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夢に舞う、緋い鳥
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起:接触
――? ? ?
乾いた大地にほんのりと冷たい風。そして、血のように赤い空。虚空に浮かぶ少女の姿に、目を見開く
愛猫 萌々子
。
(あれは……ののこ様?!)
萌々子はかつて、厳しい父の影響で無気力な日々を送っていた。しかし、ののこの存在が切欠で自立への一歩を踏み出すことが出来たという。故に、彼女はののこに対し恩を感じているのだ。そして、ののこのほがらかな人柄に対してのあこがれも。
(今度は、私がなんとしても助けますっ!)
視線の先、静かに眠る
野々 ののこ
の姿に不安を覚えながらも萌々子はぐっ、と手を握りしめた。
一方、
サキリ・デイジーカッター
は、内心わくわくしているようだった。いや、わくわくしている。荒事に慣れている彼は、久々に戦い甲斐のある相手の出現に気を引き締めているようにも、戦うのを心待ちにしているようにも見えた。彼の視線の先には、天高く飛ぶ鳥の姿が。
「久々に、大物の敵にあえて嬉しいよ。腕が鳴るね」
「慣れて……いるんですか?」
萌々子の問いに、サキリは「まぁね」と静かに頷く。幾度となく神魂が巻き起こす出来事を渡っていることを抜きにしても、彼は【そういった事】の場数をいくつも踏んでいるのだ。
「不吉な色合いの空ね……」
そう呟いたのは、
椎井 莉鳥
。彼女は空を仰ぎ、小さくため息を吐く。
テオドロス・バルツァ
の声に反応し、やってきた彼女であったが異様な光景の世界に警戒しているようだ。
遠くに目を凝らしていくうちに、黒い影が空を往く姿が見えた。
(小型飛行機のよう……? 飛行機が翼を羽搏かせる? 違う、あれは……)
その正体を理解した莉鳥は僅かに息を飲む。
「どうした?」
様子がおかしい事に気付いたサキリが問う。と、莉鳥は指を空に刺す。
「今回の敵は、かなり大きそうね」
萌々子は他に呼ばれた人がいないかあたりを見渡していると、見覚えのあるジャージ姿の少女がいた。ちょうど草刈りをしていた際呼び出された
雨崎 楓香
はフェイスガードを上げ乾いた大地に息を飲んだ。彼女の傍らには、掃除当番を終え、片づけようとしていた際に呼び出された
山田 勘三郎
の姿が。
「またえらいことになっちまったな」
「でも……なんだかよくわからないけど、野々先輩を助けるためにみんなを守ればいーんでしょ?」
ガンガン行こうぜ! と気合十分な楓香の様子に、勘三郎も己を律せねば、と手を握りしめる。
(ここまで来ちまったらみんなの前でかっこ悪いこと出来ねぇし、話を聞いちまったら知らん顔も出来ねぇよなぁ)
空を往く鳥が、徐々に高度を下げていく。自分たちの存在に気付いたのだろうか、と身構える一同。だが、その影はまた遠く登っていく。
風に紛れて聞こえる美しい声がその場にいる者の脳裏を僅かに揺らし、その身をすくませる。だが、エプロン姿で立つ
八神 修
は徐に服の袖を裂いた。
「え? どうしたの?」
「急になんかこう、あの歌を聞いたら脳が揺さぶられてね。何かの精神攻撃の可能性があるから耳に栓でも、とね」
修の行動に思わず声をかけたのは
夢宮 瑠奈
。彼女は桜木寮の厨房で野菜炒めを作っている最中に呼ばれたのだ。そういうエプロン姿の修もクッキーを作っている最中に呼び出されたのだが。
そんな彼はあたりを見渡し……「湖の跡……?」と内心で首を傾げた。だが、周りの者の視線で我に返る。
「よかったらどうだい?」
「私も野菜炒めを作っていたんだよね。食べる?」
2人はその場にいる者達にそれぞれが作ったクッキーと野菜炒めを見せる。と、勘三郎が「はいっ!」とすかさず手を上げた。彼はろっこん『腹ぺこガラス』でカラスに変身している際、通常の6倍速で空腹になってしまうのだ。
しっかり食べる彼の姿を微笑ましく思いながらも
志波 武道
は表情を引き締め、眼鏡をかけなおす。普段は弟をかわいがり、仲間にはムードメーカーな一面を見せる武道は、異変ともなれば勇ましく立ち向かう一面を持つ。
(弟の……皆のフツウを守るために、なんとしても助けなきゃな……!)
彼は懐から一本の扇子を取り出した。月華世界で手にした『刹弦の扇【細雪】』である。そして、星幽塔で使っている『戦守の籠手』も装着し戦意も高まってきているようだった。
少し離れたところでは、
恵御納 久隆
と
恵御納 夏朝
の親子がそろって空を見上げていた。久隆は『ひと』であるが、家族を守るために神魂トラブルに立ち向かっている1人である。テオの声は聞こえていないが、娘・夏朝の伝言で聞き、冷静に鳥を観察している。
「……あの鳥が……」
「うん。ののこちゃんの夢にとりついてしまった存在だよ。あれを倒さないとののこちゃんも目覚めないし、寝子島の時間も動かない」
夏朝の言葉に久隆は小さく唸った。だがやる事は決まった。彼はネクタイを緩めるとカバンに仕舞い、しっかりと宣言した。
「私は奴を『拒絶』する」
――奴の存在は野々嬢の夢にも現実にも不要だ!
久隆の声が、風に巻きあげられ赤い赤い空に響き渡る。それを聞いたのだろう、鳥はぐるりと空に大きな大きな輪を書いたかと思うと……風と共に10人へと襲い掛かった!
「来たか、鳥! ののこちゃん返してもらうぜぃ!」
武道が、景気づけるように叫んだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年04月29日
参加申し込みの期限
2020年05月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年05月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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