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天界よりの試練 ――神代の矢放つナホエル――
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「おそらく、半分以上体力を削っているかと思われます!」
「勝機は私たちにあるわっ!」
志桜里と碧南が声を上げ、武器を掲げる。ナホエルの見えない壁が展開されたその隙に、真白が高く跳ね、虚空から白い稲光を纏った手で『天墜掌』を叩きこむ!
「スピカちゃん、やっちゃって!」
真白の声に、走るスピカの心に青白い炎が宿る。凜太郎が奏でる『烈風の早弾き』に背中を押され、目の前に展開された見えない壁すらも叩き割る。
「少し早いかも、だけど……!」
スピカの瞳を思わせる青い炎が、ナホエルの翼を焦がす。スピカから放たれる拳はその一撃一撃が重く、ナホエルの目を白黒させる。
(スピカ君……っ!)
凜太郎が『風神乱舞』(風属性の魔曲。HPを少し代償にする代わりに、攻撃力を各段と上げて追撃・ラッシュを可能にする)でスピカを援護し、青い炎がナホエルを包んだ!
「……っ!」
(確かにダメージは蓄積しているはず。だけど、何故そんな涼しい顔ができる?)
素早く下がるスピカ。周りは沸き立つが、彼女は手ごたえをあまり感じず警戒しているのだ。それは演奏しながらも観察していた都も同じだった。
「どういう事だ……?」
楓が眉を顰めるも、ぼこり、と下から聞こえる音の方が気になった。よくみれば、湯気が濃くなった気がする。
(まさか、温泉の温度が上がったとか……?)
同時に、再び茶褐色の矢が……!
「させるかっ!」
志桜里がその矢を切り払う。だが、その余波でバランスを崩す。慌てて夏朝が支え落ちるのを防ぐが、ナホエルはそれで手を緩めはしない。
隙を狙って殴るスピカと着ぐるみさんを翼で払い、下がったところで獅百合が前衛組を範囲に収め治療する。
(大きい技がもう一度来るか?)
(向こうも少しずつ余裕がなくなってきている筈)
(とりあえず、踏ん張らせるよ!)
凜太郎が、夏夜が、都が目配せだけで打合せし、都の『進撃のオーバーチュア』に合わせ、凜太郎は『矢よけの加護』、夏夜は『荒ぶる激励歌』を演奏し前に立つ者たちを支える。
炎と風に押された前衛組は、再びナホエルへと立ち向かう。
「今、ケージたまりにくい……。慎重に動くべき」
スピカが前に出て気を引き、気を引けば光る矢が彼女を狙う。それを華麗に避けるもみえない壁に阻まれる。だが、隙間から飛び込んだ楓が切り払い、更に踏み込む着ぐるみさんが得物を振りかぶる。
横殴りにしてくる翼。派手に飛ばされる着ぐるみさん。だがその背後から姿を現した真白の一撃。
(確かに、ダメージは入っている!)
僅かに手ごたえを感じた楓は、あたりを見渡しながら瞳を細める。先ほどより石柱の数が確かに減っている。それに湯煙がうっすらとだが濃くなり、少々暑くなってきた気がする。
「相手だって、完全に攻撃を防ぎきれるわけじゃない」
再び走り出し、展開された見えない壁を切り付ける。背後から遅れて駆ける碧南が跳ね上がり、飛ばされる光の矢を切り払う。
舞い上がる炎の矢。降り注ぐ紅の合間を縫い、獅百合は沸き立つ己の血を想いながらも前衛組を支えるべく治癒スキルを放つ。
(先ほどは少々油断しましたね……)
再び打ち込まれた地熱の矢。素早く高い石柱へ飛び移り、噴き出す湯を交わす。今度は全員がどうにか別の石柱へ移ったり夏朝が残していたブロックによって助かったりした為お湯をかぶったダメージだけで済んだが、下から立ち上る湯気と熱気に息をのむ。
(それにしても……全体のBSとHPを同時に管理して、必要な対策を割り振って……のどこに冗談を零す余裕がありましょうかっ!)
額に浮かんだ汗を拭い、獅百合が顔をあげれば、濡れた身体のままナホエルへと立ち向かう志桜里の姿が見えた。
「少々、私も身体がうずうずしてきましたね。状況によっては、前にでるのも吝かではないかもしれません」
獅百合のつぶやきに、トワは「Oh! 殴りヒーラーですか?」と楽し気に反応する。その後ろでは……。
(あやぁ~、結構酷いことになってるねぇ……)
歌楽士をカバーリングするべく前衛組から少々下がっていた瑠樹は、あちこちに崩れた石柱がある事に危機感を募らせていた。
「ナホエルが全体攻撃をしまくってるのは、これも狙いだったと思うんだよね」
都が演奏を『風精のラプソディー』へと変え、攻めの流れに変化を加える。今のうちに治癒士をフォローしておいた方がいい、と予感がしていたのだ。
「とりあえず、回復いきますねっ」
Reiが『女神の口づけ』でもって後衛組の治癒に回る。そうしながらも、ナホエルへと立ち向かう前衛組を心配そうに見守るのだった。
ナホエルの容赦ない攻撃は、徐々に前衛組を追い詰める。治癒士3人の息の合った治癒と、歌楽士の支えでもって踏ん張れていた。だが、ここにきて少々厳しくなっていた。一番ダメージが積み重なっているのは、スピカだった。
(無茶、しすぎた……かな)
僅かにふらつくスピカを、凜太郎が『追い風の祝福』で支援する。まだ、彼女の炎は消えていない。彼女は表情を引き締め、再び走り出す。
それは志桜里たちも同じ。夏夜が『癒しの猫の歌』を添付して回復の穴を埋めることで治癒士たちにも少々余裕が生まれる。自然と生まれた連携が、彼らを踏みとどまらせている。
――覚悟が、あるのですね。
ナホエルは瞳を細め、攻撃を途切れさせぬよう立ち向かう楓たちの姿を、HP調整に動く獅百合たちの姿を優しい笑顔で見つめる。
――ならば、これはどうでしょう?
「えっ?!」
何度も降り注ぐ赤い矢に交じり、光の矢が飛んでいく。『精霊の裁き』だ、と判断した真白は、身構えていた夏朝の前に立ち、『サンドリオンのドレス』の裾を揺らしてつかみ取る。またも『鏡掌』が成功したようだ。
「いっけえっ!」
思いっきり投げ返される矢が、ナホエルの翼にはじかれる。その翼の合間を縫って投げられたのは、氷の矢3本。
「こんどは『凍れる月の裁き』?!」
真白が避けるのと入れ替わるように志桜里が切り伏せる。だが、一本だけ切り損ね、頬を掠める。そこから凍り始めた身体は、あっという間に【凍結】する。
(ここにきて【凍結】ですか!)
獅百合が志桜里のBSを解除しようと動いた時、楓と着ぐるみさん、スピカの3人が3方向からナホエルを狙う。
すかさず凜太郎が風のような旋律を奏でる。『追い風の祝福』だ。スピカは愛しい人からの援護を受け、炎のように舞い踊る。着ぐるみさんには、同じ動きをするマスコット。そこだけ見るとなんかシュールだが、本兎がシリアスぶっこわしたいらしいから仕方ない。
「押し切らせてもらうっ!」
楓が愛刀で切り付け、棍と青い炎に包まれたガントレットがナホエルに直撃したとき、ナホエルは「ふふっ」と笑った。
――笑ったのだ。
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天界よりの試練 ――神代の矢放つナホエル――
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年02月18日
参加申し込みの期限
2021年02月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年02月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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