this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
VSもれいび 高校生強盗団を阻止せよ!
<< もどる
1
2
3
4
エレノアと瓢は銀行内に侵入していた。
広い廊下、柱の陰から覗くと巡回中の強盗メンバーの少年が一人。
「おや、エレノア嬢、行くのかい?」
「もちろん」
エレノアは水鉄砲を構えて、柱の陰から飛び出した。ダッシュで近づいて、振り返った少年の顔に水圧がかかるように改造したそれで水をかける。
「ぐあっ」
その瞬間、エレノアのろっこんが発動した。能力の一つ、液体を瞬間接着剤に変える。
「がっ、う、動けない。おいっ、侵入者だっ」
「大人しくしてなっ」
大声で叫ばれたので、羽交い締めにして、口を封じる。エレノアは足を躊躇いなく踏みつけた。
と、声に反応したのか、すぐに他のメンバーが集まってきてしまった。
「お前達がハジメとケンジをやったのか?」
一歩前に出たのは、背の低い少年、トオルだった。
すると瓢が、独楽を取り出す。
「さて、あっしの戦闘の時間かい?」
エレノアが首肯く。
「竜巻連発するから強盗団以上にシャレにならん被害が出るがいいのかい? もちろん、手加減はするけどねぇ」
エレノアが笑う。
「当たり前」
「ふふ」
瓢が実際の独楽を持って、独楽回しの動作をする。
発生した小さな竜巻が強盗団体メンバーを襲った。
「うああっ」
「ぎゃああっ」
しかし、トオルは違った。竜巻の動きを読んで絶妙に避けながら、こちらへ接近してくる。動きが素早い。
エレノアがすかさず、ろっこんを発動させる。拘束している少年に食用油を数滴垂らし、沸騰させたのだ。
「ぎゃあああっ」
広範囲の火傷ではないにしろ、耐え難い痛みだろう。
「なっ」
トオルが躊躇うように足を止めた。
「私が洗礼してやってるんだ! いい子になあれ! アハハ! 数百度の油はどうだ?もっと叫べよ!」
「お前、なんてことを」
トオルが言う。
「ここにボスを呼べ」
「調子に乗るなよ?」
低い声で唸ったトオルは鋭い視線を向けてきた。
「隙あり! ってね」
再び瓢が独楽回しの動作をし、竜巻が発生したのだった。
鏡は腰に警棒があるのを確認し、『LOOK』のシールを先端に張りつける。
すでに見取り図は手に入れている。
物陰に隠れながら、奥の金庫を目指す。巡回するメンバーは驚くほどいなかった。遠くで大きな音や叫び声が聞こえるので、恐らく他のもれいび達が応戦しているだろう。
見取り図を参考に廊下を進み、やがて突き当たりが見えてきた。
開けた空間、そこは巨大金庫の部屋だった。円形の分厚い扉には大きなダイヤルがつけられている。
金庫の前で背を向けて立つ人影がゆっくりと振り返った。
「弱そうな奴が一番のりか」
アキラだ。廊下に散乱していたビー玉監視カメラの使い手だ。
鏡の外見を完全に嘗めているようだ。
鏡は静かに息を吸った。
「さて、悪役気取りのもれいびは皆様でよろしいでしょうか?
そういう者を逮捕するのが私の仕事なのですみませんね邪魔をして」
「へえ? 簡単に行くと思うなよ?」
背後からの気配。
数人の少年達が集まってきた。囲まれていたようだ。しかし、声が響いた。
「雑魚どもがっ」
「ぐあっ」
「なんだ!?」
丸のこの音がして、少年達が背後からの次々となぎ倒されて行く。
そこには心がたっていた。
「ふふふ」
「蟻を潰していくような爽快感ね。……雑魚は私の獲物よ」
つまりは、任せていいと言うことだろうか。
鏡はアキラに向き直って、警棒を突きつけた。
「相手をしてほしいのか? まぁいい。来いよ」
鏡は床を蹴った。アキラはボクシングの構えを取る。どうやら格闘技も心得ているらしい。
間合いに入ったところで右ストレートが繰り出される。鏡はしゃがんでそれを避け、床に手をついて足をぐるりと回す。
「うぐ!?」
足払いは予想外だったようだ。
「くそっ」
アキラは悪態をついて、数個のビー玉を宙に放った。天井や壁にめり込んだり、床にも転がる。すべて監視カメラとして機能させる。
「これでお前の動きは丸分かりだ」
鏡は目を細め、しゃがんだ態勢からアキラの腹に警棒をめり込ませる。もちろん、シールの効果を利用したのだ。
「ぐ……こんなんで攻撃したつもりか?」
そう言った瞬間、アキラは目を見開いてふらふらとよろけた。強制的にろっこんが解除されたようだ。
「覚悟っ」
鏡が言って、アキラの腕を絡めとり、
「がはっ」
床へと組み敷いたのだった。
「い、一体何をした」
「自分で考えて下さい」
そう答えたところで、心が近づいてきた。
「こっちは終わったわ。ところであなたひと?」
「いえ、もれいびですけど」
「ふーん」
もれいびで、しかも味方だ。敵意を向ける対象ではない。
心はすぐに興味を失って、金庫へと近づいた。
「まだ生き残りがここへくるかも知れないわ」
予定通り持ってきたパテとスプレーガンで金庫が開かれないように細工をする。
と、その時。
「こいつっ」
倒れていたアキラが鏡の足首を掴んだのだ。
「ただですむとおもうな、よ」
「勝負はついてると思いますけど」
足首を掴む手に力が入る。振り払おうと足を上げるが、アキラの頬に油がたらされた。
「ぐあああっ」
油が一瞬で沸騰したのだ。そのショックなのか、彼はそのまま気絶してしまった。
「これがボスか。無様だなっ」
鼻をならして言ったのはエレノアである。
「お前の仲間は逃がしてやったよ。もう誰も来ない。残念だったな」
「リーダーさん、倒された後だったみたいだねぇ」
隣には瓢の姿も。
「あなた達も強盗団退治でしたか?」
「ま、そういうことさ」
瓢が肩をすくめる。
「あら、終わったのね」
歩いてきたのはさゆると、
「そいつがアキラか。相手をしたかったぜ」
轟である。
「解決した、ってことね」
次に倫理子、そして、
「いやー、よかったな☆」
「ああ、ほっとした」
武道と正也である。
「二度とこんな気を起こさないようにしたほうがいいな」
最後にサキリが合流する。
どうやら、強盗団退治は無事に終わったらしい。
<< もどる
1
2
3
4
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
高城ヒト
ファンレターはマスターページから!
強盗団、解体完了しました!
最近、ろっこんに目覚めた彼らより、ベテランもれいびの皆さんの方が一枚上手だったようですね。お疲れ様です。
ご参加ありがとうございました!
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
VSもれいび 高校生強盗団を阻止せよ!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年10月18日
参加申し込みの期限
2019年10月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年10月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!