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自然とフツウを奪還せよ!
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「もう間もなくミサイル基地へと着きそうだよ。皆カウントダウンの準備は良いかい? 世界が新しく変わる記念になるのだからね。その瞬間を皆でしっかりと刻むとしようじゃないか」
黒崎 俊介
がミサイル基地を映しながらカメラに微笑む。その時カメラの端に、巨大なカラスに捕まっている様な、巨大猫が映る。その猫は空中でもがき、するりとカラスの足から逃れると、壁を蹴りながら地面に降り立ち、カメラ目線を向けている俊介に近寄り、俊介の首根っこを咥え戯れる様に揺らしていく。
「遊んでほしいのかい? でも、僕はこのミサイル発射装置を押しに行かないといけないんだ。連れて行ってくれるかい?」
俊介がポケットからミサイル発射装置を取り出し、猫を見上げながらウインクする。猫はうにゃ~と声を鳴らし俊介を咥えたまま走り出す。その時カメラに映る光景に変化が起きる。突如巨大カラスが飛来し、俊介の手にしていたミサイル発射装置を足で奪い飛び去って行った。
「おかしいな。僕に逆らうなんて。となると誰かいるね? そこに」
猫に放り出され宙を舞う俊介は焦りを微塵も見せず、植物に自身を受け止めさせ、カラスを視線で追う。カラスは空を旋回した後、地面に降下し着地する。するとカラスの背から
神野 美野梨
が飛び降り地面に着地する。
「ミサイルは発射させないわ。それに、寝子島をこれ以上滅茶苦茶にもさせない」
「おや神野君だったんだね。どうして邪魔をするんだい? 研究が好きな君になら分かると思うんだ。この素晴らしい科学の力が。もっと見たいと思わないかい?」
「確かにすごい力だと思うわ。でも、その研究のために世界のバランスを壊してしまうのはいけないことよ。科学者は常に理性を保たないといけないわ」
「ふふふ、最初は僕もそう思っていたのかもしれない。けれど、それではこの素晴らしい力を解明することはできなかった。確かにバランスを保てば今の状態は壊れないかもしれない。けれど科学の発展は、現状を壊すことだと気が付いたんだ。だから僕、
黒崎 俊介
は踏み出したんだ。科学の発展のために、美しい自然を壊そうとね」
俊介がどこか困った様に、哀しそうな表情を浮かべる。その表情を見て、美野梨は既視感を覚え、思い出す。
「! 思い出したわ、あなたは……自然が好きだったわね」
「今でも好きだとも。だからね、時々迷うんだ。これで良かったのか、なんてね。だから」
俊介は目を瞑り、大きく息を吸った後、目を開いた。
「僕は良いと思うことにした! 素晴らしいと思うことにね! この力は否定しない。させないんだ。ふふふ、ふふ」
「そんな、後悔しているのにどうして」
「もう止まらないんだ。でも、そう思うと気持ちが良いよ。誰も僕に耳を傾けなかった。僕を爪弾きにしてきた人達を思うがままにできるのだからね」
「そんなことがあったのですね。先生」
「その声は、八神君かい?」
虚空から突如声が聞こえる。俊介は聞き覚えのある声に反応し問い掛ける。すると虚空と思えていた空間から、エアーバイクに乗った
八神 修
の姿が現れた。
「話を聞いていました。先生は優れた学者です。それは俺も、貴方の弟子達もよく知っています。こんなことはもう止めてください」
「止める、か。道半ばでそれはとても空しいな」
「人は空しいものです。けれど、業績は残ります。科学者にとって業績こそ全てです」
その言葉に俊介は一瞬ハッとする。修はその様子を見据えながら続けていく。
「智の力で未知を啓く道を進む事だと、科学の発展と真理の探究こそが科学者が皆目指す道なのだと、貴方は教えてくれたではありませんか。これでは、未知への道は閉ざされてしまいます」
修の説得に、俊介は陰を落とす。
「それでも僕は、携わりたかったんだ。未知への探求に。道の先が見えているからこそ、業績も残せずに、埋もれ消えていくのが怖かった。だから、僕は手を出したんだ……アクーノチカラーに」
「先生、まだ間に合う。まだ遅くない。人生は何度でも遣り直せる。この寝子島だって、何度でも美しさを取り戻せます」
「そう思うかい? なら、証明してみるといい。証明できた事こそが、真理だ」
俊介が指示を出すと、傍にあった物体が動き始め、中から手足と頭を出した巨大亀が現れる。巨大亀はズシンズシンと重厚な音を鳴らし修に近付いていく。
修がエアーバイクのボタンを押す。刹那、エアーバイクの後部が変形し、カタパルトが現れる。修は素早く点火ボタンを押すと、カタパルト内部の薬室で次々と爆発が起こり、砲弾を加速させ、砲塔を突き抜けた砲弾が襲い掛かる巨大亀を一瞬にして吹き飛ばし、甲羅を逆さまににさせ動けなくさせた。
「くっ、ならば次は。征け植物達」
(! カラスさん、これをばら撒いてお願い!)
(容易いな。承知した)
カラスが美野梨から薬剤を受け取ると、修目掛け蔦を伸ばしていた植物目掛け飛翔し、薬剤を振り掛ける。刹那、植物達がしなしなと萎れ地に伏していく。これは美野梨が開発したスーパー除草剤の効力だった。カラスは襲い掛かる植物を狙い次々に薬剤を振り掛けていき、安全を確保していく。
「除草剤か、効果的だな。神野、その薬剤を渡してくれないか?」
「除草剤を? ええ、分かったわ。あっ」
(ぼくに任せるにゃー!)
猫が除草剤を咥えると素早く修に近寄り、エアバイクに手を掛けながらバイクの上に除草剤を乗せる。
「おっと、いい子だなありがとう」
修は猫を撫でながら除草剤をジュラルミンのバックパックから取り出した放出射器にセットさせていく。そして修は射出口を旋回させながら除草剤を地上に振り撒いていく。原野開拓と緑化用に使用されたその手法の効果は絶大で、あっという間に狂暴化した植物は枯れ果てていった。
「ぐっ、ならば最後は数だ」
俊介が支持を出すと、巨大な蜂の大群が現れ美野梨と修目掛け襲い掛かって来る。
「っ、装弾が間に合わない。先生を狙うには……狙いが定まらない」
「ははは、どうやら結果は出たようだね。それではミサイル発射の時間だ。ご退場願お――」
俊介が蜂に最後の指示を出そうとした刹那、俊介の隣で浮遊していた蜂の身体を何かが連れ去った。俊介が振り返るよりも早く、その背後から声がする。
「あなたがラスボスね? 寝子島を荒らした落とし前、すぐにきっちりと付けてもらうわ」
声の主である
マリエッタ・ラシュリエ
は、暴れ回る巨大蜂の群れに飛び込み、ソードを回し斬らせ次々に打ち落としていく。蜂の噛みつきや針による迎撃は、メタルフレームによってガードされ貫通されることが無かった。パワードスーツに身を包んだマリエッタは、圧倒的な制圧力を発揮し蜂の大群を一蹴し、打つ手を無くし座り込む俊介へと、ソードの切っ先を突き付けた。
「どうやら僕の負けの様だね。君達の科学力には脱帽したよ」
「先生、やり直しましょう。貴方は悪魔になれたかもしれませんが、救世主にだってなれるのですから」
マリエッタが刃を突き付ける隣で、修は俊介に手を差し伸べる。その様子を見て、マリエッタは修を見つめた後、ため息を吐き刃を納める。
「そうね、あなたを斬っても仕方ないわ。それより寝子島を元に戻す手伝いをしてもらったほうが良さそうね」
「科学と自然のバランスは常に科学者にとっての命題だわ。でも、だからこそ優良な科学者は必要なの。大変だけれど、頑張りましょう」
「君達は、こんな事をした僕を必要としてくれるのか。そうか……僕にも、出来ることがあったのか。すまなかった。そして、気が付かせてくれて、皆、ありがとう」
すっかりアクーノチカラー成分が抜けた俊介は、修の手を取り立ち上がり、謝罪と感謝を述べる。そして、カメラに向かいもう一度謝罪を送った。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年10月17日
参加申し込みの期限
2020年10月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年10月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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