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ハッピーニューナイトメア!
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●●●昼下がりの静かな闘志●●●
日が完全に上り、森の中にも少しの熱気がこもり始める。
加速度的になっていた鐘の音も時折鳴るほどに落ち着いてきた。
そんな中、荒く息をして、しかし周りへの注意を怠らずに座って休息を取っている碧南。
初めに襲ってきた相手は男性で、金属バットを振り回して死角から攻撃してきた。
それを何とか回避してからが長かった。
一進一退の攻防が続き、次第に疲れの見えてきた碧南に嫌な笑みを浮かべてきたのだ。
「…ッ」
碧南はその時、頭に来た。が、同時に冷静な頭もより鮮明になり、相手の目にライトを浴びせた。
怯んだスキに男の急所に一撃を入れると光となって消えていった。
その光に、その感覚に、特別な感情が少しだけ宿った。
感情の正体は分からないが、十分な休息を取って今の場所より深く、森の生い茂る所に向かっていく碧南。
「…よしっ」
程なく争っている二人を見つけ、息を潜めた。
力は拮抗しており、どちらも相手を倒すことができるだろう。となれば後は運。
よく観察をし、勝ったのは無精ひげの男性。息を切らしているところにまっすぐ向かっていく碧南。
「ごめんなさい!」
そう言いながらも速度を緩めず体制の整わない無精ひげの男性に体当たり。
満身創痍の上に打ち所が悪かった男性は光になって、鐘の音と共に消えていった。
彼らが残したアイテムを見ると金の弾丸と不思議な宝玉であり、手に取ると効果が分かる。
「すごいきれい…」
少しだけ穏やかな表情を取り戻したが、ここはバスケットコートもとい戦場。
気を取り直して周りに誰もいないことを確認し、次の標的を探しに奥へと進んで行く。
同じように戦っている人や休憩している人を一人ずつ、今度はできるだけ静かに光にしていった。
そうやっていくと、特別な感情の輪郭が見えてくる。
「これって……とても気持ちいい?」
呟いたのが先だったか、碧南の体が動いたのが先か、稲妻が脇を抜けていく。
ちっ、と舌打ちがしたかと思うと稲妻と共に影が茂みに消えていった。
聞いた、見た、碧南は影を追うべく走り出す。鋭い目つきは「戦う女」と言えよう。
「しつこい、なっ!」
背中を捉えられた影…イラつきを隠さない女子高生は何かを碧南に向かって投げ、なお走った。
投げられたモノをろくに確認せず、碧南はキャッチした瞬間に真横に投げ、程なくして爆発した。
爆風を感じるも、弱々しかったため気にせず走ると開けた場所に出た。
視野が広がれば女子高生の行く先も見え、勢いを加速させる碧南。
「捕まえた!」
「ったいな…ッ!」
碧南は女子高生の腕を掴んだが、即座に振り払われる。
だが、勢いは消え、さらに女子高生が持っていた稲妻…収納型のスタンガンが地面に落ちる。
女子高生は体勢を立て直すもスタンガンは碧南とのおおよそ中間。
「ついてねぇよ、まったく。降参って訳にも行かないんでしょ」
「そうみたいね。私も本意ではないけど」
「はっ。良く言うよ、そんな目して。何人倒したんだか」
お互いに汗をかきながら言葉のやり取りをする。もちろん間合いを計りつつ。
しかし碧南には女子高生の一言が引っかかった。引っかかってしまった。
「そんな目…?」
「隙ありッ!」
はっと戦闘モードに返った時には既に遅く、女子高生がスタンガンに手を伸ばしていた。
女子高生がしてやったり、と皮肉気な笑みを浮かべた瞬間、後悔した。
「どんな目、かな? 良ければ教えてくれないかな?」
ガリッと女子高生の腕を踏み、えぐるように――バスケットボールのように――掌で頬を掴む碧南。
どこか薄ぼんやりとした眼に映るのは女子高生と、この後発生するであろう光があるように思えた。
敏感に死期を察知したのか、女子高生は素早く翻るが。
「くああぁああ!?」
「悪くないわね」
バチバチと電気を流したスタンガンを碧南に押し付けられる。
フツウの、普段から運動をしていない女子高生では正攻法で碧南の能力を上回る事は無かった。
「ねぇ、あなたもこんな風にしたの?」
さほど離れていない二人の距離が少しずつ縮んでいく。
うめいている女子高生の目には闘志がまだ残っているが、自由が利かない様子。
しかし、それは倒す側から倒される側になっただけ。碧南はスタンガンを振り上げる。
「ただじゃ、ころば、ない…!」
「っ!?」
女子高生が呟くと同時に爆発が起きる。
碧南は咄嗟に頭を守る行動をすると、パキンッ、と不思議な宝玉が割れた。
爆発と爆風が収まると、周りには碧南と女子高生が持っていたアイテムが落ちていた。
無言でそれらを集めていると不自然に土埃が舞い、咄嗟に回避行動を取る。
「ザンネン! もう君は檻の中だよ!」
碧南は声の聞こえた方向に拾った短剣を投げつけると不可視の風の檻に阻まれた。
飄々とした、ウサギの耳をした男が頭に腕を組んで近付いてくる。
「その目、嫌いよ」
ウサギ男から感じるのは強大な力とその自信、嘲り、油断、そして品の無い眼差し。
止まって何事かしゃべっているウサギ男に砂と一緒に金の弾丸を投げる碧南。
幸運にも檻の間を抜けた金の弾丸は、目をつぶって余裕そうにしているウサギ男を光に帰した。
周りを警戒するも、他に気配が無く一安心と思ったが。
「この檻、いつ消えるのかしら…」
風の檻は消えず、抜け出せるようなアイテムもない。
仕方ないと座って休み、しばらくすると背中を押される感覚があった。
「…うそ」
冷や汗をかいた碧南はそのままエリア圧縮に巻き込まれ、光になってこの空間から消えていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御宮 久
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年07月26日
参加申し込みの期限
2020年08月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年08月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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