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占い少女はいつも腹ペコ
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◆輝く未来への一歩
「ようこそなのだ! こないだはありがとうなのだ! まあどうぞ掛けてくださいなのだ!」
テントの中、イムイムにそう促されて椅子に座ったのは
宮祀 智瑜
だ。智瑜はイムイムにずっしりとした大きめの箱を差し出すと、口を開いた。
「イムイム、これお土産です。食べてね」
「おお!? これすっごく高価なものじゃないか?! ありがとうなのだ!」
赤、ピンク、緑、黄色、紫……箱の中に並ぶ色鮮やかなフルーツに目を輝かせて、イムイムはそれを受け取る。
「お腹空かせてるみたいだけど、倒れたりしてないかな?」
「みんなが色々くれるから大丈夫なのだ。ありがとうなのだ」
そうしてどこからか取り出した紙皿の上にぶどうを置くと、その房をナイフで丁寧に切り始めた。智瑜はそれを見ながら相談事を考えるが、恋愛絡みはなんだか落ち込んでしまいそうなので、別のことを考える。
「どうしよう……そうだ」
彼女は何やら思い立つと、口を開いた。
「高校を卒業して大学に行った方が良いのか宮祀青果店で働いた方が良いのかアドバイスがもらえたら嬉しいです」
「ふむふむ」
イムイムはぶどうの一粒を早速食べながら、その内容を真剣に聞いている。時折押し黙るとモグモグ口を動かしているのはご愛敬だ。智瑜はイムイムの様子を見ながら、こう続けた。
「私は青果店で働こうと思ってるけど、お祖父ちゃんとお祖母ちゃんは大学進学を勧めてくれてるんです」
「ふむふむ……勉強するといいことあるらしいな。豪華な服着たオニーサンがよく言ってるのだ」
「そうなんですか。イムイムの住んでる星幽塔は大学とかあるんですか?」
「うーん……ダイガク……は聞いたことないのだ。でも難しいこと勉強してる人はいっぱいいるのだ」
それを最後まで聞くとイムイムはゴクリとぶどうを飲み込み、なんだか神妙な面持ちになる。
「よし、わかったのだ」
そうして懐からカードを取り出しては机の上に並べていく。智瑜がカードを繰るイムイムの手を眺めていると、イムイムは突然腕を組み、唸り始めた。
「んむー……んむむむむー……」
智瑜がその様子をにこにこと見守っていると、イムイムは何か天啓でも得たかのようにピンと立ち上がり、すぐさま座ってカードを開き始めた。
「迷ってるのがすごくわかるのだ……どちらを選んでも、最終的には良いようになるのだ。チュチュは賢そうだし優しいのだ。それをみんなちゃんと見てるのだ。だからなんだかんだ上手くいくのだ」
Vの字に分かれて並んでいるカードの左側にある、吊るされた男のカードを指さしながら、イムイムはこう続ける。
「だからその途中の話をするのだ。働く方ではこのカード……チュチュが困難に立ち向かって努力する姿が見えたのだ。やっぱり若いうちに働くのは大変なのだ……でもその分鍛えられるのだ!」
続いてイムイムは右側にある、ライオンの絵柄のカードを指さしながらこう言った。
「ダイガクに行く方では……んむむー……これなのだ。これもこれで勉強にお手伝いにと頑張る姿が見えたのだ。ダイガクも楽しいことばっかりじゃないってことみたいなのだ……でもこっちは前向きな努力なのだ」
智瑜はイムイムの言葉を真剣に聞いている。イムイムは腕を組んで智瑜と目線を合わせた。
「イムイムはダイガクに行った方がいいと思うのだ。オニーサンがいうには勉強するためだけに遠くからはるばるやって来る人もいるらしいのだ。ダイガクではそういう人と会えると思うのだ」
ここまで言うと、イムイムはミネラルウォーターをごくごくと飲み始めた。どうやらこれで占いは終わりらしい。目を細めた智瑜をイムイムは気まずそうに見遣る。
「チュチュを否定しちゃったみたいで申し訳ない気分なのだ」
「そんなことないです。背中を押してもらったような気分です」
「ならよかったのだ」
智瑜はふうっと息を吐き、立ち上がった。
「まだ寝子島にいるなら今度案内しますよ。観覧車とか水族館とかおススメです」
「そうなのか!? 案内してもらいたいのだ! よろしくなのだ!」
そうして二人で笑い合った後、智瑜はイムイムに深々と礼をすると、颯爽とした足取りでテントを出ていく。それを見送ると、イムイムは早速貰ったフルーツに手を付けた。
「うむ! 美味しいのだ!」
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あとがき
担当マスター:
六原紀伊
ファンレターはマスターページから!
六原です。この度はご参加いただきありがとうございました。
食べ物もたくさんありがとうございます。いただいた食べ物はイムイムが美味しくいただきました。
ご相談内容についてはリアクション中で答えていますが、全体的な結果は個別コメントで簡単に書いています。
イムイムからのお礼の一言付きです。イムイムはしばらく寝子島に留まるようですので、また皆さんを占うこともあるかもしれません。
またご縁がありましたらよろしくお願いします。
それでは、ご参加ありがとうございました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月27日
参加申し込みの期限
2019年08月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年08月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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