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煌燦璃 ~KiraKira-Re ホワイトアイランド~
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◆ホワイトな時間
「お待たせー修君!」
ホワイトデーの夜。
八神 修
を呼ぶあおいが駆け寄って来る。あおいのチャームポイントであるツインテールが揺れると、髪を結んでいる猫の顔が楽しそうに揺れているのが見える。
「その髪紐、付けてくれたんだね」
「あ、これ? うん。可愛かったから付けてきちゃった。どうかな?」
「うん。プレゼントして良かった。あおいにとっても似合ってるよ」
「えへへ、私修君のセンスに負けてばっかりだー」
少し悔しそうに舌を出すあおい。そんなあおいに修はドキリとさせられてしまう。
「あっ、急がないとパレード始まっちゃうね。行こっ修君!」
あおいは自然と修へ手を差し出し、手を繋がせる。
二人が街中を歩いていると、楽しい音楽と共にステージカーが道路をゆっくりと走り向かってくる。そんな楽しいイベントに参加し、二人はパレードを眺めていた。
動物をモチーフにしたゆるキャラが多くいるおかげか、いつもより修のテンションが数倍高かった。彼は動物が大大大好きだからだ。なるべく見やすい様に近くへ、と修が乗り出した刹那、ゆるキャラたちが一斉にマシュマロやキャンディを放り始める。その集中砲火を受けてしまい、修はお菓子の雪を被っていく。
「雪が降ってるみたいだねー♪ あははっ、修君の頭いっぱい乗っちゃってるよ」
どうやら修の被っていたニット帽にマシュマロの袋が引っかかったようだ。磁石のように修の帽子にくっついていくマシュマロは、修の帽子をクリスマスツリーのようにしていく。
「何か視線をたくさん感じるな……」
修の帽子を指差して、子供達はいいないいなーと騒いでいる。修は気恥ずかしくなり、帽子を脱ごうとする。
「くすっ、いっぱい貰えちゃったね。あっ待って! そのまま脱いじゃったらマシュマロ全部落ちちゃうよ。私取ってあげるから」
あおいは帽子を脱ごうとする修の手を止めて、はい屈んでーと促していく。修はあおいに言われるままに屈むと、んしょんしょ、とあおいは足を伸ばして修の帽子に引っ付いているマシュマロを取っていく。
(?!)
屈んだままの修に前からあおいが近付いたことで、顔と体がほぼ密着する形になってしまう。修のすぐ目の前に、あおいの口や首筋が見えてしまい、修は思わず息を止めてしまう。おおいはそんなことに全く気が付いていない様子で、一つ一つマシュマロを回収していく。
「はいっ、全部取れたよ。お待たせ! あれ? 修君どしたの?」
「な、なんでもない、よ」
「そお? 変な修君」
修は屈んだままぜーはー、と荒い息で息を整えている。息を止めていたため、呼吸をするので精一杯の様だ。そんな修を眺めあおいはくすくすと笑っている。
それから暫くステージカーを追っていくと、やがて海浜公園へと辿り着く。そこでは来ていた人全員が白い服を着ていた。
リッカルドの演説
を聞くにイベント会場となっていた様だ。やがて夜空に無数の花火が打ち上げられていく。
「わぁ綺麗っ。たまたま白い服着ててよかったね」
「あぁ綺麗だ。あおいの衣装も綺麗だよ」
「も、もう、綺麗な花火見てる時に褒めるかなぁ。恥ずかしいよー」
照れてもじもじとするあおいと、それを眺め優しい微笑みを浮かべる修を、白い花火が照らし二人を重なり合わせ影を作っていった。
「花火もパレードも楽しかったね! えへへ、また思い出いっぱい増えちゃった」
両手を合わせながらはふぅ、と満足そうにあおいが息をつく。その楽しそうな表情に、修も柔らかな表情になり、微笑みを浮かべる。
「あおい。バレンタインデーのお返しを作ってきたんだ。受け取ってほしい」
「えっ、わぁありがとうー! 大っきいね。何が入ってるんだろ? 開けてみてもいーい?」
「うん。開けてみてくれ」
修は袋から大きな包みを取り出しあおいへと渡す。あおいは期待に心を躍らせながら包みを開いていく。すると中には、オーロラの風景が描かれたカバーの付いたクッションと、その上に降り注がれる様な、雪の結晶の描かれた小箱が置かれていた。
「わぁっ、オーロラのクッション! 綺麗だねっ。あっ、雪降ってるみたいで綺麗♪」
「この間の旅行で見た北海道のオーロラが綺麗だったからさ。あおいが喜んでくれると思ったんだ」
「うんうん綺麗だったよね。あっ! これならくま太郎達にも見せてあげられるね!」
くま太郎達とは、以前修がプレゼントした二匹のくまのぬいぐるみのことだ。あおいはぬいぐるみに名前を付けて可愛がってくれているらしい。それを聞いて修は嬉しくなりふっ、と笑った。
「あのね、私も修君にプレゼントあるんだ」
どこかもじもじとしながら、あおいは袋を取り出す。
「こんなに凄いの見せられちゃうと、ちょっと恥ずかしいな」
修が差し出された袋を見ると、中には手作りのクッキーが見える。ややひび割れが見えたりと不格好だが、修はとてもうれしくなる。
「私ね、修君に言われてから気が付いたんだ。レシピ通り作った方が美味しくなるんだって。だからね、しっかり守ってみたんだけど、どうかな?」
味見はしてみたんだけど……と、不安そうにあおいはもじもじとしてみせる。そんなあおいを悲しませたくない。修は不格好なクッキーを手に取ると、それを口に運んだ。
「! これ、ほんとにあおいが作ったのか?」
「えっ、うん、そうだよ」
「美味しい。うん、美味しいよ」
いつも修は、あおいの手作りしてくれたお菓子を食べる際、不穏な味を感じると、無心になり味の感覚を遮断したりしていた。しかし今回はそれをすることが無かった。美味しいかと言われれば微妙なラインだが、それでも、素の状態であおいの手作りお菓子を味わうことが出来ていた。そのことに修は驚き、素の感想をもらしてしまった。
「ほんと?! 良かったー! えへへ、結構上手くいったかなーって思ってたんだけど、美味しかったんだ。えへへ……やった!」
あおいは嬉しさのあまり両手を握らせ喜んでいる。自分の料理があまり美味しくない自覚はあったようだ。心の底から褒めてもらえて嬉しそうだ。
「ところで、ほんとに私が作ったか聞いたってことは、やっぱりいつものは美味しくなかったよね?」
「そんなことは――!」
あおいがムッとした表彰を浮かべ、人差し指を立て、修の口に当て口を塞いだ。
「美味しくなかったら、美味しくないって、言ってほしいんだよ?」
そう言うと、あおいは頬に赤みを浮かべ、しおらしくなりながら、両の指を触り合わせ、言いづらそうに困った様な表情を浮かべていく。
「私だって、修君に……美味しい物、食べさせて、あげたいもん……っ」
そんなことを言われてしまえば、向き合わない筈がない。
「分かった、あおい。今度からは感想ははっきり言うことにするよ。だから……」
修は正面からあおいの目を見つめる。
「あおいを褒められるように。これからは、俺好みに作ってほしいな」
「……うんっ! 任せて。腕がなるよ」
二人は屈託のない笑顔で、夜空の下微笑み合った。
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担当ゲームマスター
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
恋愛
定員
1000人
参加キャラクター数
22人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年11月27日
参加申し込みの期限
2020年12月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年12月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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