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【寝子祭2nd】『BAROQUE:CODE』カフェ
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「逃げて、逃げて。あっ!」
主人公である七夏達が怪奇現象に見舞われ、何とか逃げようとしている場面で小声ではあるものの思わず主人公達に声をかけてしまう柚春。
この怪奇現象は登場人物の一人である真里亞の魔法によるものだが、この時点ではまだそこまでは解らない。
他のシーンでは綺麗な背景に思わずディスプレイを触ってしまったりと、どうやら人一倍世界観にのめり込んでいるようだ。
(うーん。このゲーム……ピリッとしてドキドキした香りが合いそう)
パンフレットを見て、スタッフである柚枝から話を聞いて。
ぼんやりとしていた香りがある程度形になっていたところに、実際にプレイをしてみた事でよりそれが鮮明になってきたようだ。
(ジュニパーベリーをほんの少しと、ティーツリーとか良いかも。飲み物は、バタフライピーにカルピスを混ぜたり、アロニアのジャムを使った焼き菓子と合わせたりして)
そんな風に考えながらゲームをプレイを続け、そして一週目が終わり、二周目で一周目からの変化が感じられるところでお試しモードの三十分が終了する。
「あっ。もう三十分?」
すっかりのめり込んでいた柚春からすると三十分はあっと言う間だったようだ。
続きが気になって仕方がなく、家でも出来るかと聞いてみたところゲームディスクをパソコンに入れれば出来ると言われるも機械に疎い柚春はイマイチ理解する事が出来なかった。
その為、今日のところは小冊子を買って帰るに留め、後日どうにかしようと考えるのだった。
「むむむ……」
朱真が凝視しているディスプレイにはバッドエンドの文字が表示されていた。
この『BAROQUE:CODE』というアドベンチャーゲームの特徴としてバッドエンドがとても多いと言う点がある。
シナリオの内容としてはサスペンスホラーになる『BAROQUE:CODE』では、主人公達が度々物語内で命の危機に陥る。そして、選択肢を誤れば即バッドエンドへ直行してしまう中々にシビアなゲームとなっていた。
既にお試しモードで遊べるところは過ぎており、にゃっぽにて支払いをしてじっくりモードに切り替えをしており、今は4週目の最中であった。
(お試しモードでは実に心憎いところで終わったからじっくりモードにしたが、これは中々にやりがいがあるな……)
今回もバッドエンドへと辿り着いてしまった。果たして、その原因はどの選択肢にあるのか。
(あの選択肢で失敗したか、あるいは……?)
じっくりモードでプレイできる時間はまだまだある。その名の通りじっくりと考えて、正解の選択肢を朱真は探っていきじっくりモードの終了まで楽しむ。
「よし。家でシナリオコンプリートを目指すとしよう」
じっくりモードの時間が終わり、席を立つ頃にはすっかり買う気になっており、その言葉通りにゲームとBGM集と冊子を購入する朱真。
(ふむ。しかし、こうして大人数でゲームを作るのも楽しそうで良いな。わたしのパズル作成は完全に個人活動だからな……)
パソコン部のカフェから出て冊子を取り出しながら、そんな事を考える。
そして、その冊子を見て一つのアイディアが閃いたようだ。
(この冊子のようにわたしも、パズル作成の記録をブログで公開してみるか? パズル本体とはまた違った面白さがあるかもしれん)
こうして後日「アケノイロ・パズル公式ブログ」が開設され、ゲーム界隈で話題となるのだが、それはまた別のお話である。
(あ、これ……一見伏線を張っていないように見えるけど、よーく注意してみないと判らなかったりするんだよね)
蒼は心の中でそう呟きながら、正しい選択肢を一つ一つ選んでいく。
実のところ、蒼はアクションやシューティング以外にもこういった選択式アドベンチャーも得意としているのだ。チャート等を用意せずとも自らの頭の中でフラグ管理もお手の物だし、シナリオを読み解く力もとても高い。
中には初見では読み解くのが難しいフラグもあったりするのだが、それを難なくクリアして正しいルートを進んでいく。
(おっ。この描写、中々良いね。文章とイラストとBGMによる全ての描写が噛み合ってる)
アドベンチャーゲームは文章をイラストとBGMで彩るゲームと言っても過言ではない。だから、より良いゲームにするならばイラストやBGMもまた重要なわけだが、蒼個人の視点で言えばこのゲームはそこがとても良いバランスで作成されているように感じられていた。
(んん? この化学教師……。行動が変ね……。確か、この教師って優を少し意識していた筈……)
イラストと文章の中に隠されたヒントを見逃さず、また一つ正しい選択肢に到る。
(順調だけど確か十二ルートあるんだっけ。そうなると流石に全部のプレイは無理かな)
ゲームとしてとても楽しめているので、これならば購入しても良いかもしれないと蒼は思った。
そして、制限時間となり、それを伝えに奈津樹がやって来る。
「ゲームをプレイしてくれてありがとう。どうだったかな?」
「ええ、とても楽しめたわ。シナリオの出来もとても良かったし、選択肢のヒントも良かったと思う」
そう言って、ゲームの内容に関する感想を告げ、更にゲームのシステムについても言及する蒼。
ゲームのシステムについては文字の表示速度をもう少し早めにしたほうが良いといったものだ。
「ふむ、なるほど……。表示速度が少し遅めに感じたと。その辺は個人で弄れるようにするのが一番かな……」
「あー、確かにそうかも?」
その後、暫くゲームのシステムの改善点について蒼と奈津樹は意見を交換しあった。
カフェ内へと入って来る新規のお客さんの流れが止まる。
パソコン部の自作ゲームが出来るカフェという性質上、そういった時間はどうしても出来る。
そんな時間の時、真はお試しモードで試遊中の一人の男子へとスッと忍び寄っていく。
何故、彼を選んだのか。それは仕事の合間にとても良い反応をしているのが横目で確認できていたからだ。
この人物ならば一押しすればきっともっとハマる。それを感じ取ったからこそ後ろからそっと手を伸ばす。
画面には丁度バッドエンドになった画面が表示されており、彼の残り時間はもう僅か。
だが、今のルートの正規エンディングまではもう少しな筈であり、彼もこの後の事が気になっている様子がはっきりと解る。
「気になる……? もうちょっとだけ足掻くチャンスをあげられるけど……どうする?」
嫌がられないギリギリの範囲まで顔を近づけて耳元で囁く。それはまるで小悪魔の囁き。それに乗れば何もかもを失いかねない印象が浮かぶが、それでも男子はその誘惑に抗う事が出来ないでいる。
そして、男子が自分の方を見たタイミングで真は意味深に笑って見せた。それは、あまりにも蠱惑的な笑顔。
男子が頷いたのを確認したら、にっこり笑ってじっくりモード用の席へご案内。
「はい、ありがとぉな~。ほなこっからワンドリンク選んでや。でも、お勧めは……言わんでもわかるよね?」
そう言って艶めかしく口に指を当てる真。すっかり顔を赤くしている男子は、最早蟻地獄に囚われた獲物のようであった。
「では、こちらがお釣りになりますね」
と、お釣りをお客さんに手渡すレイ。
飲み物の作成と兼任して物販も担当しており、今は物販の対応をしていたところだった。
(うん、思ったよりも物販全体の売れ行き良いなぁ)
冊子やBGM集、そして、ゲーム本体とそれぞれの売れ行きはレイが考えている以上のペースで売れていっている。
ゲームの出来は自分達でも納得の出来るものではあったとは言え、それでもこの結果は自信がつくものとなっている。
(それにお試しからじっくりに続けて変える人も多いよねぇ)
これに関しては完全に戦略通りだと言えるだろう。
お試しモードは三十分程の制限時間があるのだが、その時間だと続きが気になるようなところで時間が来るのだ。
だから、続きが気になってじっくりモードを選ぶ人が一定数以上いるというわけだ。
(……真君が仕掛けたりもしてるけどあれはセーフだよね、うん)
完璧なまでに宇上・真里亞になっている真がお客さんを翻弄してじっくりモードへと誘導しているのは見なかったフリだ。
別に詐欺をしているというわけではないのだから、問題はないだろう。きっとない筈だ。
「おっと」
そうしていると奈津樹が注文を取っているのが見えた。
同じく飲み物作成担当であるスグリは今、接客中だ。となると、手が空いているレイが作る必要があるだろうと急いで向かい出す。
こうして慌ただしくも寝子祭の一日は過ぎ行き、パソコン部のカフェは好評の内にその幕を閉じるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
ゲーム
定員
8人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年12月01日
参加申し込みの期限
2019年12月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年12月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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