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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
【星幽塔】第一階層 月輝く世界よりの移住者たち
前編：料理を作ろう！
月華世界からの移住者たちが、お世話になった星幽塔や寝子島の住人達にお礼をしたい、と宴を開く。だが、彼らは月華世界の料理しか知らなかった。その為Bar『アストラル』に『寝子島や星幽塔の料理を教えてほしい』という依頼が張られることに。
それを見た数人の冒険者たちは、さっそく行動を開始する。
その１人である呉井 陽太はふむ、と眼鏡を正してしばし考えた。
（料理かー。教えるとしたら何がいいかなぁ……あっ、母さんが作ってたもち米シュウマイはどーだろ？）
それなら作り方を覚えているし、と陽太は少し口元を綻ばせる。
一緒に楽しめれば、と声をかけたのは気の置けない親友、志波 武道。彼は星華たち月華世界からの移住者達が開くパーティーに興味を持った。
「ほほぅパーティー！ その為に陽太くんは料理教えるのか……」
武道は少し考え、よしっ、とにっこり笑う。
「それならお手伝いさん一名いかが？」
「お？武道君も料理作るの手伝ってくれるのん？」
陽太は「ありがとー、すっごく助かるわー♪」と喜び、そこではた、と武道の下宿先を思い出す。
「あ、そーいえば武道君が下宿してた所ってお米屋さんだったよねぃ？ もち米の調達、お願いしてもいいかな？」
「うん。用意しておくよー♪」
自分が玉ねぎ、豚ひき肉、生姜を調達してくるから、と言えば武道はこくり、と頷く。彼は下宿先の人にお願いしよう、と考えながら会場で出される料理の事も考えた。
（うーん……どんな料理がほかにあるかはわからないけど、白メシほしくなるやつもあるかもな）
そこまで考えると、ぱちん、と指を鳴らす。
「もち米と一緒に白米も準備しとくかな？」
武道は「善は急げ」とばかりに下宿先を目指し駆けだした。
一方、その頃。
「『寝子島や星幽塔の料理を教えてほしい』ですか……。それでしたら私が力になれそうですね！」
リリエル・エーテライトは依頼書を読み、ぽん、と手を打った。普段からBar『アストラル』でおつまみなど作っているため、リリエルの得意分野であるといえよう。彼女はうきうきと脳内のレシピを振り返る。
その傍らでは「またリアルな夢をみているのね」とぼんやり思っていた水上 桜もまた依頼をみていた。
「うーん、どういうことなのかしら？」
「なんでも、月華世界という異世界からの移住者さんみたいですっ」
桜が首をかしげていると、リリエルが依頼に書かれた内容をさらに読み込んで「どんな人たちでしょう？」とわくわくした様子で答える。
（星幽塔とは別の世界からきた面々……）
桜も少し気になったが、まずは何を作るかである。しかし桜のレパートリーは少ないようで……。
（寝子島の料理と言っても……自分が作れる料理と言えば、ロールキャベツにカレー？）
それぐらいかなぁ、と首を傾げた彼女だが、ややあってロールキャベツを作ることに決めた。
「キャベツとひき肉とタマネギ、ニンジン、ナツメグ……。この近くに売っているかしら？」
「それだったら市場に行きましょう！ 大抵の物は揃うはずですっ」
桜の問いに、リリエルが張り切った様子で教えてくれる。
（とびっきり美味しいお料理を作って月華世界の皆さんを歓迎しちゃいますよー♪）
リリエルはとっても張り切っているようだ。桜もそれに釣られ、ちょっとやる気がわいてくるような気がする。
こうして、４人が星華たちのもとに集まったのである。
「この度は、お集まりいただき誠にありがとうございます」
星華が４人にペコン、と頭を下げ背後に並んだ面々も同じように頭を下げる。そして、そろってキッチンへと通された。
「美味しいもの、皆でいっぱい作っちゃいますよ」
とやる気まんまんのリリエル。彼女は桜と共に市場で購入した食材をテーブルに並べる。
「んじゃ、オレらも材料出しちゃおっか」
陽太も籠から豚ひき肉やショウガ、玉ねぎを出し、武道もお米ともち米を用意。そして桜は市場で見つけたドラゴンキャベツと普通のキャベツ、ひき肉やニンジン、タマネギ、ハーブ数種を用意する。
桜が準備を進めていると、近くで道具を揃えている武道が声をかける。
「桜ちゃんは何を作るんだい？」
「ロールキャベツですよ。志波先輩と呉井先輩は何を作るの？」
「オレらはもち米のシュウマイだよ～。リリエルちゃんは何を作るのかな？」
「お店で作っているおつまみを中心に、色々つくっちゃいますよ！」
陽太はにこにこと材料を見せ、リリエルに問うと彼女はふふ～♪とかわいく笑う。こんな感じで和気藹々と調理を始めた。
月華世界からの移住者たちが、お世話になった星幽塔や寝子島の住人達にお礼をしたい、と宴を開く。だが、彼らは月華世界の料理しか知らなかった。その為Bar『アストラル』に『寝子島や星幽塔の料理を教えてほしい』という依頼が張られることに。
それを見た数人の冒険者たちは、さっそく行動を開始する。
その１人である呉井 陽太はふむ、と眼鏡を正してしばし考えた。
（料理かー。教えるとしたら何がいいかなぁ……あっ、母さんが作ってたもち米シュウマイはどーだろ？）
それなら作り方を覚えているし、と陽太は少し口元を綻ばせる。
一緒に楽しめれば、と声をかけたのは気の置けない親友、志波 武道。彼は星華たち月華世界からの移住者達が開くパーティーに興味を持った。
「ほほぅパーティー！ その為に陽太くんは料理教えるのか……」
武道は少し考え、よしっ、とにっこり笑う。
「それならお手伝いさん一名いかが？」
「お？武道君も料理作るの手伝ってくれるのん？」
陽太は「ありがとー、すっごく助かるわー♪」と喜び、そこではた、と武道の下宿先を思い出す。
「あ、そーいえば武道君が下宿してた所ってお米屋さんだったよねぃ？ もち米の調達、お願いしてもいいかな？」
「うん。用意しておくよー♪」
自分が玉ねぎ、豚ひき肉、生姜を調達してくるから、と言えば武道はこくり、と頷く。彼は下宿先の人にお願いしよう、と考えながら会場で出される料理の事も考えた。
（うーん……どんな料理がほかにあるかはわからないけど、白メシほしくなるやつもあるかもな）
そこまで考えると、ぱちん、と指を鳴らす。
「もち米と一緒に白米も準備しとくかな？」
武道は「善は急げ」とばかりに下宿先を目指し駆けだした。
一方、その頃。
「『寝子島や星幽塔の料理を教えてほしい』ですか……。それでしたら私が力になれそうですね！」
リリエル・エーテライトは依頼書を読み、ぽん、と手を打った。普段からBar『アストラル』でおつまみなど作っているため、リリエルの得意分野であるといえよう。彼女はうきうきと脳内のレシピを振り返る。
その傍らでは「またリアルな夢をみているのね」とぼんやり思っていた水上 桜もまた依頼をみていた。
「うーん、どういうことなのかしら？」
「なんでも、月華世界という異世界からの移住者さんみたいですっ」
桜が首をかしげていると、リリエルが依頼に書かれた内容をさらに読み込んで「どんな人たちでしょう？」とわくわくした様子で答える。
（星幽塔とは別の世界からきた面々……）
桜も少し気になったが、まずは何を作るかである。しかし桜のレパートリーは少ないようで……。
（寝子島の料理と言っても……自分が作れる料理と言えば、ロールキャベツにカレー？）
それぐらいかなぁ、と首を傾げた彼女だが、ややあってロールキャベツを作ることに決めた。
「キャベツとひき肉とタマネギ、ニンジン、ナツメグ……。この近くに売っているかしら？」
「それだったら市場に行きましょう！ 大抵の物は揃うはずですっ」
桜の問いに、リリエルが張り切った様子で教えてくれる。
（とびっきり美味しいお料理を作って月華世界の皆さんを歓迎しちゃいますよー♪）
リリエルはとっても張り切っているようだ。桜もそれに釣られ、ちょっとやる気がわいてくるような気がする。
こうして、４人が星華たちのもとに集まったのである。
「この度は、お集まりいただき誠にありがとうございます」
星華が４人にペコン、と頭を下げ背後に並んだ面々も同じように頭を下げる。そして、そろってキッチンへと通された。
「美味しいもの、皆でいっぱい作っちゃいますよ」
とやる気まんまんのリリエル。彼女は桜と共に市場で購入した食材をテーブルに並べる。
「んじゃ、オレらも材料出しちゃおっか」
陽太も籠から豚ひき肉やショウガ、玉ねぎを出し、武道もお米ともち米を用意。そして桜は市場で見つけたドラゴンキャベツと普通のキャベツ、ひき肉やニンジン、タマネギ、ハーブ数種を用意する。
桜が準備を進めていると、近くで道具を揃えている武道が声をかける。
「桜ちゃんは何を作るんだい？」
「ロールキャベツですよ。志波先輩と呉井先輩は何を作るの？」
「オレらはもち米のシュウマイだよ～。リリエルちゃんは何を作るのかな？」
「お店で作っているおつまみを中心に、色々つくっちゃいますよ！」
陽太はにこにこと材料を見せ、リリエルに問うと彼女はふふ～♪とかわいく笑う。こんな感じで和気藹々と調理を始めた。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2020年12月12日
- 参加申し込みの期限
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- 2020年12月19日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2020年12月19日 11時00分
