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春には春の
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お辞儀した頭を上げるよりも先、服の裾をぎゅっと掴むこんのつむじが眼鏡の視界に留まる。
「こら、こん」
「つくもがみ」
年上の少女に叱られてもこんはめげない。黒猫を片手で抱えて俯くこんの唇が見る間につんと尖がる。
「……」
見下ろすこちらの視線に気づいたか、おかっぱ頭が上を向いた。黒目がちな瞳と目が合い、
神代 千早
は返答に困る。幼い女の子を、話すのも初めてな男の家に招くのは、
(どうなのか?)
真剣に考えこむ千早の感情表現に乏しい表情をどう読み取ったのか、こんの瞳がきらきらと期待に輝いた。服の裾を掴む小さな手は離れる様子を見せない。
くぁ、とこんの片腕に大人しく抱かれた黒猫が大きなあくびをした。
「お家の人に、了解が貰えたら」
古びた鉄扉の前に立つ長い髪の少女へと顔を向け、ついでちらと視線を奥の家へと向ける。途端、こんの手が裾から離れた。
「日暮にきいてくる! 夕もいっしょにきいて!」
千早の手に黒猫を押し付け、年上の少女の手を引いて家へと駆けこみながら、
「珠とまってて!」
元気いっぱいに念を押され、千早は頷くしかない。
抱く腕が変わっても平然としている黒猫の珠を抱え、とりあえず道の端に自転車を寄せて停める。丁寧に抱きかかえ直されたのが嬉しいのか、喉を鳴らす猫の背中を宥めるように撫でている間に玄関の奥から足音がした。
こんにちは、と出てきたのは、先日挨拶めいたものを交わした男性。こんは日暮と呼んでいただろうか。
「こんがわがまま言うたみたいで……引っ越したばっかりで忙しないですか」
ともすれば次の瞬間に顔つきを忘れてしまうほどに特徴のない男の唯一の特徴と言えるかもしれない、狐の尻尾のような結わえ髪を春風にふわふわ揺らし、日暮は申し訳なさそうに頭を下げた。
「ああ、いえ、……大丈夫です」
「つくもがみさがすのー!」
首を横に振る間に、玄関から風呂敷包みを首から提げてこんが飛び出して来た。お揃いの風呂敷包みを両手に抱えた夕はどうやらこんに付き添ってくれるらしい。
「ほな、行ってきます」
「うん、行ってらっしゃい」
日暮と柔らかな笑みを交わし合い、夕は当たり前のようにこんと手を繋いだ。千早の腕からするりと抜け出した珠は一度地面に降り立ってからきょとんとした顔でこんを見、日暮を見、結局千早のズボンの裾を細い爪でがりりと引っ掻いた。
「すまんけど兄さん、よろしゅうに。そのうち一緒に飯なと食えたらええなあ」
抱っこして運べと強請られるままに猫を抱き上げる千早に、日暮が笑う。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年12月16日
参加申し込みの期限
2020年12月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年12月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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