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寝子島高校の芸術科、二年六組の三限目は自習となった。黒板に大きく書かれていた。
生徒達は用意された三体の石膏像を四角く囲むようにして机を配置。必要な道具を机に置いて各々が鉛筆を握る。
――どの像を描こうかな。
響 タルト
はスケッチブックを開いた。石膏像を見ながら机の上の鉛筆に手を伸ばす。
「これ、鉛筆なの?」
摘まんだ鉛筆を顔に近づける。細い手足が生えていた。愛らしい顔を引き締めて敬礼の格好となった。
「司令官殿、我が軍の指揮をお願いできないでしょうか」
「いきなりだね。キミは……キミ達かな」
手足が生えた消しゴムが歩き出す。色鉛筆は円陣を組んで合戦の時に備える。各色のパステルも起き上がって屈伸運動を始めた。
タルトは茶色い目を丸くしながらも笑みを作る。
「僕が司令官になって何をすればいいの?」
「隣接した他国を攻めましょう」
「攻めは有効だよね。状況を見て受けも必要だけど♪」
タルトは微笑み、静かに拳を握る。机上に整列した文房具を前に司令官らしい訓辞を垂れる。
「諸君、時代はBLだ! 作戦名もBL! 愛は性別を超えるのだよ!」
「おおー……うん?」
鬨の声は途中で疑問に変わった。文房具は声を潜めて話し合う。BLの意味に戸惑っているようだった。
タルトは構わず、話を進める。
「各自、自分のカラーを活かして他の軍を魅了するのだ! 色鉛筆を先兵として隣国に送り込む! 様子を見てパステル部隊が続くように! 君達の魅力で敵兵をBLの虜にするのだ!」
「おおおー!」
タルトの熱意が伝わったのか。色鉛筆が三列となって国境を目指す。敵視された方も五Bの濃い連中が列を組んで向かってくる。
両軍は国境辺りで激突した。透かさずタルトの声が飛ぶ。
「色鉛筆は華やかな自分を前面に出すのだ!」
「フッ、お任せを」
水色の色鉛筆が流し目で答えた。ふらりと敵の鉛筆の前に歩み寄る。
「ボク、君みたいな男らしい鉛筆にずっと憧れていたんだ」
「お、俺のことか?」
「そう、君の描く線は太くて濃い。でも、その芯は柔らかくて優しさに溢れている。ボクに触れさせてくれないか。その柔らかい芯の部分に」
「だ、だが、ここでは。人目もあるし。さすがに俺でも……恥ずかしいのだが」
敵の鉛筆は怯みながらも目に期待感を募らせる。水色の色鉛筆は隅の方を指差した。
両者は無言で頷いて歩き出す。そこかしこで同じような状態を作り出した。すでに身体を重ね合せる者もいた。
タルトは興奮した顔で、よし、と声を上げる。
前線の崩れを察して敵はシャープペンシルの部隊を送り込んできた。目にしたタルトは替え芯の入ったケースに命じた。
「シャーペンには堅物が多いから内部から攻撃を仕掛けて! 芯は中に入り込んで敵の自由を奪うことに専念するように!」
「お任せください!」
ケースは力強い走りで前線に向かう。頭部の一部が開いて細長い芯が順々に飛び出した。先頭にいたシャープペンシルの頭部に突き刺さり、潜り込んでいく。
「な、なんだ、動きが……」
敵のシャープペンシルの動きが止まる。次々に足を止めた。逃れた数本がタルトの本陣に駆け込む。
「色白の消しゴム部隊は誘い受け!」
「司令官のご命令とあれば!」
色白のほっそりとした消しゴムが敵を阻むように立つ。
「おまえらの好き勝手にはさせないぜ!」
「退け、軟弱者が!」
敵のシャープペンシルに消しゴムは突き飛ばされた。情けない悲鳴を上げて涙目で相手を睨む。
「そんな、酷いこと、しなくてもいいじゃないか。僕だって、こんな身体で……生まれてきたくなかったよ」
「そこまで言わなくても……俺が悪かった」
「本当に? そう思ってる? 僕、とても痛かったんだけど」
「思っている。本当にすまなかった」
シャープペンシルは片膝を突いて頭を垂れた。その後、二人は見詰め合う。
消しゴムは自分の白い肌を撫でる。
「ここ、少し痛い。優しく、してくれる?」
「……俺みたいな荒くれ者でよければ」
そっと身体を寄せ合った。タルトは鼻息を荒くして親指を立てた。
残った敵兵は筆箱が一掃した。開いた中に優しく閉じ込める。複数の喘ぐような声が聞こえてタルトは、BL最強! と声を荒げた。
戦場は瞬く間に桃色に染まり、妖しげな雰囲気の中でタルトは隣国を制圧した。
「BL軍、進軍だ! 全てをBLに染め上げるのだ!」
勇ましい掛け声で増大した怪しげな部隊は次々と戦場を桃色に染めていった。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年10月28日
参加申し込みの期限
2019年11月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年11月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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