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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
推理ゲーム『ねこじま人狼』6th
● 夜更けのティーパーティ
「神野は初参加で大手柄だったよ。皆で胴上げしてもいいくらいだ。最初の占いで神野が狐を当てたのは大きかった」
白銀の髪に整った面差しのサキリがうっとりとするような笑みを浮かべる。
そこまで褒められると照れ臭くて、美野梨はほんのり頬を染めた。
「とてもドキドキしたわ。最初の段階では古尾さんは全然疑ってなかったし、夜海霧さんが残った時点で犠牲者が出るのを覚悟したわ……辛くも助かったという感じ」
「僕も夜海霧が狼かと思っていた」
「私もです」
サキリと梢も、はじめは楓が狼だと思っていたという。
楓にしてみれば、自分がらっかみなのに桐子がらっかみＣＯしてきたことで、真実を知っているのは自分だけと策を練って仕掛けられたわけだ。
「志波、あんたは？」
楓の興味津々といった問いかけに、拓郎も答えた。
「屋敷野さんの話……きいてたら、神野さんが、にせもの？ って、思えてきたけど……夜海霧さんが、人外だとしたら……ここまで、だんまりを続けるのに、違和感……あった、から。なら、夜海霧さんが、ほんもののらっかみなのか？ と、なりはじめたかな。夜海霧さんが、らっかみなら……神野さんが真占いの可能性が、一気に高まる、から……」
そう言って、もっしゃもっしゃと手当たり次第にお菓子にかぶりついている桐子を見る。
「もし、古尾さんが、ほんもののらっかみ、だったら……占い師の真偽、わからない、まま、だから、もっと複雑に、なった、かなと」
「いっやぁ……まいったッス！ でも今回の配役だと狐は人狼以上にしんどかったッスね。最初は美野梨が狐かと思ってたッスよ。でも各自の主張が出そろった後はほぼ梢確定と思ったッス！」
「まあ負けてしまったことは仕方ないですよねーすべて含んで、実力と運なので！ 今回は及びませんでしたが、次回も爪痕を残したいものですねー」
梢は紅茶をこくりと咽喉に流し込んで答える。
「……とはいいつつ、次参加することがありましたら、ぜひ大人しくしていたい気もします。ずっと変なことばっかりしてますしー。そろそろ、梢ちゃんっておとなしい子！ って思われたい感あります。ハイハイ騙りでしょ騙りって思われないよーに！」
梢はおどけた様子でクッキーを口に放り込んだのを見て、エムアが笑んだ。
「ふふ、気持ちはわかりますよ。しかし梢さんのキャラクターもありますからね」
「もっとエンターテイナーしたいんですけど、まだまだですよねー。精進しまーす」
「十分、魅力的なエンターテイナーですよ。これ以上精進したらどうなってしまうのか……楽しみです」
「ところでエムア、」
サキリがゲームマスターに語り掛ける。
「やはり狼側は１人じゃきついし次は狂人も欲しいけど、少人数だと難しいね」
「そうですね。配役と二人吊りのルールについては検討の余地ありでした。この人数でしたら狐かパン屋を抜いて、狂人を入れてもよかった気がしています。このゲームは、こういっていろいろご意見をいただけるのも楽しいのですよ。今回の反省はまた次回に活かしたいものです」
「何はともあれ楽しかったよ。紅茶のおかわりを貰えるかな」
「ええもちろん」
エムアが、サキリのティーカップにココナツの甘い香りのする茶葉で入れた紅茶を注ぐ。何杯目かになるので、フレーバーを変えたのだ。
「……一番、恐ろしい……シナリオだけど……」
拓郎はいろいろシミュレーションを巡らせている。
「1日目に、占い師が吊られ……人狼、妖狐、騎士がのこったまま、2日目になったパターン……騎士が守った人、を、わざと噛んで、犠牲なし５人のまま……朝を、迎えてたら、島民、すごく、危なかった。いや、危なかった、と、いうか……人狼か、妖狐の勝つ、可能性が、九割九部、だったと……」
「くーっ！ そうなりたかったッスよ！！」
桐子はまだ地団駄を踏んでいる。
けれど、からりとした明るい雰囲気が、場の空気を和ませてもいる。
みんなで声を上げて笑い、拓郎も控えめに笑った。
「むずかしかった、けど、たのしかった。……お菓子、もう少し……たべておこうかな」
「頭使った後は甘い物がうまいッス！ コーヒー牛乳はないッスか！？」
「桐子さん、コーヒー牛乳がお好きなんですね。分かりました、今用意致しますね」
桐子も大好きなコーヒー牛乳をコップで貰い、ティーカップやグラスを掲げて乾杯。
「――今回も楽しかったです。またいつか遊びましょうね、ふふ」
＜Good bye! & See you next game!＞
「神野は初参加で大手柄だったよ。皆で胴上げしてもいいくらいだ。最初の占いで神野が狐を当てたのは大きかった」
白銀の髪に整った面差しのサキリがうっとりとするような笑みを浮かべる。
そこまで褒められると照れ臭くて、美野梨はほんのり頬を染めた。
「とてもドキドキしたわ。最初の段階では古尾さんは全然疑ってなかったし、夜海霧さんが残った時点で犠牲者が出るのを覚悟したわ……辛くも助かったという感じ」
「僕も夜海霧が狼かと思っていた」
「私もです」
サキリと梢も、はじめは楓が狼だと思っていたという。
楓にしてみれば、自分がらっかみなのに桐子がらっかみＣＯしてきたことで、真実を知っているのは自分だけと策を練って仕掛けられたわけだ。
「志波、あんたは？」
楓の興味津々といった問いかけに、拓郎も答えた。
「屋敷野さんの話……きいてたら、神野さんが、にせもの？ って、思えてきたけど……夜海霧さんが、人外だとしたら……ここまで、だんまりを続けるのに、違和感……あった、から。なら、夜海霧さんが、ほんもののらっかみなのか？ と、なりはじめたかな。夜海霧さんが、らっかみなら……神野さんが真占いの可能性が、一気に高まる、から……」
そう言って、もっしゃもっしゃと手当たり次第にお菓子にかぶりついている桐子を見る。
「もし、古尾さんが、ほんもののらっかみ、だったら……占い師の真偽、わからない、まま、だから、もっと複雑に、なった、かなと」
「いっやぁ……まいったッス！ でも今回の配役だと狐は人狼以上にしんどかったッスね。最初は美野梨が狐かと思ってたッスよ。でも各自の主張が出そろった後はほぼ梢確定と思ったッス！」
「まあ負けてしまったことは仕方ないですよねーすべて含んで、実力と運なので！ 今回は及びませんでしたが、次回も爪痕を残したいものですねー」
梢は紅茶をこくりと咽喉に流し込んで答える。
「……とはいいつつ、次参加することがありましたら、ぜひ大人しくしていたい気もします。ずっと変なことばっかりしてますしー。そろそろ、梢ちゃんっておとなしい子！ って思われたい感あります。ハイハイ騙りでしょ騙りって思われないよーに！」
梢はおどけた様子でクッキーを口に放り込んだのを見て、エムアが笑んだ。
「ふふ、気持ちはわかりますよ。しかし梢さんのキャラクターもありますからね」
「もっとエンターテイナーしたいんですけど、まだまだですよねー。精進しまーす」
「十分、魅力的なエンターテイナーですよ。これ以上精進したらどうなってしまうのか……楽しみです」
「ところでエムア、」
サキリがゲームマスターに語り掛ける。
「やはり狼側は１人じゃきついし次は狂人も欲しいけど、少人数だと難しいね」
「そうですね。配役と二人吊りのルールについては検討の余地ありでした。この人数でしたら狐かパン屋を抜いて、狂人を入れてもよかった気がしています。このゲームは、こういっていろいろご意見をいただけるのも楽しいのですよ。今回の反省はまた次回に活かしたいものです」
「何はともあれ楽しかったよ。紅茶のおかわりを貰えるかな」
「ええもちろん」
エムアが、サキリのティーカップにココナツの甘い香りのする茶葉で入れた紅茶を注ぐ。何杯目かになるので、フレーバーを変えたのだ。
「……一番、恐ろしい……シナリオだけど……」
拓郎はいろいろシミュレーションを巡らせている。
「1日目に、占い師が吊られ……人狼、妖狐、騎士がのこったまま、2日目になったパターン……騎士が守った人、を、わざと噛んで、犠牲なし５人のまま……朝を、迎えてたら、島民、すごく、危なかった。いや、危なかった、と、いうか……人狼か、妖狐の勝つ、可能性が、九割九部、だったと……」
「くーっ！ そうなりたかったッスよ！！」
桐子はまだ地団駄を踏んでいる。
けれど、からりとした明るい雰囲気が、場の空気を和ませてもいる。
みんなで声を上げて笑い、拓郎も控えめに笑った。
「むずかしかった、けど、たのしかった。……お菓子、もう少し……たべておこうかな」
「頭使った後は甘い物がうまいッス！ コーヒー牛乳はないッスか！？」
「桐子さん、コーヒー牛乳がお好きなんですね。分かりました、今用意致しますね」
桐子も大好きなコーヒー牛乳をコップで貰い、ティーカップやグラスを掲げて乾杯。
「――今回も楽しかったです。またいつか遊びましょうね、ふふ」
あとがき
担当マスター：
笈地 行
ファンレターはマスターページから！
ご参加ありがとうございます！ 大変お疲れ様でした。笈地です。
久しぶりになりました「らっかみ人狼」、
まさかの１夜で終了となってしまいまして、
後半が記録的な内容となってしまいまして失礼しました！
人数が少なくなったときの配役調整、
ご意見ありましたとおり狂人を残せばよかった～と思っております。
ともあれ、久々に一緒に遊ぶことができて大変楽しい時間を過ごさせていただきました！
4/4（土）の夜はワードウルフならぬワードキャットのゲーム会を立ててみました。
すでにご参加表明くださってる方、ありがとうございます。
21時まで参加を受け付けておりますので、もしお時間あえばご参加くださいませ！
それではまたお会いしましょう。笈地でした。
久しぶりになりました「らっかみ人狼」、
まさかの１夜で終了となってしまいまして、
後半が記録的な内容となってしまいまして失礼しました！
人数が少なくなったときの配役調整、
ご意見ありましたとおり狂人を残せばよかった～と思っております。
ともあれ、久々に一緒に遊ぶことができて大変楽しい時間を過ごさせていただきました！
4/4（土）の夜はワードウルフならぬワードキャットのゲーム会を立ててみました。
すでにご参加表明くださってる方、ありがとうございます。
21時まで参加を受け付けておりますので、もしお時間あえばご参加くださいませ！
それではまたお会いしましょう。笈地でした。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2020年03月21日
- 参加申し込みの期限
-
- 2020年03月28日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2020年03月28日 11時00分
