゲット~! 食べるのが楽しみ~」
あーん、と大きな口で苺を食べた千恵は、幸せそうな満面の笑みを浮かべた。
「むぐ、甘いね~」
たまたま傍にいたお兄ちゃんくらいの男の人に向かって話しかけたのは、喜びを分かち合いたかったから。
「お、おう……美味いな!」
ちょっと戸惑いながらも返事を返す流。
そっけない態度ではあったが、おおらかな流は人と話すことは嫌ではない。
美味いものはみんなと共有したい、という思いがある。
もしかすると無意識のうちに彼のろっこんにもそれが反映されているのかもしれない。
「これ猫の耳みたい! ねこおとめって言うんだ。名前かわいい」
千恵はかわいいバッグからメモ帳を取り出して、新発見や気に入った銘柄をメモする。
ひとりだとちょっと寂しいから、メモしたり感想を声に出すことで元気を出したかった。
周りを見れば家族連れやカップルばかりで、一人で来ている様子なのは千恵と近くにいたお兄さんくらいだった。
苺を吟味しつつ、二人はチョコの泉の前にやってきた。
「おおー、このチョコファウンテンの前に立つといやがおうにもテンション上がってくるぜ!」
目を輝かせる流。
「チョコマウンテンなんて初めて見た! 流れてるーふしぎー」
千恵もすっかりはしゃいでいる。
「ねえねえ、すごいね。おにい……あ、ごめんなさい!」
つい隣に兄がいるつもりになって流に話しかけてしまい、慌てて謝る。
「いや……チョコファウンテンだけどな。まあ山にも見えるよな」
つい突っ込みを入れる流。
(やだ、恥ずかしい)
二重の間違いに少し赤くなった千恵をフォローするように、流は言葉を続ける。
「いやー、このチョコファウンテンに果物入れて食べるの一度やってみたかったんだよなー、憧れってーの? なんつーかロマンを感じるっつーか」
「へ~そんな食べ方もあるんだ。やってみようっと。うーん、チョコの量どうするか悩むよ~」
「チョコは別の器にとれば、食べるときに調整できるだろ。そんじゃ早速この苺をチョコにくぐして……」
さっそくチョコフォンデを試してみる流を、千恵はわくわくしながら見つめる。
「うまい! いやー、苺もうまいがチョコでコーティングするともっとうまいぜ!」
「私もやろう!」
見よう見まねで千恵は苺をチョコにつけて食べる。
「ん、おいしい。イチゴが一番大好きだったけど、こんなにおいしいの初めて食べたよ!」
「どれ、もう一つ……うまい!」
気づいたらチョコファウンテンに行列ができていた。
「え、すごい! 人気あるんだねー」
驚く千恵だが、流には心当たりがあった。
(ん、ろっこんの効果か?)
流のろっこん『メシテロジツ』は、周辺の人が流が食べた物と同じ物を猛烈に食べたくなるというものなのだ。
「ちょっとサイドメニューでもつついて時間をおくか……ん? 新作苺スイーツの試食?」
流は近くの机の張り紙に目を留めた。
「ちょうどいいな、そっちも試してみるか!」
「あ、私も」
苺スイーツもとてもおいしかった。
気が付けば千恵は自然と流について歩いていた。
「ふぅー、食った食った、苺満喫しまくったぜー」
満足そうな流を見ながら、おなかいっぱいになった千恵の胸はなんだかすうすう風が吹いているようだった。
(……どれもこれも美味しいけど、みんなで、家族で食べたかったな)
「さーて、持ち帰りの苺を買って、晩飯の後にデザートにするかな。こんだけ美味い苺なんだから帰ったらきっとまた食べたくなるだろうからな!」
立ち上がった流に、千恵もはっと気づく。
「お土産! 買おう!」
(それで、勝手にでかけてごめんなさいって、言って、このイチゴたちで喜んでもらうんだ)
お小遣いは念のためしっかり持ってきた。
「この、ねこおとめ見たら笑ってくれるといいな……」
そう呟きながら、千恵はお土産を選ぶのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年01月07日
参加申し込みの期限
2021年01月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年01月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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