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天界よりの試練 ――神代の矢放つナホエル――
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(ダメージロールを優先するべきだよな……)
今までトワたちに向かう矢を払っていた楓は、前線で戦うスピカ達を見、眼鏡の奥で瞳を細めた。彼もまた、獅百合同様ナホエルの攻撃パターンに気付いていた。故になかなか前へ出られなかったようだ。
(攻撃対象が変わるたびに全体攻撃、というのは厄介だな)
だが、わずかな隙を見つけた楓は石柱を飛び移り、ナホエルに接敵する。その音に気付いたのだろう、ナホエルは微笑を浮かべて突風を起こす。
素早く対応したのは歌楽士たち。都は曲を魔法防御(以後魔防と表記)と凍結耐性を上げる『雪華のノクターン』に変え、効果が切れるころだろう、とにらんだ凜太郎が再度『矢よけの加護』を添付する。そして夏夜が範囲内味方複数の攻撃と防御を上げる『荒ぶる激励歌』を奏でる。粉雪と炎のエフェクトが舞い、前衛にそれぞれの効果が発揮される。
(今回は魔導士がいない。だから属性攻撃重視した方がいいのかな?)
なんとなくそう思っていた真白は、気合を入れて(その度に白い稲光が髪に走った)とびかかる。
石柱の高低差なんてなんのその、拳闘士特有の俊敏さでもって矢を避け、ナホエルへと向かっていく。それはスピカや着ぐるみさん、志桜里たち軽戦士にも言えることだ。楓もまた虚空で身をひねり、石柱を蹴って再びナホエルへ向かう。
治療が済んだ重騎士の夏朝と瑠樹は頷きあい、ナホエルを見据える。
「僕たちが抜かれたら治癒士と歌楽士が終わる」
「なるだけ矢を打ち払いたいねぇ」
そう言っている間にもナホエルが炎の矢を放つ。再び狙う敵を変えたのだろう。赤い矢の雨が途切れると、今度は真白へ氷の矢の追撃が降り注ぐ。
(今なら……!)(この隙ならば……っ!)
スピカと志桜里が二人して攻撃を仕掛ける。真白への攻撃で防御がおざなりとなった体にスピカが放つ赤い連撃『ボルケーノクラッシュ』と武器の一撃。思わずのけぞるナホエル。
(この石柱、不安定じゃなくてよかったねぇ……)
瑠樹がふと、足元の石柱を見てから後ろを振り返ると……
一部の石柱が、崩れていた。
「もしかして、たくさん矢を外すと……石柱崩れちゃう?」
「足場対策はまかせて」
彼の呟きに夏朝が胸をとん、と軽くたたく。そして呼び出されるのはブロックゴーレム。『ブロックゴーレム落とし』という、ウォーハンマー系装備時のみ使用可能なスキルだ。
呼び出されたブロックゴーレムを横からたたくとブロックが出て攻撃できるのだが、攻撃後のブロックは落下し場に残り足場にできる(ただし時間経過で徐々に薄れ一定時間経つと消失してしまう)。
夏朝は狙いを定め、前衛たちが攻めナホエルが透明な壁を生み出し……出来上がった隙目掛けブロックを射出した。丁度軽戦士たちが次々に攻撃を仕掛け、翼で払っている最中だったためか、そのブロックは翼の合間を縫ってナホエルに直撃する。
(足場もそうだけど、ヘイトをこっちに向けたほうが……)
夏朝はブロックを次々に射出! ゴーレムから飛んでいくブロックは見えない盾に防がれつつも、いくつかを当てることができた。
ナホエルを中心に、複数のブロックが虚空に残る。それを足場に楓が跳ねて切りかかった。
(重騎士の方の恵御納は……今回もあのスキルを積んでいるだろうか?)
襲い掛かってくる突風を紙一重で避けながらちらりと夏朝を見る。彼女は過去のレイドで重騎士となった際、とても面白いスキルを積んでいた。
(それとなく確認しよう)
楓が、スピカと入れ替わるように後ろへ下がる。スピカは真白と共に炎の矢をかいくぐり、透明な壁の合間狙って炎の一撃を放つ。
「恵御納、ちょっといいか?」
「夜海霧君、どうしたの?」
「今回、――は積んでいるのか?」
夏朝目掛け飛ぶ氷の矢を切り払い、問う事に夏朝は「あるよ」と1つ頷いた。
(ならば……!!)
楓の脳裏に浮かんだ、過去の作戦。夏朝とは「仕掛けるタイミングを計ろう」と短く話し合い、頷きあった。
目まぐるしく変わる戦況を把握しながら、夏夜は『先の先』を見据える。
(今のうちに、布石は打っておくほうがいいかな)
彼女はすぅ、と大きく息を吸うと、どこか儚げで冷たい音色を奏でる。その凍てつくような、それでいて、願いを込めるような音色は、彼女の中に蓄積していく。それが何なのか、明らかになるのは少し先の事である。
(全体的な消耗は、まだそんなに激しくはない。けれど……)
Reiが前線を見ながら周囲を見ながら不安を覚える。Reiはまだ1度しかレイドに参加していないが、直感的に『ナホエルは手札をすべて開いていない』と感じ……同時に嫌な予感も覚えていた。
――なかなかやりますね。
ナホエルの声に続き、後ろの方で鈍い音を立てて石柱が崩れ、折れ、倒れる。響く飛沫の音、降り注ぎ石柱を濡らす湯の香り。わずかな振動に怯む者たちをしり目に、ナホエルは再び手を翻し、見えない壁を
ナホエルに近づいた前衛組数名と後衛を隔てるように展開する。
(進めない?!)
透明な壁の内側に取り残されたスピカの手を握り、着ぐるみさんが棒で壁を乗り越えようとしたその瞬間、まばゆい光が降り注いだ。
――天空の矢を、神代の矢の洗礼を。
(何だって!?)
楓は思わず歯を食いしばった。後方は見えない壁、前方は全体攻撃を仕掛けるナホエル。危機的状況である。だが……。
(だからこそ、面白くなってきたんですよっ!)
志桜里はにっ、と笑って武器を構える。その後方、夏朝はあきらめず得物を手に見えない壁に向き合った。
「まだ間に合うはず!」
彼女は灰白猫の手模したウォーハンマーを大きく振りかぶり、見えない壁に何度も叩きつける。
(><)ノ<いっしょにやるよー!
着ぐるみさんがひび割れた場所を一緒に棍を叩きつけ、罅を大きくする。
「やってみるしかないか」
「そうですね! この方が私達らしいですし!」
楓と志桜里もまた武器でひび割れた見えない壁を叩き、真白が罅に飛び蹴りを、スピカが燃えるこぶしを叩きつける。
「もう一押しっ!」
碧南が何度もレイピアで激しくつつけば、見えない壁がようやく割れる。だが……その頭上から降り注ぐは、光の矢……。
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天界よりの試練 ――神代の矢放つナホエル――
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年02月18日
参加申し込みの期限
2021年02月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年02月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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