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三月イチゴのお茶会
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☆朝と夜
恵御納 夏朝
は、
恵御納 夏夜
と念願の分離を果たしてから、初めて一緒にお出かけした。
「『ねこおとめ』っていうイチゴがあるんだって」
普通のイチゴ狩りにするかチョコフォンデュにするか。
「迷ったけど、テラス席でのんびり楽しめるのもいいかなって思って、チョコフォンデュコースにしたよ」
双子で顔はそっくりだが、のんびり内向的で子供っぽい口調なのが妹の夏朝。
「僕は夏朝が希望する方で構わない」
口調も性格もクールなのが姉の夏夜だ。
看板には『三月ウサギのお茶会』とも小さく書かれていて、夏夜は首を傾げた。
「ウサギが何か関係があるのかな」
「イメージかな?」
夏朝も不思議には思ったが、それはおいておいてイチゴを摘むことにした。
「まず、そのままのイチゴを1個楽しもう」
二人の口の中に甘いイチゴの味が広がる。
味に満足しつつ、その後が本番だ。
「チョコファウンテンにおいしいイチゴをくぐらせて……」
姉妹は同時にチョコつきの、ちょっと変わった形のイチゴを頬張った。
「……おいしい! これが『ねこおとめ』かな?」
「うん、これは美味しい……『ねこおとめ』以外にも複数種あるみたいだね」
夏朝と夏夜は顔を見合わせ、満足そうな笑顔になった。
「他の食べ物や飲み物のメニューもあるから、お茶やイチゴのサンドイッチも頼んでみたいね」
「のんびり、食べ切れるように楽しもう」
夏朝がサンドイッチ、夏夜がケーキを頼んでシェアすることにした。
「二人で食べると美味しい! お母さんにも食べさせてあげたいな」
夏朝の言葉に夏夜も頷く。
「ここって持ち帰り用に何か買えるのかな?」
家族のことを思い出した夏朝に、夏夜は何かを思い出した様子で。
「この農園……以前に母さんが来た所じゃないかな」
「……えっ、ここってお母さんが寄ったのと同じ所?」
かつて二人の母が、お土産だとイチゴジャムを送ってくれたことがあった。
寝子島でイチゴ狩りに行って、とても美味しかった、と手紙を添えて。
その当時は分離前で、まだ夏夜は夏朝の中にいたのだが。
「うん、おいしかったのは覚えてる……」
「分離前の夏朝の記憶は、分離後の僕も持っている。この後は別々に過ごす時もあるけれど……」
夏夜の人格が出てきたときは夏朝は覚えていない記憶があって、日記を使って摺合せしたりしたものだが。
こうして、一人だった時の思い出を二人で話すのは不思議な感じだ。
「帰りに買っていこうか、お互いに1瓶と、お母さん達に送るおみやげ!」
夏朝の提案に夏夜は頷いた。
「うん、後で買って帰ろう……僕もまた味わいたいからね、あのジャム」
そう言って、二人はイチゴのジャムが入ったお茶を飲んだ。
イチゴの香りがふわりと鼻孔を刺激して、しっかり味わおうと一瞬目を閉じる……
気が付いたら、周囲に何かの気配がした。
「えっ……わぁ、可愛い……!」
二足歩行の猫さんやうさぎさんが何匹もいるのを見て、夏朝は歓声を上げる。
(これは……夢か?)
夏夜も驚いて見つめている。
「にゃあにゃあ」
「うさうさ」
白猫さんに黒猫さん、三毛猫さん。
真っ白いウサギに、黒ウサギ、茶色いウサギ。
猫さんはしっぽをパタパタし、ウサギは耳をぴょこぴょこしながらぴょんぴょん飛んで。
それぞれに愛らしく働いて、あっけにとられる二人にイチゴを提供してくれた。
「なるほど……これが『三月イチゴのお茶会』、か」
得心したように夏夜がつぶやいた。
「にゃあにゃあ」
「うさうさ」
「幸せで楽しい……本当に、ありがとう!」
(きっと現実には猫さんうさぎさんじゃなくて農園の人がいるんだと思う)
意外と現実的な夏朝は、胸の中でそんなことを思うが、口に出したりはしない。
「ありがとう」
夏夜も微笑んで猫とうさぎに礼を告げた。
(でも、夏夜ちゃんが傍に一緒にいるのは本当の事)
感謝の気持ちが皆に届いて、きっと幸せになると信じよう。
(夏朝も同じ光景を見ているようだね)
暫くはのんびりとフォンデュとこの光景を楽しみたい。
二人はそう思いながらイチゴを味わうのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年01月07日
参加申し込みの期限
2021年01月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年01月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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