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\ オーバータイム!/
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タクシーの行き先
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修士論文を提出してやっと肩の荷が下りた。すべてが終わったというわけではないが、一区切りついたのは間違いない。
マリエッタ・ラシュリエ
は用事もあり、気分転換がてらシーサイドタウンへ出かけたまでは良かったが、行き先が転居していたことに気付いた。転居先はシーサイドタウンから行くには少し遠いようだ。
約束をしているのですっぽかすわけにもいず、途方にくれていると、
「!」
近くにタクシーが停まっているのが見えた。
「丁度良いわね」
ドアの開いた後部座席へ乗り込み、行き先を告げる。
ほどなくして、太陽の光が陰ったような気がしてなんとなく窓の外を見ると、
「え」
マリエッタは窓ガラスに手をついた。ひんやりしている。
外の光景は透き通った深い青色だった。
そして斜め上をタクシーと並走しているのは、どうやら巨大なクジラのよう。青と白のツートンカラーだ。
と、クジラのつぶらな瞳がマリエッタをとらえた。
「へ?」
クジラは優雅な泳ぎでタクシーの下へ回り込み、下から車体を持ち上げ始めたのだ。
「ちょっ! 嘘っ」
重力がかかり、水の流れる音がし始める。そして、
「きゃっ」
クジラから吹き出した海水がタクシーの車体を揺らす。
「え、ええ!?」
窓の外に見えるのは薄青空と濃い青色の海、そして白、オレンジ、赤のグラデーションの太陽。
「き、綺麗」
そして、タクシーはそのまま上昇した。大気圏へ突入し、逆さまな宇宙から地球を眺める。
「息が、出来る」
シートベルトをしていたお陰で浮遊感にも耐えられる。
「酸素強めますか?」
ドライバーが、暖房強めますか? ノリで聞いてくる。
やや息が苦しかったので、お言葉に甘えて強めてもらうことにした。
「もしかして、お客さん、うちのタクシー初めて?」
「え、ええ」
「なるほどねー。それで驚いてたのかい」
そんな話をしながら地球を一周し、地球へと舞い戻る。青空の中へ飛び込むと、今度は虹が見えてきた。
「休憩でもしていくかい?」
ドライバーは気を遣ってくれたのか、虹のサービスエリアへと停まってくれた。いくつかの露店が出ている。
「お嬢さん、虹色団子どうだい? ほら、サービス」
文字通り、赤青黄色緑のレインバーカラーの串団子だった。味はフルーツミックスだ。
「美味しい」
甘々だが、疲れた体にはかなり効きそうである。
たっぷり休憩した後で向かったのは一面の花畑だった。花びらが舞い上がり、青空に吸い込まれていくようだ。
そして、隣を並走し始めたのは角の生えた純白の馬である。空想の生き物、ユニコーンだ。
「!」
「お客さん、窓開けますよ」
社内に花びらが舞い込み、香りが広がる。手を伸ばすと、いつの間にかユニコーンの背中に乗っていた。視界に広がる光景すべてが幻想的で、夢のようだ。
その後は氷の大地にある温泉に浸かり、マリエッタは寝子島へと帰還したのだった。
タクシーを降りると、それは走り去る音もなく消えた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年08月31日
参加申し込みの期限
2020年09月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年09月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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