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煌燦璃 ~KiraKira-Re ホワイトアイランド~
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◆ホワイトな駆け引き
「ホワイトデーイベント……水族館、楽しそうだな。彩葉さん、一緒に……いかない?」
「ホワイトデーかぁ、今年もイベントが盛りだくさん! って感じだね。マリンパラダイス? もちろん行く行く!」
学校の授業が終わり、
志波 拓郎
と
高梨 彩葉
は、机にホワイトデーイベントのチラシを広げながらデートの企画を二人で立てていた。デート場所が決まり、早速と、二人は一緒にマリンパラダイスへと向かっていく。
(ホワイトデー……おかえしは、いれた、あとは……いつ、わたすか……)
拓郎は歩きながら手にしたバッグを見下ろし、バレンタインデーのお返しをいつ彩葉に渡すか考えていた。
前回のバレンタインデーではデートを楽しんだ後、寮の前まで彩葉からプレゼントは渡されず、もしかして用意されていないのでは、と寂しさを感じかけた時に渡され、とても嬉しかった。
(うん、自分も……じらして、みよう……!)
拓郎は彩葉にも喜んでほしい。そう思い、ギリギリまでプレゼントを渡すのを我慢することに決めた。そう決めると、緊張する反面、彩葉の喜ぶ顔が思い浮かび、どこか楽しくなり微笑んでしまう。
「んー? どうしたのー? にやにやしちゃってー、何か楽しいことでもあったかにゃー?」
「あ、いや……なんでもない、よ……」
そんな良い表情で微笑む拓郎を見て、隣で歩いていた彩葉は気になり拓郎へと問い掛ける。ハッとする拓郎は、このことを話してしまっては楽しみがなくなってしまう。と慌てて顔を押さえ、何でもないと首を振る。そんな拓郎を見て彩葉は、ふーん? と楽しそうに、表情をにやにやとさせながら拓郎の顔を見つめていた。そんな彩葉に拓郎は色々と、ドキドキさせられてしまう。
「楽しいホワイトデートになるといいね」
「う、うん……なると、いいね……」
彩葉は両手を伸ばした後、後ろ手に組んで拓郎へと振り返り、楽しみなことを全身で表現する様に微笑んだりする。そんな彩葉に拓郎は可愛い、と思いながら、口には出せず赤くなり頷く。彩葉もそんな拓郎の心が分かっているのか、照れている拓郎を可愛い、と思い、にひ♪ と笑う。
(ふふ、今年はどんな風にお返しを渡してくれるんだろう。楽しみにしとこう♪)
彩葉は拓郎に言い出してもらいたいなと思い、自分からは言い出さないぞー、と決めた。どんな表情で言ってくれるんだろう♪ と思うと、とても楽しみだった。
「着ーいたー♪ 相変わらずマリンパラダイスは盛況だねー!」
「すごい、な……」
マリンパラダイスへ入場すると、彩葉は後ろ手に両手を伸ばし身体を乗り出させながら、いつもより多い来場客を眺めていく。すると、来場客が多く集まっている場所を発見し、彩葉は拓郎に見て見て、と手招きをして呼んでいく。
「見て見て拓郎! あそこにいっぱい人集まってるよ。何かイベントしてるんじゃないかな?」
「ほんと、だな……いって、みようか」
二人が並んで人だかりまで移動すると、特設の看板が目に入る。拓郎は人だかりの上からその看板に書かれている内容を読むことが出来たため、彩葉に伝えていく。
「フリルの、海、展示中……白色の、ベタを、写真に、とると……白い、ミサンガ、ブレゼント……と、書いてあるな……」
「フリルの海かぁ、見てみた――あっ、前空いたみたいだよ! 行こ拓郎♪」
「っ、う、うん……いこう、か……」
彩葉が拓郎の手を引き拓郎を呼ぶ。彩葉に手を捕まれ拓郎は赤くなりドキリとしながら、彩葉に連れられ移動していく。
二人が移動した先にフリルの海は広がっていた。ドレスの裾を揺らし、踊るように泳いでいる無数のベタが、海藻や光石に照らされ鮮やかな虹色の光景を作り上げていた。そんな光景に二人は魅入っていく。
「きれいなベタがたくさんいるねぇ。白いベタを撮ったらお揃いのミサンガがもらえるんだよね?」
「う、うん……そう、書いて、あったな……」
お揃いのと聞くと、拓郎は彩葉と着けたくなりそわそわとしてしまう。彩葉も同じく着けたくなり、二人は同時にやる気を上げていく。
「よし、お揃いめざして、がんばる……!」
「だね! よーし、頑張って白い子を探そう!」
拓郎は写真は任せてと言う様に、スマホを取り出し設定を素早く変えていく。フラッシュはオフ、だったよな。と、周りの来場客への配慮も忘れてはいない。よし。いつでも行けるぞ。拓郎はやる気満々な彩葉と一緒に白いベタを探し始めた。
「赤とか青とか、カラフルな子が多いね。白い子がなかなか見つからないなぁ」
「そうだな、白い、白い……! いた……! いまのあれ白いの……!」
「えっほんと! どこどこー?!」
珍しく興奮する拓郎に驚きつつも、彩葉は拓郎のもとに向かう。拓郎は白いベタを追い慌ててスマホのシャッターボタンを押す。パシャリという音が鳴り、拓郎と彩葉は撮れた写真を眺める。そこに白いベタは映っておらず、黒色のベタが映っていた。
「ごめん……とれな、かった……」
しょんぼりと落ち込む拓郎を見て、彩葉はにっこりと微笑む。
「元気だしなってー、ほらほら見て見て! カラフルだから目立たないのに、あっこっち見つめてるよ! 黒い子も可愛いねぇ♪」
彩葉が黒いベタに近付くと、黒いベタが正面を向いてヒレを揺らしている。そんなベタを見つけられて彩葉は大喜びの様だ。そんな彩葉を見て、拓郎は元気を取り戻すと同時に思う。
(ベタをみる彩葉さんも可愛いな……!)
ベタに笑顔で話し掛ける彩葉がとても可愛く見え、愛おしくなる。この瞬間を残したい。そう思い、拓郎はカメラを構える。
「彩葉さん」
「んー? なーにー?」
彩葉が拓郎へ振り向いた瞬間、パシャリと音が鳴る。スマホに映る写真には、とても良い表情をした彩葉が映されていた。
「あー、もーいきなり撮ったなー? 恥ずかしいんだぞー?」
「ご、ごめん、つい……」
彩葉は笑顔で文句を言う。拓郎はつい彩葉さんが可愛くて……と思い言葉を呑み込む。いいのがとれた、と、写真を見返すと。
「あっ!! 彩葉さん、これ、いた……!白い……!!」
写真には彩葉の後ろに白いベタが映っていた。拓郎は慌てて彩葉を呼び一緒に写真を確認していく。
「ほら、ここ……! これ、写真オッケーだよな、きっと……!」
「おー! やったね! すごいすごい!」
「あ、や、やった……な」
興奮し、ベタを指差している拓郎の横から写真を覗き、彩葉が白いベタを確認すると、一緒に喜びながら背伸びをし、拓郎の頭を撫でる。突然頭を撫でられ拓郎は照れてしまいながらも、なんだかいいな。と思ってしまう。
そんなことがありながらスタッフに白いベタの写真を見せに行くと、とっても素敵に撮れていますね! と褒められ白いミサンガを二つ渡される。拓郎は照れながらも少し嬉しくなる。
「えへへー、褒められちゃったね。素敵ってどっちのことかにゃー?」
「っ、ど、どっち……かな……」
彩葉は意地悪に拓郎へと訊ねる。拓郎は動揺しながらはぐらかそうとしている。そんな態度で口から聞かなくても分かるのかもしれない。彩葉は楽し嬉しそうに、にひ♪ と微笑んだ。
「ミサンガって、願い事を、しながら、結ぶんだっけ……?」
「そうだね! ミサンガは輪が切れるまで付けると、願い事が叶うらしいよ」
「へぇ……それなら……切れるまで、付けてたいな」
白いミサンガを利き手に結びながら拓郎は呟く。すると、彩葉も利き手に結びながら願い事を言い始める。
「私の願いはこれからも、拓郎と仲良しでいられますように、かな」
ミサンガを結び終えた彩葉が、ミサンガを着けた手を拓郎の前に出してにっ、と笑う。そんな彩葉を見た拓郎は嬉しくなり、慌てて自分のミサンガも結び、同じ様に手を前に出し、ミサンガ同士を触れ合わせ願い事を言う。
「自分も、彩葉さんとずっと……!」
拓郎は照れながらも、にっこりと微笑み彩葉を見つめる。そんな拓郎を見て、彩葉は嬉しくなり表情がとても柔らかくなる。
「えへへ、嬉しいなー♪ なんか、ずっとってさ」
彩葉が後ろ手に手を組みながら歩く。少し歩いた後、くるりと振り返り、困りながら拓郎へと笑顔を向ける。
「プロポーズみたいで、恥ずかしいにゃー♪」
「ぐ……はっ!」
「ずっと、なにかにゃー? 気になっちゃうなー?」
そう指摘されてしまえば、すごいことを言ってしまったと気が付かせられる。嘘ではない本当の気持ちだったから。尚の事気が付いた時の衝撃は大きかった。彩葉はそんな拓郎を見て悪戯心が湧き、悪戯っぽく笑いながら追い打ちをかけていく。拓郎は恥ずかしさにぷるぷると身を震わせ、何も言うことが出来なくなってしまった。
そんなことがあり、それからもとても楽しい雰囲気でデートは進み、時間はあっという間に流れ夜へとなっていく。マリンパラダイスを堪能した二人は、仲良く並びながら寮への帰路を辿っていく。
(さっきからお返しの話が全く出ないけど、不安にはならないんだよね。だって)
彩葉は拓郎をちらっと見やると、拓郎はそれに気が付かず、何かを見ている。そんな拓郎を見て彩葉は含み笑いを浮かべてしまう。
(拓郎さっきから自分の鞄をチラチラ見てるんだもん。もしかしてプレゼントが入ってるのかな?)
そうに違いないなー♪ と見透かしてしまい、彩葉はいつ言い出すのかと楽しみにしてしまう。
結局拓郎は彩葉を寮の前まで送るまで、プレゼントのことは言い出さなかった。そうかそうか。仕返しだなー? と、彩葉は拓郎の企みを看破し、それなら、と仕掛けることにした。
(寮の前まできた、よし、今渡――)
「送ってくれてありがとう! それじゃあね、拓郎! また明日!」
ここまでなんとか焦らすことが出来た。ここで渡すと思っていた矢先に、彩葉から別れを告げられてしまう。これには拓郎、焦りまくり、慌てて呼び止めようとする。
「えっ、じゃぁねって……えっ? ま、まって……! 渡すものが!」
「何かにゃー?」
「バレンタインの、お返し……どうぞ……!」
何もないようなふりをして、寮に戻ろうとしながら笑みを隠していた彩葉が振り返る。すると拓郎がバッグから白猫が描かれた小瓶を取り出し、彩葉へと差し出す。その小瓶にはミルクキャンディが詰まっていた。
「わーっ! とってもかわいくておいしそう! 一粒ずつ、味わって食べなくちゃねー♪ お返しありがとう拓郎!」
満面な笑みを浮かべ、彩葉が拓郎へと近寄り小瓶を受け取る。そして受け取る際、拓郎の耳元で彩葉はくすりと囁いた。
「私から一本取ろうだなんて、十年早いぞー♪」
「っ! ……彩葉さんには、敵わない……」
それを聞いた拓郎はしゅーんとしてしまった。そんな拓郎がとても可愛くて愛おしくて、彩葉は微笑み止められないなー♪ と思うのだった。
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日常
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1000人
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22人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年11月27日
参加申し込みの期限
2020年12月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年12月04日 11時00分
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