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夢に舞う、緋い鳥
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承:エンケージ
「わわっ! まだ野菜炒め残ってるってーのに!」
山田 勘三郎
が慌てて口に運び、
夢宮 瑠奈
は彼にフライパンを渡す。
八神 修
は近くにいた数名に手早くクッキーを渡すと麺棒を握りしめる。
「来るぞ!!」
修が叫び、一同は身構える。叩きつける強風に転びそうになるも、どうにか耐えきることが出来た。だが、身体を嬲った強風は想像以上に重くて力強く。幼い子供ならば吹き飛ばされていたかもしれない。
「大きいっ!」
改めて大きさに畏怖を覚える
愛猫 萌々子
。だが、彼女のろっこん『ペンは剣より出でて剣より強し』が当たる間合いだ。彼女は目ざとく翼の付け根を狙い、ボールペンを取り出す。が、それよりも早く動く叫ぶ者がいた。
サキリ・デイジーカッター
だ。彼は鳥の動きからプレスがくるのではないか、と予測し、蛇腹剣を握りしめながら声を上げる。
「プレスかもしれないっ。散れ!!」
「思ったより素早いぞ!!」
志波 武道
もまた周囲に警告し、逃げるしかない、と
椎井 莉鳥
や勘三郎たちにも避難を促す。萌々子も様子を見る意味も含め、一旦回避することにした。
「えーっ!? こないでーっ!!」
何かなんかこういう鳥に襲われる映画って、なにか対策してたっけ? と
雨崎 楓香
が泣きそうになりながらも走り、瑠奈もまた空になったフライパンを握ったまま鳥を見、その大きさに僅かに息を飲んだ。
(これは、ダメージを与えるチャンスかもしれないけど……)
恵御納 夏朝
もまた、
恵御納 久隆
と共に必死に走る。だが、ぐんぐんとその巨体は迫ってくる!
(これは、思っていた以上に……)
莉鳥は転びそうになる萌々子の手を引き、2人を庇う様に久隆と夏朝が後ろにつく。そして、ズゥゥゥン、と鈍い音を立てて鳥は地面に落ちて来た。同時に地面をなめるように吹く風。
(風圧が……!)
上手にプレスを避けることが出来た瑠奈だが、予想以上の風圧には閉口する。傍らの修と勘三郎も同じらしく、額に汗が浮かぶ。
プレスに巻き込まれなかったものの、この風だけでも体に痛みが走る。
(風圧だけでもけっこうダメージが大きいわね)
冷静に把握しつつも、戦慄せざるを得ない莉鳥だが、戦意は消えていない。今この鳥の上に乗ってろっこんを使い、ダメージを与えられるのではないか。しかし油断は禁物だ、と彼女は注意深く観察する。すぐに別の攻撃が来るやもしれない、と。
彼女の予感が的中した、と言っても過言ではない。鳥はふっ、と浮いてその場で翼をはばたかせる。何度も、何度も羽ばたかせ強風を巻き起こし、徐々に砂が舞い上がっていく。だが、その中に赤い光が見えた。
「させるか!」
その声はサキリ。彼はタイミングを見計らって己のろっこん『斬空赤刃』を発動させた。それで鳥の背中へ転移思いっきり蛇腹剣で切り付ける。自在に踊る刃は赤い光を放ち、鳥の身体を傷つける。
だが、羽ばたきは止まらない。砂や石が巻き上げられ、このままあたりが包まれてしまったら大ダメージをくらうことになるだろう。
(この攻撃は厄介だね。何か封じる方法があれば……)
サキリは砂煙の中、内心で思う。水があれば地面が濡れて砂もまきおこらなくなるだろう、と。だが、ここに水はない。
(魔法とかで水を広範囲に撒くかあるいは……)
――やはり、あの翼を奪うのがいいだろうか?
しかし、今はそれどころではない。彼はふたたびろっこんを発動させると、砂嵐のぎりぎり範囲外へと転移。夏朝が修のろっこんにより分解され立てられた岩の影にいた。
「! お父さんっ!?」
父がいつの間にかいない事を知り、焦る夏朝が探そうとするが、修が引き止める。交わる視線。
(君のお父さんは、大丈夫だ)
修が頷けば、夏朝が不安げに戦輪を握りしめる。実を言うと、久隆は修がろっこんを使う間彼を庇っており、同時にこの砂嵐から受けるダメージを図るべくその只中に立っていたのである。
「あの砂嵐……かなりダメージがくるかもしれない」
「どうにか起こさせないようにしたいのだが……」
修もまた、この大地が潤えば砂嵐をおこさせないようにできるのではないか、と考えた。だが、肝心の水がない。しかし、彼の脳裏には……。
(あの湖の跡から水とか、どうにかできないかな)
浮かび上がった湖の跡だが、そこを掘って水が湧くだろうか。サキリと修はどうするべきか、と頭を痛めた。
一方、修たちから少し離れたところ。莉鳥は萌々子、楓香、勘三郎、瑠奈と共に逃げていた。
「! 守らないと!!」
「俺の後ろに!!」
楓香と武道が仲間の前に立ちはだかる。武道は【細雪】をふって吹雪、を起こし、砂を押し返そうとする。その傍らで楓香が両手を付きだし、瞳を閉じた。
(さあ、咲き誇れ。舞い踊れ、花吹雪……!)
脳裏にイメージするは花吹雪。すると、砂や小石が弾かれていく。楓香のろっこん『falling slowly』がうまく発動したようだ。
「鳥は上昇していますっ!」
目を閉ざしている楓香の代わりに萌々子が状況を伝える。彼女たちの後ろで、瑠奈は砂嵐の中目を凝らした。その茶褐色の世界の奥、確かに大切な友達、ののこが何かに包まれて眠っている。
(今、私にできることは……)
フライパンを、手が白くなるほど強く握りしめた彼女だったが、自然と歌がこぼれ出た。それは、その場にいる仲間たちへの応援歌でもあり、自分の心を奮い立たせる歌でもあり……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年04月29日
参加申し込みの期限
2020年05月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年05月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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