this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
凍える夜に闇鍋を
1
2
3
4
つぎへ >>
「はーい! じゃあ、皆、持ってきてくれた具材をこっちに持って来てー!」
寝子島高校のグラウンドに設置された大鍋。その直ぐ近くにある料理スペースの前に立つ主催者の
野々 ののこ
がそう呼びかける。
すると、参加するために集まった人達が思い思いにののこの方へと具材を持って歩み寄った。
『はい、どうぞ』
「お。イカとタコの切り身だね、ありがとー!」
言葉代わりのスケッチブックを掲げながら
小山内 海
が具材を渡す。彼女が持ってきたのはイカとタコの切り身だ。
これは食べたときにちょっと面白くて、それでいてかつ美味しいものは何だろうと海なりに考えた結果選んだものであった。鍋に合わない食材ではなく、触感で面白がってくれるかもしれないと思ったのだ。
『それと、万が一の事を考えてこれも渡しておくね』
「こ、これは! 闇鍋における伝説の万能薬!」
イカとタコの切り身とは別に海から渡された物を見てののこが戦慄する。闇鍋における伝説の万能薬。またの名をカレー粉である。
何かの本でどうしようもなくなった時はカレー粉を使えばいいと読んだ海が用意してきたのだ。
しかし、これは本当にどうしようもなくなった時の最終兵器。できることならば使わずに済むように願う海であった。
「私から提供する遊戯の材料はこれだ」
次に具材をののこに提出したのは
旅鴉 月詠
。彼女が持ってきたのはカニの脚だった。
「カニかー。鍋との相性抜群だね!」
「うむ。鍋の出汁が中まで染み込まず悪くないだろう。ところで、闇鍋のルールを確認しておきたいのだが良いかな?
「ルール?」
「うむ。では、説明しよう」
首を傾げるののこに対してピンと人差し指を立てて説明を始める月詠。その姿はまるで探偵が推理を披露する様に見える。
「まず最初はタバスコのような液体やカレールーのような溶ける物は入れない事」
「ふんふん」
「調味料は食材とは違うだろう? 掬えないし参加者全員にちゃんとした具材が行き渡らない可能性が出てくる。誰しも嫌だろう汁だけとか」
「それはそうだねー」
「だから、もしそう言った物を入れるならば具材を全て入れた後にだ。ただ、混沌の中にも芸術がある。できることならその混沌を崩して欲しくはないが」
どうやら闇のゲームという遊戯と見立ててやってきた月詠は一定のこだわりがあるようだ。だが、それが叶うかどうかは具材次第かもしれない。
全てを伝えた月詠は用が済んだとばかりにその場から速やかに離れた。
「やっほ、来たよー」
ののこにそう声をかけるのは
羽生 碧南
。碧南は闇鍋パーティーしよ! とののこに誘われてやって来たのだ。
実のところ寒いのが苦手な碧南はグラウンドでの闇鍋と聞いて断ろうとも考えていたのだが、ののこが無邪気に誘ってきたので断るに断れなかったという事情がある。その為、本日の碧南はまるで雪だるまかと思う程に厚着をして来ている。
「はい、これが具材ね」
「ありがとー。えーと……え、これって……」
袋の中を覗き込んで一瞬固まるののこ。何と中にはサンマの蒲焼の缶詰が入っていたのだ。
「いやさー、実はここに来る前に具財買いにスーパーに行ったんだけど缶詰のセールやってたから適当に選んで買ってきたらそれだったんだよね」
「なるほどぉ……」
「……サンマの蒲焼なんて入れても大丈夫かな?」
「うーん……分かんないっ。入れてから考えよう!」
そんな風に明るく言うののこに若干の不安を感じる碧南だが、自分が原因である為に何とも言えない顔をするしかなかった。
だが、一つ言える事は海の懸念や月詠のこだわりに関して不安材料が増えたのは間違いなかった。
「おー、みんないい趣味してるね~」
既に料理スペースに積まれた具材を見てニヤニヤと笑う
響 タルト
。楽しい事を第一とするタルトは正しく不安材料の権化とも言えるだろう。それが正しいと証明するように彼女は何かしらの瓶を持っていた。
それを見てののこは手でバツを作ってタルトに言う。
「あ、液体系はダメだよ!」
「え、液体投入だめ? うーん、確かに全体の味変わっちゃうからね、そっかー」
残念そうなその口調からはそれが狙いだったのではないかと感じれる。
「まぁ、でもそうだよね。アルコール多すぎは問題だし炭酸のシュワシュワが苦手な人もいるしね」
「うんうん」
「でも、液体だけ禁止すれば大丈夫と思うのは甘いんじゃない? 味が強い具材とか普通にあるでしょ」
そう言って料理スペースに置いてある具材を視線に向けるタルト。
「それは兎も角として。それじゃ僕からはこれね」
そう言って瓶の代わりにののこに差し出したのはパチパチお菓子とちくわだ。
「パチパチお菓子だ!?」
「これなら文句はないでしょ?」
フフと笑うタルト。最初から幾つかのパターンを想定して具材を持ってきていたのは実に彼女らしいと言えるだろう。
「じゃ、楽しみにしてるねー」
そして、ふりふりと手を振りながら去って行くのだった。
「闇鍋か、いつ開催する? 俺も参加する!」
「水守院……」
「ちくわ大明神」
「誰だ今の」
「それはこっちの台詞なんだけど!?」
水守 流
がバーンとポージングを決めて登場すると、どこからか現れた男子学生が台詞を合わせた。
それに対してののこが突っ込みを入れると合いの手を入れていた通りすがりの男性学生AとBは黙って消え去った。
「今の何だったんだろう……」
「それで、俺が持ってきたのはこれだ!」
ドン! と効果音が出そうな勢いで流が差し出してきたのは豚バラ肉だ。
「おー、豚バラ肉だー!」
「やっぱ美味い物が食いたいから王道な食材で攻めるぜ!」
闇鍋は何が混ざるか分からないというところが醍醐味なわけだが、それでもやはり極端にまずいものは食べたくないと考えるの普通の事だろう。
その点、豚バラ肉であればどういう状況であろうともある程度美味しく食べる事ができると考えてのチョイスなのだろう。
「よーし。それじゃ、集まった具材で鍋を作るから皆、ちょっと待っててねー!」
どんな鍋ができるのか。鍋が完成するまでのこの緊張感こそが闇鍋が一番盛り上がるところなのかもしれない。
1
2
3
4
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
凍える夜に闇鍋を
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年05月16日
参加申し込みの期限
2020年05月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年05月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!