――Barアストラル
「生中美味しいの~!」
今日も
ステラ・ラ・トルレはビールを飲みながら吟遊詩人の歌やらアストラルの喧騒を楽しんでいた。傍らには、サイダーを飲みながら軽食をつまむ
呉井 陽太の姿が。
「今日も平和そうだねぇ。……ん?」
楽しそうな様子にニコニコしていた陽太だったが、その中に白い髪の少女を見、目にとめる。よく見れば、それは月華世界から移住してきた
星華(シンファ)である。彼女は陽太を見つけると嬉しそうに駆け寄った。
「こんにちは、陽太さま。あの、ステラさまはいらっしゃいますか?」
「ここなの~!」
星華が挨拶もそこそこに問いかけると、ステラが空になったジョッキ片手に手を上げる。
「ステラに何か用かい?」
「実はステラさまがこの塔の精霊と聞きまして、挨拶も兼ねて
宴を開きたく思い探しておりました」
陽太が問うと星華は目を輝かせて笑う。そして、お世話になった寝子島や星幽塔の住人も誘いたい、と。
「それはそれで楽しそうだね。ちょっと声をかけてみようかな」
「ありがとうなのっ!
パーティー、楽しみなの~」
ステラの喜ぶ姿に、星華は少しほっとした様子だった。
それから少し後。星華はその宴の事で相談したい、と陽太をとある空地へと連れてきた。
「陽太さま、今回の宴はこの【星幽塔】の趣にあいますでしょうか?」
と、いって彼に見せたのは、大きな船。彼女の話によると
星の力で空を飛ぶ船だそうな。月華世界の砂漠を駆る『砂駆船』や空を飛ぶ『空駆船』をモデルに作ったらしい。
大きな甲板の上には立食パーティー用の長いテーブルも用意されているだけではなく、ちょっとした演奏などを披露することができるステージもある。
「お料理については、月華世界から持ってきた食材をつかいます。ぜひ、私たちが育った世界の味も知ってほしいと思いまして……」
「これはこれで、美味しそうだねぃ」
陽太は試食として出された料理に目を細める。しかし、星華は少しこまった顔で彼に問う。
「我々は、月華世界の料理しか知りません。ですから、寝子島の料理やここ、星幽塔の料理も知りたいのです。よろしかったら、教えてくださる方も探していただけませんでしょうか?」
星華の言葉に、陽太は少し考え……ぽん、と手を打つ。
こうして、Barアストラルに
『寝子島や星幽塔の料理を教えてほしい』という依頼が出された。
貴方は今、星幽塔にいる。
宴に飛び入りしてもいいし、料理を教えてもいい。
「楽しくなってきたねぃ♪」
どうも、菊華です。
まずは、ガイドに登場してくださった呉井 陽太さん、誠にありがとうございます。
<天宆>にも多少つながりますが、舞台や現在の星華たちの状況も鑑み【星幽塔】とさせていただきました。
<月華>や<天宆>をご存じでない方もお気軽にご参加ください。
月華世界について
<月華>及び<天宆>の舞台となった寝子島でも星幽塔でもない異世界です。
朱雀、玄武、白虎、青龍、麒麟、天狼の6つの種族が存在しており、
日本や中国、東欧(若干アラブ系)に近い文化を持っています。
彼らは、嘗て『呪皇』愛憐によって『恋が実らなければ死に、魔物になる』という呪いをかけられていましたが、
寝子島と星幽塔の住人たちと縁が結ばれたことにより、協力し合うことで解放されました。
※過去のシナリオを読まなくても問題なくご参加いただけます。
概要
星幽塔へ移住してきた月華世界の住人たちが、
移住の際世話になった寝子島の住人や星幽塔の住人へのお礼にと、
ステラへの挨拶を兼ねたパーティーを開くことになりました。
今回は、月華世界から持ってきた食材を使ったパーティーを行います。
しかも、空飛ぶ船で第一階層の空を飛びながら!!
リアクションはガイドの数日後、パーティー当日からの予定ですが希望があれば、
前日(料理を教える、準備を手伝う等)からの描写から始めるつもりです。
ご自由にお書きください(ガイドに登場の呉井さんもガイドにこだわらなくてかまいません)。
>空駆船について
月華世界では遠くへ行く際使用する空飛ぶ船です。
特に国立の交通機関として使用されます(寝子島のある世界で言えば飛行機に当たりますが、
見た目はごく普通に客船やキャラヴェル船のような姿をしています)。
今回は星幽塔で用意できた材料を使い、素敵な空駆船が用意出来ました(移住者の中に職人さんがいたようです)。
振動は少なく立食パーティーが開けるほどの甲板の広さを持ちます。
また、中には休憩できる施設もあるようです。
>料理について
星華たちは月華世界の食材を使って月華世界の料理を作ります。
・蒸すことでほんのり甘くもちもちとした触感になるのに雪のように冷たい『雪米』
・食べると髪がキラキラ輝く『艶蜜林檎』
・砂漠で飛び跳ね、一定時間空を飛べるようになる『ホシサバクヘビ』
・トロリとしてのど越しさわやか、歌が上手になる『歌蜜桃』
・晴れた日に月華世界に降ってくる、輝くおかし『星屑あられ』
今回は、これらの食材を使った料理がふるまわれます。
大人のPCさんは、お酒をいただくこともできます。
月華世界にも強いお酒、口当たりの良いお酒、不思議なお酒など、さまざまなお酒があるようです。
スタッフに注文すれば、おすすめを出してくれます。
その他、お客の口に合わなかったときのことも考慮し、
星幽塔の料理や寝子島の料理も用意しようと考えたのですが、彼らは作り方を知りません。
そこで今回は、Barアストラルに依頼を出すことになりました。
料理の腕や知識に自信アリな方は、ぜひ協力してあげてください。
>ステージ
宴の本番、出し物をしてくださる方も募集しております。
演奏したり歌ったり、芸を披露したり……みんなが楽しめるものであればなんでもかまいません。
(ただし、公序良俗に反する場合マスタリングされますのでご了承ください)
今回は
・ゆっくりパーティーを楽しむ
・月華世界の住人たちに寝子島や星幽塔の料理を教える。料理を作る
・パフォーマンスをする(歌や演奏、寸劇、一発芸など何でもOK)
・気になる人と交流する(PC、NPC)
などの行動をとることができます。
その他、趣旨に合っていれば、自由に行動可能です。
登場NPC
★星華(シンファ)
月華世界からの移住者で、白い虎のしっぽと耳が生えています。外見年齢14歳。
受け入れてくれた月華世界の人々や寝子島の住人たちをもてなそうと張り切っています。
★ステラ・ラ・トルレ
精霊のお嬢さん。基本パーティーの料理を食べながらパフォーマンスを楽しんでいます。
★フランチェスカ・D・S
星華たち移住者から招待を受けやってきました。異文化に興味があるようです。
それでは、皆さんの参加をお待ちしております。
集まれ! 宴の時間だーっ!!