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○
森篠 琳子
の悩み
いつものように登校した寝子高3年の
森篠 琳子
は、教室へ向かう廊下の掲示板の悩み相談の張り紙を偶然目に留めた。
『こころとからだの悩み、相談してください』
思わず足を止めて、張り紙を見る。
(悩み相談か)
先日、琳子は寝子島信用金庫の採用試験を受けた。
そして採用通知が学校を通じて届いたばかりだ。
これで来年春から社会人になることになった。
母も先生も喜んでくれて、おめでとうと言ってくれた。
けれども心はまるで晴れない。
それどころか、心の襞の一つ一つがささくれ立つような、どこか苛立ちにも似た何かを感じてしまう。
(……行かなきゃ)
少し立ち止まってから、頭を振って教室へ向かう。
そして放課後。
……気が付いたら琳子は保健室にいた。
別に具合が悪かったわけではない。
「こんにちは。どうぞ座って」
大人の色香を漂わせる
鷲尾 礼美
先生が迎えてくれた。
「悩み相談、なんですけど……」
椅子にかけた琳子は少しうつむき加減になる。
最初先生の大きな胸に目が行き、同性ながら少し目のやり場に困った。琳子も結構胸が大きいほうなのだが。
「よく来てくれたわね。なんでも話していいのよ」
先生の優しい言葉に、琳子は少しばかりためらった後で、自分の心のもやもやを話し始めた。
「実は、寝子島信用金庫に合格して、来年社会人になることが決まったんですけど……」
「そうなの。おめでとう」
「ありがとうございます。そのことにはほっとしてるんですけど、未だに実感がないんです」
「そうね。急に実感は湧かないわね」
「というより、自分が社会人になることが想像がつかないんです」
先生の顔を窺いながら、琳子は続けた。
「母には気負いすぎてる、って言われたけど、本当にそうかな……って」
そんなふうにしばらくやりとりをした後、先生は少し黙って琳子を見つめた。
「森篠さん。もしかしてあなた、何か他にやりたいことがあるんじゃない?」
「えっ?」
琳子は胸がざわめくのを感じた。
「社会人としての自覚はすぐに生まれるものじゃないわ。不安もあるでしょう。でもやりたい仕事なら憧れがあったり、4月までの間に準備をしたいという気持ちが生まれると思うわ。あなたは真面目だから、就職したくないという気持ちを口に出せずにいるんじゃないかしら?」
「……でも。うちは母子家庭で。小学生の妹がいて。経済的に余裕がないんです。大学なんて……」
言うつもりのなかった言葉が口をついていた。
鷲尾先生は静かな微笑みを浮かべた。
「お母さんや妹さんのため、あなたは自分の気持ちを二の次にして押し込めていたのね。つらかったでしょう」
「……私」
(私、そんなことを思っていたの? なぜ先生はそんなことがわかるの?)
琳子は混乱していた。
でも自分の気持ちに素直になっていたなら、なぜこんな気持ちになるのだろう?
もやもやと行き場のない気持ちを、琳子は誰にもぶつけることができずにいたのだ。
「森篠さん。せっかく採用が決まったのだし、就職はしたほうがいいと思うの」
「そうですよね……」
(仕方のないことなのだ。聞いてもらえただけよかったんじゃないだろうか)
琳子はそう自分を納得させようとした。
「でも、仕事をしながら学校へ行くことはできるわ。社会人向けの募集をしている学校はたくさんあるのよ」
「えっ……」
そんなことができるのだろうか。
(仕事は学校と両立できるほど甘いものではないのでは?)
胸がどきどきして、考えてもみなかったことに不安が浮かぶ。
「確かに半端な気持ちで両立するのは難しいでしょうけど、信用金庫ならしっかりした企業だし、若い人が学ぶことに理解を示してくれると思うの。担任の先生と相談してみましょう。まだ時間はあるし、きっといい方法が見つかるわ」
「……ありがとうございます」
苛立ちともやもやは消えていた。
代わりに胸がふわふわとして、気持ちは落ち着かなかったけれど。
(社会人になる私は想像できないけど、学校へ行く私なら……?)
うまくいかないかもしれない。うまくいったとしても、遠い道のりなのかもしれない。
それでもなんだか、一歩を踏み出せた気がした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年10月04日
参加申し込みの期限
2019年10月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年10月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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