this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
浜辺のマーメイド
<< もどる
1
2
3
4
つぎへ >>
【2】情報収集と囮
ややあって、結城 三郎が出て来た。
相変わらずの、怪しい恰好だ。
その彼に、夏夜は『魔術に憧れる内気で小声な少女・江藤 弐子(えとう ふたこ)』を装って、挨拶した。
「私、魔術にすごく憧れているんです。それで、占いで……ここにくれば、本物の魔術師様に出会えると……。それなら、正しい知識と見解を聞かせていただけるかもと、思いきってここに……」
そう嘘の事情を告げる彼女を、三郎はすっかり信じて部屋の中へと入れた。
「ここが、魔術師様のお部屋なのですね……」
夏夜は、目を輝かせて室内を見回す。
むろん、これも演技だった。実際は、怪しいものを目で探している。
部屋は、玄関を入ってすぐが台所で、その向かいに四畳半の部屋が、その隣に六畳間があった。
夏夜が通されたのは、四畳半の方だ。
室内は、至る所に本が塔のように積まれている。
「魔術師様は、どんな魔法を習得されているのですか?」
「召喚魔法だな。最近は、人魚を召喚した」
問われて答える三郎に、夏夜は大仰に驚いてみせた。
「すごい、です。……『火を噴く竜』とか……召喚できるんですか……?」
「そう、だな。できなくはないかもしれんな。そうだ。隣の部屋も見るか?」
不快感を我慢して演技を続ける夏夜に、三郎は気を良くして言う。
「はい、ぜひ」
「では、こっちだ」
うなずく夏夜を、三郎は六畳間の方に案内した。
こちらは床に魔法陣が描かれ、壁際には祭壇がしつらえられている。
祭壇には、奇妙な置物がいくつも置かれている。
「すごいです……」
夏夜は、再び目を輝かせるふりをして、室内を見回した。
(原因が物だとしたら、この置物の中にあるかも。……四畳半の本のどれかとも思ったが、自分に力を与えているものなら、祭壇に飾る気がするからね)
胸に呟き、彼女は祭壇の上の置物に注目する。
だが三郎は、それには気づかず、滔々と自分がいかに偉大な魔術師かを語り続けていた。
その間にも日は傾き、あたりは暗くなり始めていた。
一方、寝子ヶ浜海岸では。
朝衣と萌子は結局、クリスタを見つけられなかった。
予定通り、日没前に潜るのは終わりにし、二人は装備を解いて私服へと着替えている。
そして今度は、サキリの作戦が開始された。
彼の作戦とは、自分が囮になって、クリスタをおびき寄せるというものだ。
喫茶店で瑠奈からクリスタの話を聞いた時、彼は彼女が発狂したり人に危害を加える存在だとは思えないという印象を持った。
(予想としては、クリスタの偽物が人を襲っているか、なんらかの手段で操られているといった線かな。三郎の妄想具現化能力ならば、無意識に彼女そっくりの怪物を召喚することもできるのでは?)
彼は、そう考えた。
とはいえ、クリスタを見つけるのが肝心だ。
そんなわけで、彼は今、波打ち際を歩きスマホしている。
空には月が昇り、あたりは明るかった。
他の三人は、近くの物陰に身を潜めて、息を殺している。
ややあって。
波間に人影が現れた。
(来た。……金髪に季節はずれのワンピース姿。クリスタだ)
素知らぬフリをしながら、サキリは月明かりにその人影を確かめ、胸に呟く。
そして素早く、そのことをメールで、隠れている三人に教えた。
三人からの返信が届くのとほぼ同時に。
クリスタは、波に乗って砂浜に近づくと、サキリの足をつかもうとした。
サキリは、とっさにそれをかわして後ろに飛び退る。
そのまま、立ち上がったクリスタと対峙した。
クリスタは目を赤く光らせ、怪物じみた形相だ。
「サビシイ、サビシイ。カエリタイ、カエリタイ」
しゃがれた声で、彼女はがなり続けている。
「クリスタ……。本物、なのか?」
瑠奈の話の印象と違いすぎる姿に、サキリは偽物か本物かを測りかねた。
そこに、クリスタが飛びかかって来る。
彼はとっさに身をかわし、間合いを取った。
(彼女は人魚なだけに、水中戦は強そうだな。避けた方がよさそうだ)
胸に呟き、彼は一気に間合いを詰めて彼女に駆け寄る。
腰にしがみつくと、ポケットから取り出したナイフで空中を切り裂いた。
ろっこん『斬空赤刃』が発動し、彼はクリスタを連れたまま波打ち際から砂浜へと瞬時に移動する。
そこに、他の三人が駆け出して来た。
「クリスタちゃん!」
叫ぶと瑠奈が、以前に会った時、クリスタに教えた歌をうたい始める。
暴れていたクリスタが、その歌声に、つと動きを止めた。
<< もどる
1
2
3
4
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
浜辺のマーメイド
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年08月18日
参加申し込みの期限
2019年08月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年08月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!