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【星幽塔】第一階層 月輝く世界よりの移住者たち
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陽太はもち米を水につけている間に、タマネギをみじん切り。目に染みる痛みを堪えて終わらせる。次に調味料とショウガのしぼり汁をひき肉に入れてコネコネしていく。その向かいでは桜もひき肉にドラゴンキャベツをみじん切りにしたものをコネコネ。ドラゴンキャベツのみじん切りに少し手間取ったがこれでジューシィなロールキャベツになるだろう。
「手際の良さが求められますね……」
「そうね……。あと、つい無心になるわね」
星華が感心し、桜が思い返すその背後で武道がてきぱきと蒸し器を準備する。彼は道具の準備や片付けなどサポートがメインのようだ。
リリエルは普段店で作るおつまみを中心に、いろんな料理を作っていた。その手際の良さにはみんな目を見張る。
「どうしたらこんなに手際がよくなるの?」
移住者の一人がリリエルに問うと、彼女はにっこりと「慣れですね」とほほ笑む。
(星幽塔の変わった食材を使ったメニューや寝子島の料理の技術をとりこんだ私のアレンジメニューも作って……)
桜や陽太が奮闘するその先で、リリエルは手際よく作っていく。その姿を見た幾人かがおずおずとリリエルに声をかけた。
「あのっ、よかったら作り方を教えてもらえますか?」
「! 私のレシピでよければ喜んで!!」
リリエルはにっこりとほほ笑んだ。
「うん、いい感じ!」
「ふぅ……やっと練りあがったかしら」
陽太と桜が一息つく。ひき肉は程よく粘りが出たようだ。陽太はここでひき肉にタマネギを投入し、よくなじんだところでピンポン玉サイズに丸める。そして水を切ったもち米を塗し蒸し器に入れていく。
(ふぅー、小さい頃こねたり丸めるの手伝ったのを思い出して懐かしくなっちゃったよぅ)
陽太はどこか柔らかい表情で蒸し器を見つめ、「美味しくできますようにー」と祈りを込める。
桜はキャベツを柔らかくなるまで茹でる。そして、俵型にまとめた具を包み、爪楊枝で止める。
それぞれの傍らでは2人に教えられながら調理する人たちの姿が。陽太も桜もわかりやすく丁寧に教えてくれるので喜んでいるようだった。
「おお! 丁寧だねぇ!」
「そうかしら?」
陽太に褒められ、桜は少し照れてしまう。事実、包み方がとても丁寧で見栄えもよかった。
「スープはどうするんだい?」
「市場で買った核熱トマトを使うの。おいしくできるといいわね」
桜はそういいながらトマトを手際よく切り始めた。
武道は皆のフォローのため次々に野菜や調理器具を洗ったり準備したりと忙しい。そんな中、彼は月華世界の食材を見せてもらっていた。
(どれも美味しそうだ。とくにあの蒸しあがったもち米、いい匂いだなぁ。月華世界にももち米があるのか……)
興味を持った武道は星華に声をかけた。
「よかったら試食させてくれる?」
「いいですよ。ちょっと驚かれるかもしれませんが」
星華はそう言って蒸しあがったもち米の団子を手渡す。礼を述べた武道はほくほく顔だ。
「いやぁ、ついたもちも美味しいけど蒸したてのもち米にごま塩ふってたべるのがすごく好きで……って、ぅん?」
口に入れて気付いた。妙にひんやりするのだ。その冷たさに目を丸くする。その様子に、星華はにっこり。驚いた様子に何かをつかんだらしい。
「こちらは、蒸すと冷たくなる『雪米』というものです。いかがですか?」
「これは驚きだよ! うん、いいことを思いついた!」
武道はすぐに星華へ相談し、その雪米を分けてもらう。陽太は武道が手にした雪米の団子を見て不思議そうに首をかしげる。
「洗い物、ありがとー武道君! ……ん? これは?」
「陽太くん、これ雪米っていうもち米なんだけど一口食べてみてー!」
陽太は誘われるがまま武道に団子を貰い、ぱくり。するとふわふわもちもちとした食感とひんやりとした舌ざわりに驚いた。
「ん!?ひんやりしてるっ! でもおいしいし、もちもちだー」
「月華世界のもち米で、蒸すとこうなるんだって! 面白いよな♪」
そこで何かを思いついた2人はさっそく雪米を分けてもらえないか星華に交渉するのであった。
「うーん、作りすぎちゃいました?」
リリエルは、自分が作ったジャーマンポテトやら、サラダやら、数種類の料理を見て首をかしげる。
「どれも美味しそうね。これならみんなあっ、という間に食べてしまいそう」
その出来栄えに感心した桜が試食分を頂きながら感想を述べる。ちなみに桜の方もロールキャベツを無事作ることができたようだ。
「自分で味見したら、そこそこよくできたと思うの」
「っ! これ、すっごく美味しいですよ!」
味見させてもらったリリエルは、「トマトの酸味とジューシーなロールキャベツが合います!」とべた褒めだった。移住者たちにも好評で、桜は少々自信を持つことができた。
そして、みんなの料理が出来上がり、船に運ぶころには飾りつけも終わっていた。様々な料理が所狭しと並び、華やかなパーティーになりそうだ。
「あとは、お客様を出迎えるだけですねっ」
ちょっと緊張気味ではあるが、星華は笑顔でふりかえる。武道たちはそんな彼女をほほえましく思いながら、頷いた。
「大丈夫。きっとみんな喜んでくれるって」
武道の言葉に星華は頷いた。
(これが、月華世界の船……)
お菓子と花束を持ってやってきた
八神 修
は船の前で目を見開く。話によると空を飛ぶらしいが、どんな仕組みなのだろうか、と興味がわく。
「星華たちの事は気になっていた。このパーティーも成功するといいな」
修は喜んでもらえるといいな、と花束を見て小さく微笑んだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年12月12日
参加申し込みの期限
2020年12月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年12月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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