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妖精の三兄弟
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「うわぁ……。この懐中時計、良いなぁ」
佐藤 瀬莉
は雑誌を見て呟きを漏らす。彼女は星ヶ丘の自宅にてのんびりとしていた。
瀬莉が見ているのはとある時計の雑誌だ。懐中時計いじりが趣味である為、その雑誌に出ている懐中時計をいじってみたいと思っているようだ。
「おい」
「ひぃやっ!?」
不意に誰かに呼びかけられた事で、そののんびりとした時間は終わる。
誰もいない筈なのにいきなり声をかけられた事で、随分と大きな声が出てしまったようだ。
「えっ、えっ!?」
「僕に良い景色を見せろ」
「……へ?」
すっかり混乱してしまった瀬莉に対して声をかけた存在――青い帽子を被った妖精はただ要求を伝える。まるで瀬莉が驚こうが何しようかしった事ではないと言う様子だ。
しかし、今の状況でそんな事を言われても把握なんて出来る筈もない。瀬莉が困惑した声を出すのも無理はないだろう。
「聞こえなかったのか? 僕に良い景色を見せろ」
「良い景色?」
「そうだ」
何故、この青い帽子を被った妖精はいきなり現れてそんな要求をしてくるのか瀬莉にはさっぱり分からない。しかし、どうにも断れる雰囲気ではないようなそんな予感がした。
とは言え、寝子島ならば少し歩いただけでもそれなりに良い場所良い景色を見る事はできる。だから、見せる程が手っ取り早いと考えて瀬莉は妖精を連れて行く事に決めた。
「分かったよ。じゃあ、案内するから着いて来て」
「うむ、良いだろう」
何で頼んだ側なのにこの妖精はこんなにえらそうなのだろうか。そう思う瀬莉だったが、とりあえず出かける準備をする事にした。
「まずはあたしが住んでる星ヶ丘周辺からね」
星ヶ丘は高級リゾートエリアとして知られているエリアだ。
地中海を思わせる景観はそれこそ良い景色に該当しそうだし、瀬莉が案内しようとしている星ヶ丘マリーナや星ヶ丘ホースクラブも悪くないだろう。
「きゃっ!」
瀬莉が星ヶ丘の自分が知る限りの説明をしていると、突然その場で転んでしまう。何もない筈なのに何故? と疑問に思っていると妖精が楽しそうに笑う。
「あははっ。お前、悪戯し甲斐がありそうだねっ」
「……今の、あなたがしたの?」
「そうだよ! 僕は妖精だからね。こんな悪戯はお手の物さ。行っとくけど案内を止めようとしたらもっとひどい悪戯してやるからな!」
何とも一方的な物言いに流石の瀬莉もむかっ腹が立ったようだ。
「何で案内しているのにこんな事するのっ!?」
「僕が何しようと僕の自由だろ? ほら、さっさと立って案内しろよ」
「もうっ!」
スカートの汚れを払い立ち上がる瀬莉。基本的に優しくお人好しな性格な彼女でも、流石にこの妖精には腹が立つようだがそれも仕方のない事だろう。
その後、ねこでんからシーサイドタウンへと向かって大観覧車に乗り、次に旧市街へと一人と一匹は向かう。そして、またたび市動物園、寝子島映画村、参道商店街や寝子島神社、九夜山にある三夜湖を巡る。
大観覧車からの景色や動物園の珍しい動物、映画村での時代劇の殺陣やヒーローショーなどはこの妖精からしても良い景色に入るようで目を輝かせて見入っていたが、その道中は瀬莉からするとけして順風満帆とは言えなかった。
と言うのも、この妖精はどうにも飽き易いところがあるようで、次の場所に向かう途中で必ず悪戯をしてくるのだ。
悪戯の内容は色々とあったが、転ばすのはまだ良い方で、突然擽ってきたり瀬莉だけにかかるような不思議な雨を降らせたり、挙句の果てには木の根を操ってスカートを捲ったりちょっと恥ずかしいポーズを取らされたりというものもあったのだ。
その度に腹を立てた瀬莉が抗議をするのだが、妖精は悪戯を止める事はなかった。
「うむ! 良い景色が見れた!」
「はぁ……。疲れた……」
結果として妖精が満足する頃には瀬莉はすっかり疲れ果てていた。
「褒美として今度、お前の元に旅行のチケットを届けてやろう!」
去り際に妖精からそう言われるもこの妖精の事だから本当かどうか分からないと瀬莉は考えていたが、後日瀬莉の元へととある旅行会社の割引きチケットが本当に届く。
しかし、労力を考えると果たして釣り合っているのかどうか悩ましいところであった。
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あとがき
担当マスター:
昂祈
ファンレターはマスターページから!
昂祈です。
妖精の三兄弟のリアクションをお届けいたします。
妖精というと現在の日本の漫画・アニメ業界だと透明な虫みたいな羽が生えた小さい人間みたいなイメージが強い気がしますが、皆さんはどうでしょう
?
自分は実は最初に目にした漫画・アニメの妖精が週刊の飛翔な漫画雑誌に昔連載していた漫画に出て来た尖がり帽子を被ったゴブリンみたいな見た目のナイフで人を殺しまくる凄い凶暴な奴で長らく妖精=凶暴な存在だと思ってました。
ただ、今回の妖精は悪戯しまくるからあまり可愛いとは言えない気もしますね。
さて、今回はここまでという事で。
それでは、この度のシナリオにご参加頂きありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年03月09日
参加申し込みの期限
2020年03月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年03月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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