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鷲尾先生の憂うつ
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スタッフの男性に教わりつつ、寝太郎も礼美と同じように装備を完了させる。
ふたりの準備が整うと、男性が礼美と寝太郎へと銃を渡した。ずしりと重さを感じるそれに寝太郎はごくりと唾を飲む。
「ではこちらの部屋へどうぞ」
男性に促され移動した先は、地面に白い線で区切られたマス目が並んでいて壁は一面真っ黒な空間だった。ヘッドマウントディスプレイに文字が映る。
「アバターを選んでください……?」
「自分の分身となるキャラクターね。銃を左右に動かして、トリガーを引くと決定よ」
「はあ……」
勝手の分からない寝太郎はとりあえず初期設定にあった中肉中背の男性を選択する。ふと隣を見た寝太郎は、「えっ」と思わず声を上げた。
「せ、先生……!?」
「ほら、オープニングが始まるからお喋りはここまでよ」
真剣な声色で告げた礼美のアバターは、緑色の皮膚とオレンジの髪色をした、およそ人間とは思えない筋肉隆々の男キャラだった。アマゾンの奥地にでもいそうな野性味ある風貌だ。
礼美のアバターを前にフリーズしていた寝太郎の目に次に飛び込んできたのは、ゲームのオープニングと思われるムービー。
荒廃した暗い街が映ったかと思うと、奥からわらわらと不気味なゾンビらしきものが出現した。口周りは赤黒い血でべったりと汚れており、目はどの個体も鈍くくすんだ光を帯びている。
「あっこれホラー系だ! 凄い怖い!!」
思わず大声を上げてしまった寝太郎。やがてタイトルが表示され、ゲームが始まった。
どうやらとある研究施設で発生したゾンビが増殖し、街に溢れ返っている世界で生き残るために戦うといったストーリーのようだった。のだが。ストーリーをじっくり追う余裕など、寝太郎になかった。
「ちっ近い!」
現代のゲームはここまで発展していたのか、むしろこれは本当にゲームなのか。現実ではないのか。そう錯覚してしまうほど映像はリアルで、臨場感に溢れていた。自分がその世界で実際に戦っているかのような感覚に陥る。
漏れそうになる悲鳴を必死に押し殺し、近付いてくるゾンビへと銃弾を放つが全然当たらない。これが普通のシューティングゲームなら結果はまた違ったかもしれないが、初めてのVRゲームでややパニックになっているのか、手元が覚束ないのだ。
そんな寝太郎を見かねたのか、隣にいた礼美から声がかかった。
「猫島君、落ち着いて! まずは射線をしっかりと敵へ重ねる!」
「は、はいっ!」
その言葉で僅かに冷静さを取り戻すことができた寝太郎は、向かい来るゾンビの頭部へ射線を向ける。敵の動きで射線が外れてしまわぬうちにトリガーを素早く引くと、見事ゾンビを撃退することができた。
「やった! 先生、やりまし……ひぃ!」
喜びを伝えるべく礼美が操作するキャラの方を向いた寝太郎は、次の瞬間それまで耐えていた悲鳴を上げた。
そこには、獣と見紛うような獰猛な男キャラが四方八方あらゆるゾンビを虐殺している光景があったからだ。血飛沫があちこちで上がり、地面には数多のゾンビの頭部が転がっている。はっきり言ってゾンビより礼美のキャラクターの方が数十倍怖い。
「猫島君、休んでる暇はないのよ! 後ろ!」
礼美の声が聞こえてきたことでかろうじて正気を取り戻した寝太郎は、銃を構え直して背後のゾンビを銃撃する。
ゾンビの数は次第に増していき、背後からの敵も増えたため寝太郎は礼美と背中合わせになり互いの死角を補うように戦った。
「猫島君、北東から2体来てる!」
「はいっ!」
「そこの箱で弾を補充して!」
「はいぃ!!」
「猫島君そこは危ないから早くこっちへ!」
「は、はいいいい!!」
学校の時とはまるで違う礼美の様子に混乱しつつ、必死で彼女の指示についていく寝太郎。振り回され、汗を垂らしながらもその表情はどこか楽しげであった。
やがて迎えたボス戦では、何度かダメージを受けそうになったものの礼美が上手くフォローに入ってくれたお陰で死なずにクリアすることができた。
「おめでとうございます、ゲームクリアです」
部屋から出て装置を外すと、スタッフの男性が拍手で出迎えてくれた。
「はぁ、楽しかったぁ!」
現実へと戻ってきた(ような感覚で)息を吐きながら声を漏らした寝太郎。それは奇遇にも、礼美の声と重なっていた。
思わず互いに見合って、笑顔になる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
お色気
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年10月16日
参加申し込みの期限
2020年10月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年10月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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