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セピア幻想異聞録:No.3「マッチ売りの少女」
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◆
「マッチ。マッチはいりませんか?」
そんなか細い声が、
三宅 葉月
の耳を打ったのは、久しぶりに訪れた『セピア』のドアベルを鳴らしたときのことだった。
葉月が目を向ければ、ドアのすぐ近くで、赤いずきんをかぶった少女が、ひとつのマッチ箱を差し出している。何とはなしに手を伸ばすと、奥から、大きな声があがった。
「あ、ハヅキ!」
声の主は、この店のオーナー、その孫娘である
薬葉 依菜里
だった。依菜里は、葉月の姿に笑顔を見せるなり、小走りに駆け寄った。
「久しぶり! ハヅキが来てくれたのは、これで、ええと……」
「五度目になるわ」
記憶をさらいながら、指を折る依菜里に、葉月は静かな声で言った。
「今日は、少し時間ができたの」
落ち着いたその声は、大きくもないのに、不思議とよくとおる。耳に心地よいそれに、依菜里が、ほうと息を吐いたとき、赤いずきんの少女が、再び口を開いた。
「マッチは……いりませんか?」
そこで我に返ったのか。依菜里は、はっとして、ずきんの少女のとなりに立った。
「ハヅキにも紹介するね! この子、マッチ売りの少女!」
「……そう。また、ここの本から出てきたのね」
すぐに事情を察した葉月は、特におどろいたようすもなく、小さくうなずいた。
「それなら、このマッチにも不思議な力があるのかしら」
童話の『マッチ売りの少女』では、マッチの火を灯すと、ひとときの間だけ、不思議な世界をみることができる。それを示唆して葉月が問えば、依菜里はたちまち笑顔になった。そして、どこか自慢げに言うのだ。どんな夢でもみることができるんだよ、と。
葉月は、そっと、マッチ売りの少女へと声をかけた。
「マッチ、ひとつもらってもいいかしら」
「はい!」
うれしそうに頬を染めたマッチ売りが、葉月にひとつのマッチ箱を差し出す。箱を開ければ、マッチは一本しか入っていなかったが、かまわずに、葉月はマッチを手に取った。
「ハヅキは、どんな夢をみるつもりなの?」
興味津々といったようすの依菜里が、葉月に尋ねる。すると、葉月は「そうね」と、呟くように言った。
「しいて言うなら、私が想像しているものとは違う世界――かしらね」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
かたこと
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年02月01日
参加申し込みの期限
2020年02月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年02月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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