this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
入れ替え! ろっこんですマッチ!
1
2
3
4
つぎへ >>
これっぽっちも面識がない、成人らしき男性が数m先に佇んでいる。
相手もまだこの空間を探っているらしく、動く気配がないのを視界に捉えながら。
椎井 莉鳥
は、入れ替わったらしいろっこん能力を確認しようと、神経を集中させてみる。
「何もない空間をワイプすると、そこを中心にバリアが発生する……」
脳裏に浮かんだ内容を紡いでみた。
莉鳥のささやかな声色が聞こえたのか、正面に見える男性がこちらを向いて言葉を掛けている様子。
曰く、そう、それが僕の能力さ☆(キラーンッ)
意外と友好的な態度に、思わずお辞儀をして見せる莉鳥だが、どうしてか一瞬鳥肌が立った。
微か首を傾げながらも、莉鳥は思考を止めない。
相手方は攻撃型、こちらは防御型。
使い方次第で、こちらの能力は防戦一方という事にはならなそうだろうかと踏めば、念のため相手方の男性へ、意志を確認がてら視線を送ってみる。
屈伸していた。腕を回していた。その両目は、これから行われるであろう事への期待で輝いていた。
―― あ、やる気いっぱいのようね……。
なら、もはや何も問うまい。莉鳥はただ頷いて見せた。
相手男性は、どうやら全力勝負(と書いて『ガチンコ』と読む)を大変好む性格らしく、やれ女性でも容赦しないよ☆だの、やれ手加減は無用さ☆だの、開始合図の取り決め以外にも(莉鳥にとっては)余分な話を息巻いていた。
あくまで適当に相槌を打っていたつもりであったが、相手方からしたらば莉鳥の態度は クール おぶ クール に捉えられたのだろう。
ようやく話し終えたらしい相手、真顔で莉鳥を見つめ……むふっと笑った。
ゾォォオ……ッ。
今度は腕だけでなく、全身に寒気が走った。
取り決めた通り、二人は背中合わせになって位置につく。
同時に一歩前へ進み出て、10まで数えながら間合いを取り、数え終えた瞬間バトルスタート。
そう言っていたことに従って、莉鳥は素直に足を進める。
3……2……1……、!!
ゼロと唱える直前に、背後から振り返った気配を感じ取って、莉鳥は本能的に地に伏せた。
とても見覚えのある電撃が真上を駆け抜けた。
髪の一房を掠めた静電気が地肌につたわり、ピリッとした感覚を受け止める。
男性を見据えれば、悪びれもなくいっそ笑顔で、ちょっとだけ早かったかなー? なんておどけていた。
莉鳥の瞳の温度が徐々に下がる。
そう……そういった手合い、ね……。
なら尚の事、遠慮も容赦も莉鳥の理性の内から解き放たれる。
相手から追撃の光が向かってきたのを、スッと筋肉を集約させ発条のように勢いよく避けては立ち上がった。
反撃するにしても、体を温めないと、ね。
莉鳥は駆け出した。相手を誘うように、一心に見つめながら。
乗った、といったふうに笑顔浮かばせ、男性も莉鳥と平行に駆け出してみせる。
まるで莉鳥の速さに合わせているのか、ワルツを踊るように相手は莉鳥の動きにぴったりとついて回った。
相手と自分を繋ごうとするかのように襲ってくる電撃を、莉鳥は目前で宙をワイプしバリアで防ぐ。
電撃は火花を弾けさせ、色どり豊かに散っていく。
電撃が防がれるのを、男性はどこか嬉しそうに眺めていた。莉鳥の端整な表情とその肌を、儚く散る火花が一瞬一瞬照らして見せるのを楽しんでいるようであった。
バリア防壁の使い方に慣れた頃、それでもまだ莉鳥は決め手に欠けていた。
対する相手は、あえてこのバトルを長引かせているように見えた。
莉鳥のしなやかに動く体、気力込めた時の吐息、それらを観察し常に幸せそうに微笑んでいる。
いつまでも付き合っていられないわ……。
相手がその気ならば、こちらから仕掛けてやろう。
莉鳥はまだ一度も、全力のスピードを出していなかった。ここぞという時に相手を出し抜く為に。
ある程度一定の速度をひたすら保ち、時に疲労しているように見せながら、莉鳥は機を窺っていたのだ。
いい加減、裏の読み合いにも飽きてきたし……何より、この視線が嫌な感じがする。
そう考えていた矢先に、相手が口を開いてきた。
『そろそろ限界だろう? どうだい、僕が勝ったら君のことを大事にしてあげるよ?』
……何を言っているんだろう、この男は。
『人目見て分かったよ☆ 君は人肌を求めているって!』
…………。
『僕らきっと相性抜群だと思うんだ!』
……。
莉鳥は、持ち前の瞬発力で一気に相手との距離を縮めた。
ずっと捉えていたスレンダーな人影が突如、懐に飛び込んできて男性は面食らう。
しかしすぐさま、色めいた声色を放った。
『そうか……! 僕の手で直に気絶させてほしいんだね!』
嬉々として指先を掲げて、バチバチッと音を立たせる。
至近距離で目が合えば、莉鳥、普段動かないはずの表情筋が緩やかに口角を上げさせ……優美に笑んだ。
男性がその瞬間指先ごと電撃を莉鳥の身体へ走らせようとした時、光速ワイプにより激しく火花が散って砕けた。
目の前でチカチカと眩む光に、男性が咄嗟に目を閉じた。
そこへ莉鳥の鍛え上げられた脚力による回し蹴りが、見事に男性の顔面にぶちかまされたのだった。
(最後のページにちょっぴり続く)
1
2
3
4
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
入れ替え! ろっこんですマッチ!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年04月13日
参加申し込みの期限
2020年04月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年04月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!