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アンチカップルの怪
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「だめだよー、BLカップルの邪魔するなんて!」
毛玉のような不思議生物を前にして、握りこぶしを作りそう熱弁しているのは
響 タルト
だ。
何故、こんな状況になっているのか。この不思議生物に関連する噂を聞いた後に、たまたま少年二人組がそれらしい怪異に襲われているところに遭遇したからだ。
ゾンビのような姿に変化していた不思議生物を見て、少年二人組は即座に逃げ出した為、既にこの場にはいない。
だから、タルトは堂々と不思議生物の前へと姿を現し、そしてゾンビのような見た目となっている不思議生物の頭を叩いたのだ。
そして、叩かれて正体を現した不思議生物に今度はBLカップルを別れさせるなんてとんでもないと熱弁を始めたというわけだ。
念の為、ここに記しておくが先程の少年二人組はカップルとは限らない。ただ、仲の良い友人であった可能性も十分にあるのだ。
「悔しい気持ちもわからなくはないけど、そんな小さいことどうでもよくなるくらいBLはいいものだよ!」
叩かれた箇所を抑えながらタルトを見る目は驚きで見開かれている。それは自分にこんな事を言う人間がいるとは思わなかったと言う心境が露わになっていた。
「カップルが単純にハッピーだと思ってる? 自分の気持ちに気づく戸惑い、周囲の目や受け入れてもらえるかの不安。葛藤の末勇気を振り絞って自分の気持ちに素直になってからも、誤解や行き違いがあったり、ライバルが現れたり。そういうのを乗り越えてめでたくカップルになれても、その恋が永遠に続くことはまずない……それって、片思いよりつらいよ。そんな不安を日々二人で乗り越えていく、これが尊くなくて何が尊いのさ!」
「お、おう……?」
マシンガン攻勢。いや、これは口勢と言うべきだろうか。それに対してただただ、戸惑う不思議生物。
不思議生物が何かを言う間もない。そんな隙間は一寸たりともない程の勢いを持った言葉。
言葉の意味は解るけど、それが頭に入ってこないという経験はきっとこの不思議生物はここ以外でする事はないだろう。
だけど、タルトの勢いは止まらない。火のついたタルトは止まる事を知らない。
そもそもこの不思議生物はカップルが憎いという思念が固まったものだ。本来ならば、こんな言葉なんて聞き入れる筈もない。今も聞き入れているわけではないのだ。これはどちらからというと侵食に近い何かだ。
タルトのあまりの勢いが一時的に不思議生物という存在を成している何かに影響を与えているのかもしれない。
「君にはみんな同じに見えるかもしれないけど、世の中に二組として同じカップルはいない。皆がそれぞれの事情を背負って、けれどこの幸せな瞬間を信じて精いっぱい恋してるんだよ」
暗くなった空を見る目は遠い。はっきり言えば、ただBLカップルは素晴らしいんだよ! と言う布教にも似たものに過ぎない。
だが、それをこれだけの熱量を持って語る事が出来る者はどれだけいるのだろう。
不思議生物がタルトを見る目はすっかり畏怖を覚えたものとなっていた。
こいつはヤバい。こいつは見た目は人間の女だが、きっとそんなんじゃない。もっと別の何かだとその怯えた気配が雄弁と語っている。
あぁ、そうだ。BLカップルになんて関わるのではなかったのかもしれない。その所為でこんな怪物を引き寄せてしまったのだ。
きっとタルトが聞けば、僕は怪物じゃないよ! と、ぷんぷんと怒る事だろう。
だけど、この不思議生物からすれば正しくそうだったのだから仕方ない。
「軽く邪魔するくらいなら絆を深める役に立つと思うけどね。君がそんなふうな嫉妬で別れさせようとするのは悲しいよ」
本当に悲しそうな身振りをするタルトは気付いていない。自分を見る不思議生物が一体どんな様子なのかを。
「うん。と言う事でね。ここからは僕も一緒にカップルを観察させてもらうね~。プロデュースもさせて貰うからよろしく!」
「えっ!?」
「さぁ、さっさと行くよ~! 出来ればBLカップルをまた見つけてくれると嬉しいなぁ」
グッと不思議生物の手を強く握り引き摺って行くタルト。
既にタルトの中では先程の少年達はBLカップルで確定であるらしい。
「離してぇえええええっ」
「ダメ。ほら、行くよ!」
きっとこの怪異で出現した不思議生物の中で一番不幸なのはこの不思議生物だった事だろう。
タルトが満足するまで、この強制連行は続いた事だけをここに残す。
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あとがき
担当マスター:
昂祈
ファンレターはマスターページから!
昂祈です。
アンチカップルの怪のリアクションをお届けいたします。
怪と言いつつ出てくる生物がそこまで怖いというわけではないので、あまり怪異にはなっていない気もします。
それどころか基本的に不思議生物の方が不幸な目にあっていますが、自業自得なので仕方ありません。
不思議な体験というのは結構色々とお話があったりしますが、皆さんは何か体験した事はありますか?
私は霊感が低いのは覚えてる限りではなかったりするので、そういう話を見たり聞いたりするのは好きだったりします。
さて、今回はここまでという事で。
それでは、この度のシナリオにご参加頂きありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年12月26日
参加申し込みの期限
2020年01月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年01月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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