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夢に舞う、緋い鳥
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「ここで芋……まさかアレか?!」
「そう、アレだ」
修が表情を険しくし、サキリが言い切る。同時に鳥の塊が分散し、派手に爆発した。
サキリが投げ込んだのは、星幽塔産の炸裂イモである。
メモ:
炸裂イモ
果肉の中心部に強い衝撃や熱を加えると爆発する為、導火線を刺せば簡易手榴弾にもなる。なお、
威力はスイカの皮を破壊する程度
である。
「味も威力もお墨付きだよ!」
サキリが爆破成功にこぶしを握り締める。だが、鳥も負けてはいない。瞬時に一体化して強力な羽ばたきを見せた。再び砂嵐を起こしてくるつもりらしい。
(これは、ただの砂嵐だけでは済まなそうだ)
「ぐっ……」
高い所から小鳥を抱えたまま地面に落ちた勘三郎は、まだ戦闘不能になっていなかった。もれいび故の頑丈さのお陰だろう。だが、ダメージは体に返ってきている。
「大丈夫か?」
「どうにか、まだいけ……」
修の問いかけに、勘三郎は大きくふらついて苦笑する。彼はこのままではまずいな、と思い修に尋ねる。
「悪ぃ、まだクッキー残ってねぇか? 腹が空っぽだと変身できねぇ」
「大丈夫。まだあるよ」
修は勘三郎にクッキーをあるだけ渡し、「のどに詰まらせるなよ」と注意を促した。
「早くしないと砂嵐がくるぞ」
サキリが注意を促している間にも彼は必死にクッキーの早食いに挑む。他の面々も砂嵐に備え、修が用意した岩の影に隠れたりしている。
あの砂嵐は厄介だ。久隆の傷を見、修は思った。
(この砂は危険すぎる。まるでガラスの細かい破片みたいだ)
砂嵐は、岩陰に隠れている彼らへと向かう。どうやら砂嵐の中心に鳥がいるようだ。けれども、もう迷わない、と武道が思い切り扇を振って吹雪を巻き起こし、楓香が念力で砂を押し返す。彼女の傍に駆け寄った萌々子が、方向を教えているお陰でずれることもない。
瑠奈は歌う、歌い続ける。己の存在を懸けた歌を。
ぱちり、とウインクすれば風が吹き、増幅された吹雪が砂を押し返す。念力も相まって鳥の姿は暴かれ、夏朝は手を伸ばした。
「重く……なれっ!」
『重く、軽く』の進化能力でとばされたねこさんシールが鳥を襲う。だが、砂と鳥が起こす風にシールが飛ばされてしまう。
「またプレスか」
「潰されてたまるか、だよ」
修が窪みへ逃げろ、と促すと同時にサキリが動く。脳裏で刃が閃けば、鳥の少し上へと姿を現し、赤い残像を残して蛇腹剣が踊る。
続く衝撃波。サポートに徹していた萌々子が、ボールペンで虚空を切りつけて発生させたのである。
「鳥は、上手くこちら側に来ている。山田、行くなら今だ!」
「そっちは頼む! こっちは頼まれた!」
修が叫び、勘三郎が一際大きくカラスの鳴き真似をする。みるみるうちにカラスに変化すれば、鳥が止まった一瞬をついて鼻に入り込んだ。
(三度目の正直、だぜ!)
瞬時に変身を解くと、勘三郎は体の砂をこれ見よがしに気管内で振り払う。そして思いっきり暴れれば鳥が大きくむせ始めた。グラグラ揺れる暗闇で、勘三郎は音の洪水に見舞われる。それは、トラウマを呼ぶ歌(大音量+濁り)
(!?)
脳裏に過るは苦手な生き物、ネコ。それが脳裏に大量発生しパニックに陥る。だが、それ以上に胃が浮くような感覚に冷たいなにかを感じた。
――鳥が落下している!!
勘三郎が鳥の気管で暴れたのが原因か、鳥はふらふらと地面へ落ちていく。それを加速させるは、夏朝のろっこんだ。
「勘三郎!!」
サキリの声に我に返り、再びカラスの鳴きまねをして変化。ようやく鼻から飛び出せば、砂地が迫っていた。そしてそそり立つ槍のような岩。修が好機と見、ろっこん『分解』の応用能力で操っているのである。
(あぶねえっ!)
舞い上がる勘三郎、激突する鳥。離れた場所に転移したサキリがふらつきながら地面におりたてば、鈍い音を立てて割れる湖の跡。そこからにじみ出るものと動かない鳥に、修は微笑もうとする。が、鳥から感じる何かを察し目だけ笑えていない。
(あのダメージで、致命傷に至らない? 何が足りなかったんだ)
「勢いが、重さが、そのままダメージになる。自ら大ダメージを呼び込んだのさ。そして、あぁ、予想通りだったか」
瑠奈が掘った窪みに立つ岩が沈む。鳥が岩に貫かれる。その重みでみるみるうちに水があふれ、地面が潤う。空気の乾燥も幾分か和らぎ、呼吸が楽なったような気がした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年04月29日
参加申し込みの期限
2020年05月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年05月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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