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マンションを漂う怪異
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◆季節外れの怪異
夜の闇に触れた彼らは、閑散とした住宅街の中に目的の建物を見つける。五階建てのマンションは二階建ての家屋が建ち並ぶ中では一際大きく見えた。白色の外装は大半が剥がれ、横部分にある鉄の階段とほとんど同じ黒色をしているようにも見える。
「ふーん……お化けマンション、か。ずいぶんな建物があったものだね」
逆巻 天野
は落ち着いた調子で口にする。噂を聞いた友人に頼まれて除霊に訪れた次第だが、彼自身はお化けに懐疑的ではあった。
「ふっふふー、面白そうなんだよー。楽しみなんだよー」
怪異と聞きつけ上機嫌なのは
三ヶ島 葵
。面白いことが大好きな彼女は幽霊騒ぎに興味津々だが、片や自分の周囲を周到に見回して、少し肩を落とした。今からマンションに潜入しようとしている面々は皆、何ともクールだ。
「面白い反応は期待出来そうにないんだよー」
「いえいえ、きっとみんな面白いですよぉ」
名の通りふわふわした口調で
不破 ふわり
はそう返した。
「そうだといいなー」
「まずはオバ……幻影を操ってる本体を探さなければならないな」
言葉を濁したものの、
伊賀 解理
の態度には余裕すら感じられる。不気味な現象ではあるが、実態が分かっていればなんてことはないのだろう。
「問題は隠れてる場所だ」
「犯人は、もれいびなんだって?」
通りがかった
芹沢 梨樹
にわいた疑問。答えるように、
栖来 衣夢
は言った。
「テオが言うんなら、もれいびの仕業で間違いなさそうね」
マンションを見つめ、夜を漂う吸血鬼のごとく、妖しく笑う衣夢を余所に、梨樹は頭を掻きつつ呟いた。
「そういや、俺と同じような能力持った奴、寝子島には沢山いるんだったな」
えも言われぬ表情の梨樹はふと、マンションを見上げる。その横で同じようにマンションを見つめる
菅原 嶺
の不安はむしろマンション自体に向いている。不審者が簡単に潜入できるようなマンションの管理体制。管理者は何をしているのだろう。嶺はふぅと一つ息を吐く。
「近所が物騒なのは困るじゃないか」
「そうだね。 でもその犯人、悪気があってこんな事してるのかな?」
そう疑念を抱くのは
最上 るるか
。幽霊マンションにわくわくが抑えきれない彼女だが、事件の犯人については気になる所だ。色々推測するが、答えは出るわけも無い。
「あんまり、傷つけようとする意図は見えないけどな」
御剣 刀
もまた騒ぎの起こる理由を気に掛けている。噂とは主観に基づくものだ。人伝に聞いたことが必ずしも真実とは限らない。
「とりあえず犯人捜さなきゃな」
志波 武道
は快活に言う。理由なんて聞かなければわかるまい。
「私こういうの苦手なのよね」
「たまには風紀の仕事を手伝ってみるのも良いだろう? それでこの前の問題行動はチャラにしてやるぜ」
校則違反の罰則として連れてこられた
紅 一葉
を、
橘 敦志
は元気づけるように言った。ただしその視線は一葉の顔を直視している。若干の肌寒さを感じながらも、一葉はフフッと意地悪に笑った。
「こんな恐いの、さっさと終わらしてしまいましょう」
「そうですね。旧市街に旅館を構えるものとして、放っておけません」
そう言った
常葉 治
の表情は、少しだけ強張っていた。
その時、三階の一番左の部屋にポゥッと淡い光が灯る。それは彼らを歓迎するように、揺らめいていた。
「まずは分担を決めよう。あんまりバラけて、問題が起きても困るだろ?」
風紀委員の敦志が言うと、生徒たちは口々に了解した。続いて嶺が皆にマンションの見取り図を配る。
「下宿先が近所でな。被害者からの聞き込みも含め、見取り図は作れたよ」
「これはいいね。助かるよ」
梨樹が礼を言う。
各部屋はどこも変わりのない作りになっている。扉を開けるとまず廊下があり、トイレやお風呂、洗面台のある部屋と幾つかの押し入れがある。それを抜けるとリビングとキッチンがあり、リビングは大体八畳となっていた。マンションの規模としてはやはり小さい方だが、学生向けのマンションだと考えれば妥当な大きさだ。
「こんなに人がいることだし、挟み撃ちできそうだね」
「ああ、それがいい」
解理の言葉に被せて敦志は言う。一階と五階、それぞれからの挟撃。危険な能力や道具でも持っていない限りは、犯人に逃げ場は無いだろう。
そして誰からとも無くマンションへと向かって行く。ある者は下から、ある者は上から、探索を始める。
「なるほど、幽霊が出そうな出で立ちだな……」
彼らの背中を見つつ、悩まし気にマンションを見る敦志だったが、彼から顔を背けつつ足を止める一葉の様子を見て、くすっと笑って話しかける。
「どうした一葉? 怖かったらここで待ってるか?」
「平気よ。ほら、行きましょう」
優しく微笑む敦志を見、一葉は一つ息を吐いて呟いた。
「もう、調子狂っちゃうわよ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
夕月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
ホラー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月13日
参加申し込みの期限
2012年12月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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