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もしも出会ってなかったら
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●Epilogue
――そして、彼らは目を覚ます。
* * *
千歳飴 楓子
は、長い夢から目を覚まし、夢の中の自分がソシャゲをしていないことに気がついた。
「……無料通話アプリのスタンプは買っていても、ソシャゲに課金はしていなかった……だと……。夢の中とはいえ、楓子としたことが……」
呆れて物も言えない楓子である。
なお、その方が経済的では良かった可能性については全力で目をつぶることにする。
* * *
愛猫 萌々子
は、泣きながら目を覚まし、現実の自分の部屋にかかった親衛隊の法被を目にして、また泣いた。
「……私、この島に来てよかった。でも、もし、この島に来なくて、ののこ様にも出会えなかったらと思うと――」
とても怖くなった。
でも、だからこそ勇気も出た。
萌々子は身支度を整えて、寝子高に通う。
大好きなののこ様の日常をそっと見守るために――。
* * *
佐和崎 紗月
は、目を覚まして、自分の夢に笑った。
「さっそく理緒ちゃんに報告しなくちゃ」
可笑しくて、それをすぐに伝えたい人がいる喜びに、胸が温かくなった。
学校では、真っ先に理緒の姿を探した。
「あ、いたいた。ねぇ理緒ちゃん――」
夢の内容を伝えると、理緒は大笑いした。
「沙月のグラビアアイドル姿見たかったなー。あ、じつはあたしもさ――」
そして、理緒も語り始める。
彼女が見た夢の物語を。
* * *
その日、
初瀬川 理緒
もまた夢から醒めて、自分の見た夢の可笑しさに笑っていた。
だが、学校で紗月に聞かされた夢の話は、もっと可笑しくて、大笑いしてしまった。
「沙月のグラビアアイドル姿見たかったなー。あ、じつはあたしもさ――」
そして、理緒もまた自分の見た夢の内容を語った。
紗月の夢に比べれば大して面白くもなかったが、それでも紗月は可笑しそうに笑ってくれた。
「そっか。私がグラビアアイドルをやってる間、理緒ちゃんはそんなことになってたんだね。紗月ちゃんの彼氏、ちょっと見たかったかも」
「もう顔も思い出せないけどねー。……そもそも、顔あったっけ?」
真剣な表情で悩む理緒にまた紗月は可笑しそうに笑い、それに紗月もまたつられて笑いだし、しばらく二人の笑い声は収まることはなかった。
* * *
ヒュー・ヒューバート
は、ハッと夢から目を覚ますと、慌ててあたりを見まわした。
そして、すぐ隣で寝息を立てている愛しい人――
城山 水樹
の姿を見つけて、ほっと深い安堵の息を吐いた。
(変な夢だったな……)
ふっと微笑みつつ、その柔らかい髪をなでる。
* * *
髪をくすぐる感触に、
城山 水樹
はハッと夢から目を覚ました。
瞼を開けば、すぐそこに愛しい人――
ヒュー・ヒューバート
の顔があった。
「ああ、ごめん。起こしちゃったかな?」
自分を気遣ってくれる穏やかな彼の声と、柔らかい微笑みを見て、水樹も心の底からほっとしたような息をついた。
「ううん。だいじょうぶ。それよりどうかしたの? なんか、ちょっと寂しそうな顔してるけど」
ゆっくりとベッドから身を起こしつつ、水樹は肩を彼に預けつつ、そう訊ねる。
すると、ヒューは少し驚いたような顔をし、
「おかしな夢を見たんだ」
ぽつり、とそんなことを言った。
それに、水樹もまた少し驚きつつ、
「どんな夢?」
と、聞いた。
ヒューは、少しためらうような表情を見せてから、
「水樹と出会わなかった夢」
と言った。
水樹は、その思いがけない言葉に、目を見開いた。
(……ヒューも私と同じ夢を見てたんだ)
そのことが嬉しくて、少しくすぐったいような感じもして、水樹は自然と顔がほころんでしまう。
「私も同じ夢よ」
そう言うと、ヒューはまた驚いたような顔をして、それから水樹と同じように微笑んだ。
それ以上の言葉は二人には必要なかった。
それからしばらくの間、二人はただ目を閉じて身を寄せ合い、そこに確かに存在する互いの温もりを確かめ合うのだった。
〔了〕
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あとがき
担当マスター:
水月 鏡花
ファンレターはマスターページから!
というわけで、ご参加頂いたPCの皆さん、お疲れ様でした。
MSの水月 鏡花です。
今回は、「もしも出会ってなかったら」というテーマで、夢のシナリオとリアクションをお届けしました。
いつもとは少し違ったテイストのリアクションの執筆は、難しい部分もありましたが、その違いを楽しみながら書くこともできました。
楽しく読んで頂けましたなら、幸いです。
なお、ガイドでは、夢と現実の分量は半々としておりましたが、アクションで投稿いただいた内容を考慮して、実際のリアクションは全体として夢のシーンを多めに執筆しました。
当初の予定と異なる配分になってしまったこと、謹んでお詫び申し上げます。
それでは、最後になりましたが、ご参加頂いた方、ここまでお読み頂いた方、そして「らっかみ!」に関わる全ての方々に感謝を。
ではでは、またどこかのあとがきでお会いできることを祈って。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月28日
参加申し込みの期限
2019年08月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年08月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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