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- 00月00日生 00歳
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【ネコミケ冬】ファビュラス！ あつまれネコミケ☆
☆三国志コスプレとシューティングゲーのヒロイン
仙藤 紫はあるきっかけで、歴史物のレイヤーをしている寝子高教師の大橋 尚先生にレイヤーとしての資質を見出され、２年前の暮れのネコミケでレイヤーデビューしました。
昨年夏のネコミケには新撰組で参加。
今年も大橋先生に誘われて、原点である三国志のコスプレをすることになりました。
「2年前は先生が呂布、私は貂蝉でしたね」
「今年はファビュラスがテーマだから迷いました、仙藤さんの姫姿も見たかったのですけど」
理事長がネコミケに来るんですって、と打ち合わせの時大橋先生は開口一番言ったのでした。
寝子高の先生とは顔を合わせたくない様子なので、それに配慮しながら撮影などをこなすことになりました。
今年は二人とも武将のコスプレをすることになり、先生が曹操、紫は劉備を演じることになったのでした。
二人の身につけた煌びやかな衣装は、いかにも高そうな衣装な上に着る人を選びそうな代物でしたが、紫が身に纏うと凛とした気品のある女武将そのもので、大橋先生と引けを取らなかったりします。
「もうすっかり中堅レイヤーですね。ごく自然にポーズをとれるようになってきたじゃないですか」
感心した様子で大橋先生が言います。
「そうですか？」
紫はネコミケには三度目の参加で、最初の二度目は緊張したけれど、三度目ともなるとそれなりに慣れてきたようです。
ちょうどお客が途切れた時、紫は大橋先生に言いました。
「実はそこで妹もコスプレしてるんです」
示し合わせたわけでもないのに、たまたま居合わせたのでした。
「そうなんですか？ ……あ、あの子ですね。」
指した指の先に、ヘッドセットにホットパンツの少女がいました。
仙藤 蒼は、今年高校受験する中学三年生ですが、気分転換にレイヤーで参加していました。
前回の夏のネコミケでレイヤーデビューを果たした蒼は、冬のネコミケでもやはりお気に入りの弾幕シューティング、『ＣＹ-ＫＩＬＬ（サイ‐キル）』のヒロイン、RE:DISH（リディッシュ）のコスプレで参加していました。
（おねえちゃんも歴史物のコスプレで参加するんだよね）
お互い家でコスプレの話はしないので、ネコミケに出るのは知っていたものの、今回はどんなものかひそかに楽しみにしていました。
蒼の衣装は、ヘッドセットに幾何学模様のマント、ホットパンツから覗く尻尾状のコードが印象的な衣装は、身体の線があちらこちらと露わとなるもので、手にはレーザーガトリングガンを標準装備しています。
着替えを済ませコスプレ会場に来た蒼は、顔を下に向けて端然と佇みました。
それから、コマンドを受領して覚醒したように顔を上げ、
「こちらリディッシュ、コマンドRKM004444確認。……任務了解」
と低い声で無機質な声と無表情で告げて、以後はゲーム内での動きを再現できる限りリアルに演じます。
ギャラリーはどんどん増えていき、
「写真撮らせてください！」
と次々と声が上がり、蒼は頷きました。
撮影に応じる姿は堂に入ったもので、見ていた紫と大橋先生は感心しました。
「さすが素質ありますね」
「あ、お姉ちゃん？」
撮影を終えて、蒼は紫たちに気づきました。
「ファビュラスって感じ！ それ何のキャラ？」
蒼の問いに、紫が説明します。
「三国志の武将で、先生が曹操、私が劉備よ」
「ふうん」
前回のネコミケであいさつはしたので、蒼は大橋先生と面識があります。
紫は改めて蒼を紹介しました。
「大橋先生、妹の蒼です」
「こんにちは蒼さん。とても素敵よ」
微笑む大橋先生に、蒼はちょっと緊張して言いました。
「ありがとうございます。大橋先生、今年からボクも寝子高に入りますので、よろしこ願いします！」
言った後、はっと気づいて口を押えました。
「……あ、リディが抜けてない！」
リディッシュになり切っていたおかげで一人称が「ボク」になってしまったのです。
「僕っ娘なんですか？ 可愛らしいですね」
「ふ、普段は違います。つい……」
照れる蒼に、大橋先生は予想外なことを言い出しました。
「寝子高に入ったら、三人で一緒にコスプレしませんか？」
「えっ……？」
紫は隣で苦笑していました。
「先生、ジャンルが違いすぎませんか？」
「最近は歴史もののゲームとかもあるし、いけるかもしれませんよ？ お姉さんと一緒にコスプレしたくありませんか？」
「……考えさせてください」
ちょっと真剣に悩んでしまう蒼でした。
仙藤 紫はあるきっかけで、歴史物のレイヤーをしている寝子高教師の大橋 尚先生にレイヤーとしての資質を見出され、２年前の暮れのネコミケでレイヤーデビューしました。
昨年夏のネコミケには新撰組で参加。
今年も大橋先生に誘われて、原点である三国志のコスプレをすることになりました。
「2年前は先生が呂布、私は貂蝉でしたね」
「今年はファビュラスがテーマだから迷いました、仙藤さんの姫姿も見たかったのですけど」
理事長がネコミケに来るんですって、と打ち合わせの時大橋先生は開口一番言ったのでした。
寝子高の先生とは顔を合わせたくない様子なので、それに配慮しながら撮影などをこなすことになりました。
今年は二人とも武将のコスプレをすることになり、先生が曹操、紫は劉備を演じることになったのでした。
二人の身につけた煌びやかな衣装は、いかにも高そうな衣装な上に着る人を選びそうな代物でしたが、紫が身に纏うと凛とした気品のある女武将そのもので、大橋先生と引けを取らなかったりします。
「もうすっかり中堅レイヤーですね。ごく自然にポーズをとれるようになってきたじゃないですか」
感心した様子で大橋先生が言います。
「そうですか？」
紫はネコミケには三度目の参加で、最初の二度目は緊張したけれど、三度目ともなるとそれなりに慣れてきたようです。
ちょうどお客が途切れた時、紫は大橋先生に言いました。
「実はそこで妹もコスプレしてるんです」
示し合わせたわけでもないのに、たまたま居合わせたのでした。
「そうなんですか？ ……あ、あの子ですね。」
指した指の先に、ヘッドセットにホットパンツの少女がいました。
仙藤 蒼は、今年高校受験する中学三年生ですが、気分転換にレイヤーで参加していました。
前回の夏のネコミケでレイヤーデビューを果たした蒼は、冬のネコミケでもやはりお気に入りの弾幕シューティング、『ＣＹ-ＫＩＬＬ（サイ‐キル）』のヒロイン、RE:DISH（リディッシュ）のコスプレで参加していました。
（おねえちゃんも歴史物のコスプレで参加するんだよね）
お互い家でコスプレの話はしないので、ネコミケに出るのは知っていたものの、今回はどんなものかひそかに楽しみにしていました。
蒼の衣装は、ヘッドセットに幾何学模様のマント、ホットパンツから覗く尻尾状のコードが印象的な衣装は、身体の線があちらこちらと露わとなるもので、手にはレーザーガトリングガンを標準装備しています。
着替えを済ませコスプレ会場に来た蒼は、顔を下に向けて端然と佇みました。
それから、コマンドを受領して覚醒したように顔を上げ、
「こちらリディッシュ、コマンドRKM004444確認。……任務了解」
と低い声で無機質な声と無表情で告げて、以後はゲーム内での動きを再現できる限りリアルに演じます。
ギャラリーはどんどん増えていき、
「写真撮らせてください！」
と次々と声が上がり、蒼は頷きました。
撮影に応じる姿は堂に入ったもので、見ていた紫と大橋先生は感心しました。
「さすが素質ありますね」
「あ、お姉ちゃん？」
撮影を終えて、蒼は紫たちに気づきました。
「ファビュラスって感じ！ それ何のキャラ？」
蒼の問いに、紫が説明します。
「三国志の武将で、先生が曹操、私が劉備よ」
「ふうん」
前回のネコミケであいさつはしたので、蒼は大橋先生と面識があります。
紫は改めて蒼を紹介しました。
「大橋先生、妹の蒼です」
「こんにちは蒼さん。とても素敵よ」
微笑む大橋先生に、蒼はちょっと緊張して言いました。
「ありがとうございます。大橋先生、今年からボクも寝子高に入りますので、よろしこ願いします！」
言った後、はっと気づいて口を押えました。
「……あ、リディが抜けてない！」
リディッシュになり切っていたおかげで一人称が「ボク」になってしまったのです。
「僕っ娘なんですか？ 可愛らしいですね」
「ふ、普段は違います。つい……」
照れる蒼に、大橋先生は予想外なことを言い出しました。
「寝子高に入ったら、三人で一緒にコスプレしませんか？」
「えっ……？」
紫は隣で苦笑していました。
「先生、ジャンルが違いすぎませんか？」
「最近は歴史もののゲームとかもあるし、いけるかもしれませんよ？ お姉さんと一緒にコスプレしたくありませんか？」
「……考えさせてください」
ちょっと真剣に悩んでしまう蒼でした。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2020年06月07日
- 参加申し込みの期限
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- 2020年06月14日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2020年06月14日 11時00分
