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●私服:エントリーNo.09
添木 牡丹
いったい、最近どうしてしまったのだろう、と思う。
どういうわけか、チャイナドレスばかり着たくてたまらない。
いつか
薄暗く紫煙の揺らぐ場所を体験してから
の気もするが、思えば6月の雨の季節中、チャイナドレスに恋している。新調してしまったチャイナドレスも1着ではない。
キャットウォークを歩きながら、
添木 牡丹
は男たちからの熱い視線を感じ、身を捩った。
(うう……やはり、これは大胆すぎましたでしょうか……)
黒地に、自らの名でもある牡丹の花を大胆にあしらったミニのチャイナドレス。
何故、人はあやういものに惹かれてしまうのだろう。
明らかに痛々しげな白い包帯が、妙に艶っぽく見える。
はち切れそうな胸元や、短すぎる裾のあたりや、大胆に切れ上がったスリットに集まる視線がじりじりと焦げ付くかのようで、牡丹は恥ずかしかった。
一方で、ぞくり、と背筋を駆け抜ける、快感に似たなにか。
1年生だった去年は、保健室登校が多い生徒だった。
感謝祭も心に余裕がなくあまり楽しめなかったが、今年は違う。
「着こなしポイントは、やっぱりこのミニスカのチラリズムでしょうか……後、胸も武器みたいですよ……」
言ってしまって、「あうう、恥ずかしい……」と頬を染める。
それでいて、チラリと見える太ももや胸を強調しつつ歩くあたりはさすがだ。
「ウフフ……何故、この私服を着ているのかですか……本当は私だってこの格好は恥ずかしいんですよ?」
牡丹はうっとりと目を細めてそう言った。
「でも、最近無性にチャイナドレスが着たくなりまして……
ちょうど持ってる他の無難なのは全部クリーニングに出してて……
この大胆なのしか残ってなかったんです……」
ぽつりぽつりと言い訳めいたことを口にしながら、牡丹は白い太ももに指を這わせる。
指先から伝わる滑らかな感触。産毛がざわめくような恍惚感に、牡丹は吐息を漏らしながら、
「ちなみにこれは弟からの贈り物です♪」
と微笑む。
観客席には件の弟・
添木 千唐
がいた。
その表情には影があり、学生支援部の仕事をしていた時とは別人のよう。
「おや、姉貴。わざわざそれをチョイスするなんて……送った甲斐がありますねェ」
観衆の目に晒されながら愛しの姉が恥じらう姿に、千唐はにいっと笑みを深めた。
●私服:エントリーNo.10
吉祥寺 黒子
「さて、俺も、芸術性の高いこの私服を見せるときじゃん♪ つっても、こいつは俺がロックの演奏する時に着る奴なんだけどな」
牡丹に負けず劣らずセクシーな衣装で決めた
吉祥寺 黒子
は、恥じらいながら戻ってくる牡丹にぱちぱちと拍手を送った。
牡丹はぺこりとお辞儀をして、掲げられた黒子の手にタッチする。
「あの……頑張ってください……」
「ああ。任せな。なんてったって俺は2回目のトリエンナーレ出場なんだからな」
病気での休学期間がある黒子は、3年前のトリエンナーレにも制服部門で出場していたのだ。
「二回連続で出場できるなんて、」と、黒子は舌を出す。そこに覗くのは『幸運』の入れ墨。
「やっぱり『俺は幸運だ』ねぇ!」
無自覚のろっこん<ラクシュミーの寵愛>が発動した瞬間だった。
「着こなしポイント? やっぱりロックを意識してるからな! なるべくフツウじゃねぇ目立つ露出度だぜ! ほら、腹チラ脇チラし放題だぜ、ん?」
挑発するように、黒子は豊かな肉体をアピールする。
BGMが抜けるようなエレキサウンドに変わった。
「本当は俺の相棒のSGエレキギターで演奏でもしながら歩きたかったがね」
恥じらうセクシーさもあれば、堂々と魅せるセクシーさもある。牡丹が前者なら、黒子は後者。
(……まあ、トリエン終わったら、どっか知り合いや友達と出店巡りでもしようかね。菜々緒は今日は来てるかな?)
すこし変わった銀髪の友人・
芽森 菜々緒
は、あまりこういう賑やかなところは好きじゃなさそうだ。それでももしかしたら、と視線を彷徨わせた先、会場の本当に端の端に、黒子は長い銀の髪を見つけた。
それは小さな幸運とも言えた。
(案の状ひとりじゃん。よし、あとで誘いに行ってやろ)
黒子は、くふふと含み笑いをして――ふと、ある言葉を思い出し、すうっと熱が引いてゆく。
『貴女も、もれいびのようだけど……』
小さな幸運に、小さな対価。その疑念は小さな不幸。
しかし、それは小さくても鋭い棘で、黒子の心を不意に蝕む。
……俺がもれいびとか笑えるぜ。
……だって、俺はもれいびになった記憶何てねぇし、第一ろっこんなんて持ってねぇ。
……俺はただ「幸運」なだけだ。
……だから……惑わされるな……俺は……「ひと」だ……。
言い聞かせ、忘れたふりをしてみても。
疑念の種は、芽吹き育ち始めている。黒子の心の中で。いまも。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
130人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月30日
参加申し込みの期限
2013年10月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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