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【演劇祭】とある少女の冒険記
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拍手が聞こえている。
降りた幕を見つめ、最後まで『少年』として舞台に立っていた幸次はそっと長い息を吐き出した。
(良かった、ミスしなかった……)
聞こえて来る拍手がとても嬉しかった。
(やってみてよかったなあ)
思わずその場に座り込んでしまう幸次の膝に、ちょこん、と小さな猫の前脚が触れた。目を丸くした幸次が見たのは、舞台袖からひょっこり出て来たらしい黒猫の姿。
「ここにもついて来ちゃったんだねぇ」
緊張していたことも忘れてふうわり笑い、幸次は赤いリボンを首に結った黒猫を抱き上げた。立ち上がり、アイオとディアーナの待つ舞台袖へ戻る。
「二人とも頑張ったな」
ディアーナがその繊細そうな美貌に反した豪快な笑顔を浮かべ、幸次とアイオの肩をばしばしと叩いた。
「二人ともお疲れさまでした」
黒猫を抱いたまま、幸次はアイオとディアーナに笑顔を向ける。
アイオが誘ってくれたから、演劇祭に出てみようと思うことができた。そうでなければ、興味があってもきっと結局何もしないままに過ごしていた。
「アイオさん、それとディアーナさん、本当にありがとうございました」
「さあ、打ち上げするよ! その猫も連れてうちの店でやるか!」
改まった様子で頭を下げる幸次の背中をもう一度バシンと叩き、ディアーナはアイオに目配せをする。どうやらディアーナ以外の皆は、アイオが全てこなしたと思っているらしい。同じ舞台に立っていた幸次でさえ。
(無事終わりましたわ)
幸次が抱く黒猫を見つめ、アイオはそっと息を吐く。黒猫が自分の代わりに舞台に立ってくれたことには心底びっくりしたけれど、
(無理を通すより、きっとこれでよかった)
舞台を終えた達成感と充足感に満ちた笑顔を浮かべるアイオの傍、ディアーナは身を寄せる。
「猫が代役したことは黙っておくけど」
そっと話しかける。
「今度から辛い時には一人で抱え込むなよ、アイオ」
何もかもを理解してそれでも黙って見守っていてくれた育て親の言葉に、アイオはうっかりと潤みそうになる瞳をぱちぱちと瞬かせた。そうしてから、大好きなおかみさんの首に、幼い頃していたように両腕でぎゅうっと抱きつく。
「おかみさんとコージと、ひょっこり出てきた黒猫さんに感謝、ですわ!」
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あとがき
担当マスター:
阿瀬春
ファンレターはマスターページから!
お待たせいたしました。
マタタビック演劇フェスティバルの一幕をお届けに上がりました。
三人と一匹による舞台、お楽しみ頂けましたら幸いです。
初めてのプライベートシナリオ、少し緊張しましたが、楽しく書かせていただくことができました。アイオさんとディアーナさん、幸次さん、それから黒猫さんのおかげです。素敵な物語をありがとうございました!
ではでは、お話をお聞かせくださいまして、書かせてくださいましてありがとうございました! またお会いできますこと、楽しみにしております。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
3人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年09月19日
参加申し込みの期限
2019年09月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年09月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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