this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
1月の☆ハッピーバースデー
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
つぎへ >>
ハッピーバースデー★ ディア:コトコちゃん
「とー、4しゃいになるれすお、4しゃい。3しゃいと12かげつれす!」
見帰り沼の コトコ
が、酒場のカウンター席の椅子に乗って、えへんと胸を張る。ここは星幽塔。サジタリオ城下町にあるアストラルBar。酒場と言うと大人しかいないイメージだが、ここは子供も自由に入店できる店で、見た目も色々な見た目の人が多い。コトコを見ていた者達は、いいぞいいぞ! と祝い囃し立てる。
「コトコちゃんハッピーバースデーです♪
お祝いしてもらったお返しにきましたよー!」
「わー! りりえうしゃん、ありあとーれす! おかえしれすか?」
酒場の奥から
リリエル・エーテライト
がやってきた。エプロンドレス姿がとても眩しい。
「えへへ、前に私のお誕生日お祝いしてもらいましたからね、私もお祝い返ししたいと思ってパーティーの準備をしていたんですよ♪」
「おいわい? りりえうしゃん、おいわいしてくれうれす?」
「はい♪ 今日の主役はコトコちゃんです! 腕によりをかけてお料理を作りますから、食べたい物があれば何でもリクエストしてくださいね!」
何でも良いですよ。と言う様にリリエルは目を瞑り胸を叩く。首を傾げていたコトコは、そんなリリエルを見ると目を輝かせ、カウンターに乗り出した。
「わー、とーね、『にゃにゃくしゃがう』たびたい!」
「にゃにゃくしゃがうですか? えーと、どんな料理でしょうか?」
「んーとーね、にゃにゃくしゃにゃにゃくて、にゃにゃくしゃがうれす。にゃにゃくしゃが……モガーっ!」
コトコは料理の名前を上手く伝えられなくて、頭を手で押さえ、目を吊り上げてかんしゃくを起こした。怒り方が子供らしく、微笑ましくなる。
「えーと、そうですね。コトコちゃんは何処でその食べ物を知りましたか?」
「う? とーね、ころごほんえみたろれす。こえれす! にゃにゃくしゃがうー!」
リリエルは前屈みになり、コトコに目線を合わせ訊ねる。コトコはテーブルに置いていた本の内の一つを手に取ると、本を開かせあるページの写真を指差した。そこには、『七草粥』の作り方が記されていた。
「ご本持ってきてくれたんですね、良かったです♪」
「えへん、とーはぬかにないのれす」
コトコは大好きな本を、こうやっていつも持ち歩いている。本の持てる数は限られており、その中にあるということは、それだけ期待しているのだろうということが分かり、リリエルも張り切って本を読み進めていく。
「ふむふむ、七草粥……確か寝子島の方でお正月あけに食べるおかゆですよね? そ、それでいいんですか?」
「うゆ! にゃにゃくしゃがうはれすね、とーのおたんじょーみにたべうと、げんきになう、ごはんなんれす! ちゅくってくらさい!」
七草粥の作り方を見ると、とても簡素な物でご馳走のようには見えない。それに小さな子の口に合うようには思えない。リリエルは戸惑いコトコを見る。コトコの瞳はきらきらと輝いていてとても楽しそう。こんなに楽しみにしているコトコに、懸念するのは良くないかなと思い、リリエルは目を閉じて微笑んだ。
「わかりました、コトコちゃんが楽しみにしてるなら七草粥つくりますね!」
「やたー! うえしーれす!」
輝く笑顔で跳び跳ねながら喜ぶコトコを後目に、リリエルはカウンターの奥の調理場へと移動する。
「(多分実際食べると物足りなくなりそうですね、口直し用にケーキも作っておきましょう)」
よーし、とエプロンの紐を結び直し、張り切るリリエルは調理を開始した。まずはケーキ作りだ。
「にゃにゃくしゃー、にゃにゃくしゃー、げんきいぱーい、にゃにゃくしゃー」
暫くするとコトコの楽しそうな声が酒場のホールから聞こえてくる。その心をくすぐる楽しそうな歌声にリリエルもつられてしまって、七草粥の作り方に書いてあった、七草粥の歌を歌い始める。
「すずなすずしろ♪ せりなずな♪ ごぎょうはこべらほとけのざ♪ 春の七草♪」
リリエルは楽しそうに歌いながら、沸かしたお湯に順番に七草を入れて茹でていく。暫く茹でた後、リリエルは七草をお湯から出し水を切った後、七草の根と葉を切り分けたり、葉を切り刻んでいく。
「わー、はっぱっぱーのにおいれすー! げんきいぱーいなれるれすー!」
茹でた七草の香りがカウンターまで届いたようで、コトコは小躍りしながら嬉しそう。その楽しそうな声に、リリエルはくすりと笑いながら、ご飯と七草を煮立てていく。
「七草粥をたべましょう〜♪ 無病息災願って〜♪」
リリエルはコトコの健康を祈りながら、七草粥に味付けを施していく。そして完成した七草粥をお皿に盛り付けていく。
「はい! 完成しましたー! コトコちゃんお待たせです!」
「にゃにゃくしゃぁ〜……れきたれすか? うふぁー、いたらきましゅ!」
リリエルがコトコの前に温かい七草粥と、隣にお粥スプーンを置くと、コトコは嬉しそうに両手を合わせた後、スプーンを持ち七草粥を掬い始める。
「ふーふー、あむあむあ……むえー」
「コトコちゃん、七草粥のお味はいかがですか? ……あー、やっぱりいまいち気に入らなかったようですね」
七草粥を口にしたコトコは、目を><な形にさせて嫌な顔をしている。それを見たリリエルはやっぱり、と苦笑い。
「はっぱっぱーと、ごはんまじゃるの、とー、やらー! れもー、りりえうしゃんのごはんおいしーれす」
コトコはあむ、と七草粥を口にしてむぐむぐとさせると、やらー! と叫ぶ。でもおいしー、とまた七草粥をスプーンで掬って口にする。やらー! そんな頑張るコトコにリリエルはきゅんとしてしまう。美味しいと言ってもらえるのも、作って良かったと思える。
「はふぅ〜、はっぱっぱーにゃくにゃったれす。とーげんきいぱいになえたれす?」
七草粥を完食したコトコは、叫び疲れたのかくったり。そんなコトコを見て、リリエルは用意していたサプライズを打ち明けることにした。
「コトコちゃん、実はですね? こんなこともあろうかと、口直しようにケーキを作っておきました! やっぱり誕生日にはケーキがないとしまらないですもんね」
「う、りりえうしゃん? うふぁー、けーき、けーきら! おいしそーれす!」
じゃーん、とリリエルはおっきなケーキを運びコトコの前に置く。突然の嬉しいことに、コトコはもう元気いっぱい。
「はい! 召し上がれです♪」
「わー、うれしーれす、ありあとー!」
リリエルがコトコの食べやすいように、切ったケーキをお皿に乗せて差し出す。するとコトコは嬉しそうにお礼をすると、差し出されたケーキを一気に一口で食べた。
「んむ〜! あみゃくれおいしーれす!」
「美味しそうで良かったです♪ まだまだありますからね、はい! どうぞです♪」
「うふぁー、しわわせれす!」
コトコは手や、顔の周りをクリームでいっぱいにして幸せそうにケーキを食べていく。そんなコトコを見て、リリエルも幸せそうに微笑んでいく。
「おにゃかいぱいれしゅ。おちそーさまれしら」
「お粗末様でした♪」
リリエルは本から学んだ言葉を使ってみる。どうやら寝子島の方ではごちそうさま。と言われたらそう返すようだ。
「おしょみゃちゅしゃみゃ? とーはととこれすお?」
「えーとですね、ごちそうさまと言われたら、料理を作った人はそう言うそうですよ。ご本に書いてありました。ありがとう、にどういたしまして、を返すような感じでしょうか?」
「そうらんれすれ! とーあらしいことま、おもえたれす! おしょまちゅしゃみゃれした」
聞き慣れない言葉に疑問に思うコトコへ、リリエルが言葉の説明をすると、コトコはぱっと表情を明るくさせて、何度も復唱していく。コトコは色々な言葉が好きなようで、リリエルは思いがけなくコトコへプレゼントを送ったようだ。コトコはとても嬉しそう。
「とーもおしょまちゅしゃみゃれしたいーたいれす! おにょーにしたいれす!」
「ほんとですか?! わー、コトコちゃんが料理に興味を持ってくれました♪ 料理でしたら私もお手伝い出来ます♪」
リリエルはコトコが、大好きな料理に興味を持ってくれたことが嬉しくて、背中の羽を思わず揺らしてしまう。誰かに教えながら料理をする。とても楽しそうだった。
「わー、りりえうしゃんありあとーれす! りりえうしゃんみちゃいにおいしーろちゅくゆれす!」
「はい! がんばりましょうね! それでは簡単な七草粥から覚えてみましょうか?」
「にゃにゃくしゃがうやらー! とーはっぱっぱーまじゃるのやーれす!」
「あはは、そうですよね。それじゃぁ簡単で火も使わない、美味しいプリンを作ってみましょうか」
「ぷにん! とーぷにんらいしゅきれす! わー、とーがんまるれす!」
嬉しそうに張り切るコトコを見て、リリエルも嬉しそうに張り切り始める。
それから二人は、楽しく仲良く料理を一緒にしていった。コトコは何度か上手く行かずに、もがーっ! としながらも、リリエルが優しく丁寧に教えることで、段々とプリンが完成に近づいて行った。
「とーね、りりえうしゃんにいーたかたれす。いちゅもとーにごあんちゅくってくえて、ありあとーれす」
プリンをレンジで熱している間、コトコはリリエルにお礼をする。コトコの両親は、仕事で帰りが遅いため、コトコはいつもBarアストラルでご飯を食べていたのだ。いつもご飯を作ってくれて、一緒に食べてくれるリリエルのお陰で、コトコの寂しさは薄れていたようだ。
「どういたしましてです♪ 私もコトコちゃんが喜んで食べてくれて、料理が毎日楽しいですよ。美味しいって言ってもらえる事が、料理を作っていて一番嬉しいことですから♪」
「うゆ! りりえうしゃんのおにょーに、いつもおいしーれす!」
二人は楽しそうな笑顔で笑い合う。こう言うのを持ちつ持たれつと言うのかもしれない。やがてチン、とレンジの時間が終わった音がする。それから暫く立ち、形の良いプリンが完成した。
「それではいただきますね♪」
「どーろ! めしあらえれす!」
「んー♪ 甘くて美味しいです♪ コトコちゃん料理上手かもしれません!」
「おいしーれす! えへん、とーはりりえうしゃんろいちまんれしれす」
とっても甘くて美味しいプリンを二人は仲良く分け合って食べていく。あっという間にプリンは無くなってしまった。美味しかったのだろうことが分かる。
「それでは、ごちそうさまでした」
「おしょみゃちゅしゃみゃれした!」
楽しそうに笑い合う声がBarアストラルに響き、今日もその酒場は、皆の憩いの場となっていた。
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
1月の☆ハッピーバースデー
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
スーパーにょろんにょ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年07月28日
参加申し込みの期限
2020年08月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年08月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!