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誰か、あそぼうよー!
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【さゆるとノゾミ】
その日、
朝鳥 さゆる
は何となく学校を抜け出して、何をするでもなく海浜公園のベンチに腰を下ろしていた。
昼下がり、制服姿で一人ぽつんとベンチに腰かけているさゆるを見咎める者は意外といなかった。
と、そのとき小さな靴が、さゆるの落とした視線の先で立ち止まる。
「ママ」
と、呼ばれ、顔を上げる。
そこには、かつて神魂の仕業で現れた、自分の娘だというノゾミの姿があった。
「……ノゾミ、なの?」
「うん」
「久しぶりね。元気にしてた?」
「うん」
そこで、言葉が途切れる。
次にかけるべき言葉が思いつかない。
そもそも、自分が母親になる、という未来絵図がさゆるにはまったく予想も想像もつかない。
それでも、ノゾミはそこにいる。
とても他人とは思えない、寂寥の色を身体につきまとわせた、その少女はそこにいる。
だから、
「ねえ、ママと一緒に観覧車に乗る?」
と、さゆるは訊いた。
ノゾミは「うん」とは言わなかった。
ただ、その表情が少し嬉しそうに綻んだ――気がした。
(わかりやすいんだか、わかりにくいんだか……)
もしかすると、自分も見る人が見れば、感情が表情に表れているのだろうか。
そんなことを考えながら、さゆるはノゾミを連れて、大観覧車の方へ向かった。
大観覧車は一回無料だった。
当然、大きな鉄の籠の中ではノゾミと二人きり。
だというのに、やはりさゆるにはなかなかノゾミにかけるべき言葉が出てこない。
自分が母親になるというイメージが、自分が郵便ポストになるよりも想像がつかない。
そんなさゆるは何か言葉の接ぎ穂を見つけようとしてはノゾミの顔を見て、その自分の面影を持つ少女の顔に言葉を失う。
(……やはり大観覧車になんて乗るべきじゃなかったかしら?)
そう思ったときだった。
ガコン、と重い金属音がして、観覧車のカゴが大きく揺れた。
「……っ」
それはさゆるからすれば、何でもない揺れだったが、ノゾミはひどく驚いたようで小さな肩を無言のままビクっと震わせた。
その様子を見て、
「大丈夫よ」
と、さゆるは自然に声を出して言っていた。
それに、ノゾミは少し驚いたような顔をして、それから「うん」と素直にうなずいた。
そのささいな出来事がきっかけだった。
「何してたの?」
ぽつり、と少しずつではあるが、ノゾミに話かけることができるようになっていた。
「さがしてた」
と、5歳くらいのノゾミは答えた。
どうやら自分を探してくれていたらしい。
そのことに少し嬉しくなり、自然と笑みがこぼれる。
すると、その気持ちが伝わったのか、ノゾミの表情にも少し笑みが見え始め、受け答えも元気になっていた。
それから、二人は色々な話をした。
その間、大観覧車は、そんな二人を見守るように、静かに、ただ静かにまわっていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年11月14日
参加申し込みの期限
2019年11月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年11月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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