this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
アンチカップルの怪
<< もどる
1
2
3
4
つぎへ >>
鷹司 凜太郎
と
スピカ・フォーツ
はデートの帰り道。電灯の灯りのみが照らす夜道を手を繋いで歩いている。
そこで不意に思い出したのか凜太郎がとある噂について語り始めた。
「そういえばネットで変な噂を見つけたんだよね」
「噂?」
それはカップルやそれに準ずる関係にある人達を狙うという怪異の噂。
凜太郎が話すその怪異についての噂はスピカもネットで見た事があった。
「それなら、私も知ってる……。でも、それがどうしたの……?」
「いやね、僕達も狙われる対象ではあるだろう? だから、もしかしたら何かされる可能性があるかもしれないから、彼等の手法について話をしておいた方が良いかなと思ってね」
「そう……。でもっ!?」
スピカがその匂いを感じ取った時にはもう遅かった。噂について知ってはいたけど、それよりも凜太郎と話す事に夢中だったのだ。
凜太郎の発言は単純にスピカが被害にあう可能性を考え、そうならないようにという配慮から来るものだった。
だがそれは、もしかしたら世に言うフラグというものだったのかもしれない。
実際はどうあれ、気付いた時にはスピカは甘い香りのする煙を存分に吸っていて服が変化してしまっていた。
「こ、これ、は……」
「む……」
ぷるぷると恥ずかしそうに震えるスピカと突然変化した服を見て驚く凜太郎。
変化したスピカの服装は簡単に言えば露出過多なメイド服だ。
肩が出ている上に胸部分は上半分が完全に見える形となっており、その上お腹部分がハート型のシースルー。スカートの方はかなりのミニな上に両側面にスリットが入っていて、所々がシースルー仕様で動けばショーツが見えたりするトンデモスカートだ。
はっきり言って、もうすぐ十二月になろうかという時期に外でするような恰好ではない。
「さすがに、これは……リンタロウ、だけならいいけど……」
「どんな格好でもスピカ君は可愛いけれど、ね。だが、これは許し難いな」
怒りと恥ずかしさが合わさり、顔を真っ赤にしてスカートを掴んでいるスピカに対して凜太郎は自分が羽織っていたトレンチコートをそっとスピカへと被せる。
スピカの恋人として、自分以外の者にスピカのこんな露出の多い衣装を着ている姿なんて見せるつもりはない。それはそう言う怒りの意思表示だ。
凜太郎が足元にあった石を拾うのと同時にスピカは一旦彼の後ろへと下がる。
それは邪魔にならないようにという配慮であるのと同時に、適当な枝などの武器になりそうな何かを探す為でもあった。
「コートが邪魔だぁ! 脱げぇ、脱げぇ!」
「……そこか」
夜の道に如何にも頭があまり良くなさそうな声が聞こえてくる。それは凜太郎のものでもスピカのものでもない。
聞こえてくる方を凜太郎が見てみれば、隠れているつもりであるらしい不思議生物を発見する事が出来たので手首のスナップで石を投げつける。
「グギャンッ!?」
「小さな悪戯なら大目に見るつもりだったけれど、今回のはちょっとお仕置きが必要だね」
石をぶつけられ悲鳴を上げて飛び出して来た不思議生物に向けての凜太郎の宣告。
「や、やばいっ!?」
「おっと。そうはいかない」
「ゴゲッ!?」
影の中に逃げようとした不思議生物だが、一瞬で間合いを詰めた凜太郎に容赦なく踏みつぶされる。
「最近、気が付いたんだけれど、僕は意外と独占欲が強いみたいなんだ」
そう言いながら靴底で不思議生物をグリグリと踏み躙る。その眼差しに宿るのは冷たい光だ。
そこへスピカがそれなりの太さを持った枝を持ってやって来た。
凜太郎に踏まれている不思議生物へとお仕置きをする為だが、スピカへとけしてみせない鋭い視線にどきりとして頬を赤くしていたりするが、頭を振って気を取り直す。
「リンタロウと、二人ならいいけど……人目ある場所で、これは……。涙と鼻水の、準備……よろしいか……」
不思議生物へと向ける目は凜太郎に勝るとも劣らないゴミを見るようなものだ。
凜太郎に踏まれている不思議生物へと枝は遠慮もなく振られ、べしんべしんという音と共に痛みを加える。
「ぐぴょっ! カ、カップルが悪い! げべぇっ!」
「あぁ。自分のものにちょっかいを出した者はこうも不快なものか。こうして靴底から伝わって来る感触すらも不愉快だ。……消えろ」
それは普段とはあまりにも違い過ぎる声色。ドスの効いた低音と共に足が振り抜かれる。
「オゴゥオッ!?」
あまりにも汚い断末魔を上げ、蹴り飛ばされた不思議生物はそのまま消え去った。
「ふぅ……」
「消し飛んだ……?」
「あぁ、どうやらそのようだ。って、ご、ごめんね。スピカ君のこと、自分のものとか言っちゃって……」
原因であった不思議生物がいなくなった事により、どうやら二人とも冷静になる事が出来たようだ。
凜太郎は先程自分が言った事を省みて、まずいと思ったのかスピカへと謝罪をする。
しかし、スピカからすればそれは寧ろ嬉しい発言であった。
「だいじょうぶ……。むしろ、嬉しいし……首輪でも、つけてみる…?」
「いや、そのね、スピカ君……」
半分冗談交じりの言葉。相手が凜太郎だからこそ恥ずかしいところはあるのか照れながらだ。
他でもないスピカにそんな事を言われれば、凜太郎は理性とのせめぎ合いにならざるを得ない。
家へと向けて歩き出した後も、そんな会話を二人で交わす。そして――
「せっかくだから、この服で……リンタロウのものに……?」
家についた後もスピカの積極攻勢は終わらない。だが、決壊する前に時間が来て服が戻った事に凜太郎はホッと安堵するのだった。
<< もどる
1
2
3
4
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
アンチカップルの怪
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年12月26日
参加申し込みの期限
2020年01月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年01月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!